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「僕たちの・・・正義の戦い」 第82話     [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

はじめての・・・お越しのかたは・・・こちらからお入りください。
途中からでは、話がご理解できないと思いますので・・・・

僕達のメニメニ大作戦・・・6

「ねえ・・・楊ママのところへ何しに行くの[揺れるハート]?」

車を走らせながら・・・ミサが聞いてくる。

「えっ!ミサ・・優子から何も聞いてないわけ?」
「うん・・・あなたを一晩貸すから・・・たっぷり甘えてきなさいって・・・それだけ[揺れるハート]
「他の誰からも?」
「うん・・・横浜deデートしてらっしゃい!ってそれだけなの・・・みんな口を揃えて・・・行けば解るって!何なの[揺れるハート]?」

どうやら・・・何も聞かされてないのだ。運転中に事故られても困るので、車を停めさせることにした。

「ねえ・・・ミサ!次の角を右に曲がって・・・まっすぐ行くと・・大きな公園があるから・・そこに停めてくれる?」
「うん・・・いいけど・・・・」

僕が言ったとおり・・公園の横の道の路上パーキングに車を停めるミサ。

「ねえ・・・何かあるんでしょう?紗江子さんにも・・いっぱい買ってもらっちゃったし・・・」
「何を?」
「洋服とか・・・色々・・後で見せてあげる・・・」
「そう!あのね・・・心の準備いいかな?」
「うん[揺れるハート]
「耳貸してくれる?」
「ミミ?ミミは・・・駄目!」
「あのミミじゃなくて・・・ミサの耳・・ややっこしい名前だよな・・・漫才じゃないんだから・・」
「ごめんね・・どうしたの?」
「あのね・・・先日の宝くじなんだけど・・・」 僕は少し声のトーンを落とした。
「駄目だったんでしょ・・・」
「うん・・・1千3百しか・・・・」
「千三百円?」
「違う・・・一万円札で・・・」
「えっ!・・・ええっ~!」
「だからね・・・これから・・・間に入ってくれるヤクザ屋さんに会いに行くの・・・お金出来たから・・・・解る?」
「う・・うん[揺れるハート]

やっぱり・・・運転中じゃなくて良かった。ミサの眼からポロポロ涙の粒が・・・こぼれてきたと思ったら・・・
大泣き状態。

「ね・・ねえ・・ミサ!ここ・・一応路上だからさ・・・通行人に俺睨まれるし・・・・・泣くのやめてくれないかな」
「だ・・だって・・・し・・信じられなくて・・・」
「まあね・・・もうすぐ・・・完全に自由にして上げられるか解らないけど・・・・作戦スタートするからね。」
「作戦?」
「うん・・・万一のときは・・・楊ママが守ってくれる。だから・・・心配しなくていいからね。」
「あ・・あなたは?」
「俺?ああ・・・大丈夫!ヤクザにはヤクザ・・・政治家には政治家。あの・・・アホ親子。二度とお天道様の下歩けなくしてやる。」
「出来るの?」
「まあね・・・新しい仲間のヤマいるじゃん。あいつ・・・超有名な大物政治家の隠し子だからね・・そのセンで・・党公認取り消しとか・・・除名とか色々できるわけで・・・まあ・・二度と政治家のバッチは付けられなくしてくれるそうだけど・・・」
「じゃ・・じゃあ・・・」
「ああ・・・後援会も解散。そんな奴が地元にいられるわけないじゃん。政治家も落選すれば一般人だから・・・」
「あ・・・あなたには・・何もないのね?」
「どうだろう・・・決着は俺の手で付ける。・・・俺の女に手を出すな!ってどうかな?」
「まあまあ・・・だけど・・・すごくうれしい[揺れるハート]!」

すこし・・・落ち着いたのか・・・笑顔が戻ってきているミサ。泣いたカラスがもう笑顔に戻っている。

「行こうか?でも・・飛ばさなくていいからね・・・楊ママが9時過ぎにお店に来なさいって言ってたから・・」
「じゃあ・・・デート出来るわよね?」
「まあね・・・」
「じゃあ・・・飛ばそう!」
「ワァ~ッオ!でも・・・スピード違反で捕まらないようにね!」

高速道路の入り口を目指すミサ。どうやら・・・この辺の地図は全部頭に入っているみたい。

「ねえ[揺れるハート]今夜・・どこに泊まるの?」
「と・・取ってない・・・・」
「うそぉ~[揺れるハート]
「冗談!ママが・・・家に泊まれって・・・」
「えっ!そんなぁ・・・でも・・・」
「なんてね!楊ママが・・ちゃんとしたホテル用意してくれてある。・・ええとぉ~タワーの近くだって言ってたけど・・」
「ホテルの名前聞いてないの?」
「うん・・・着いたら電話することになってるから・・・まあ・・・俺的に言えば・・・ラブホに直行したいけどね・・・」
「もう!ばかぁ[揺れるハート]

車は羽田空港の横を抜け・・・もうすぐ・・・川崎・・そして横浜へと進んでゆく・・・

「ねえ・・・高速降りたらさ・・・どこか・・・電話ボックスのところで停めてくれる?」
「うん[揺れるハート]・・・」

楊ママに言われたホテルにチェックイン。「何も書かなくていいようになっているからね!」と言われたとおり、
だって・・・チェックインにフロントに行ったんだけど・・既にチェックイン済みになっていて・・・「楊・・・」と言ったとたん
マネージャーがぶっ飛んできてお部屋に・・・ご案内!
既に・・そこには・・・またもや・・・僕用に用意されたジャケットとスラックス。それに・・・靴まで・・・
ミサ用には・・・・この間作ってもらったときにきっと・・・ママがオーダーしておいたに違いない・・・チャイナドレスと小物一式。と言うことは・・・・全員分・・新しいドレス類が発送されているに決まっています。

「あちゃ~また・・やられた!」
「ねえ・・もしかして・・・コレ!あたしの[揺れるハート]?」
「もしかしてじゃなくてシンデレラの気分でしょ?現代版の魔女だよねママ。みんなのこと私の娘!って言っているもの・・・・」
「う・・うれしい[揺れるハート]
「うん・・・つまり・・・コレ着て行かなきゃいけないってことだけど・・・」

そこへ・・・マネジャーが再び・・・ルームサービスのボーイさんと一緒にやってきた。

「楊様からお二人様がチェックインされたらご用意するようにと申されておりまして・・・」

運ばれてきたのは・・・ケーキの盛り合わせとサンドィッチ・・それにコーヒーと紅茶。

「ねえ・・・マネージャーさん後は何か来る?」
「いいえ・・・お迎えの車が8時半に参りますので・・・それまでにお支度をとの事でございました。」
「そう・・・お迎え付きか・・・」
「では・・・失礼いたします。」

開け放たれたカーテンの向こうには港を出たり入ったりする船・船・船・・・・そして・・・窓辺にセットされた椅子を
向かいあわせから・・・二つ並べて・・・ちょっとしたコーヒータイム。

「ねえ・・・ミサ。迎えまで・・・あと4時間あるけど・・・何しようか?」

僕の問いかけに微笑むミサ・・・・多分・・・僕と同じことを考えているに違いないんだけど・・・・



「僕たちの・・・正義の戦い」 第83話へ・・・続く・・・・








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