オストドのひとりごと。「結婚写真・・・・」 [ひとりごと]
何気ない会話の中で・・・
「ねえ・・・写真だけでも撮っておけば良かったかな?」 突然・・・妻が切り出す。
「そうだね・・・ごめんな!そんな余裕もなかったもの」 私はこう答えるしかなかった。
「うん・・解っている。」 ちょっと妻はまだ・・何か言いたそうだ。
「結婚指輪だって買えなかったもんな。」
「うん。後で買って貰ったけど・・・・」
「それだってさ・・・小遣い貯めて・・・清水の舞台から飛び降りて買ったんだからね」
「うん・・・」
「そうだ!今からでもおそくない・・・パァッ~とやろうか?南の島の教会で・・・」
「嫌よ!こんな年齢になって・・・ウエディングドレスなんか着られないもの・・・」
「俺だって・・・タキシードなんかもう・・着たくないけど。じゃあ・・・紋付袴だな・・・そうなると・・・」
「どうなるわけ?」
「くそ暑い中で・・・打ち掛け着る?角隠しもあるじゃん・・・」
「やだぁ!やっぱりやめよう・・・・」
「だね。見世物になるのは・・・嫌だからね。絶対・・・」
「そうよね・・・新婚旅行?も行ったし・・・」
「あれは・・新婚旅行というより・・・貧困旅行」
「ばかっ!」
「だってさ・・・格安のエコノミーのチケット取ってもらって・・・・ホテルは・・タダ同然で・・・」
「でも・・・スィートだったじゃない・・・」
「うん・・・現地ラウンドの社長に泣きついたら・・・スィートにしてくれただけ・・・あっ!お金払ってない・・・」
「えっ?」
「まあ・・・いいんだろうな・・・きっと・・・お祝いだったんじゃないかな・・・もう・・払いようもないし・・・」
「なんで?」
「会社がないの・・・潰れちゃったみたいでさ・・・」
「ウチがお金払わなかったせい?」
「いや・・・・放漫経営のツケ。」
「それならいいけど。」
妻にはそうは言ったものの・・・「ジジィとババァになっての結婚式も悪くないよな」と思う。
妻には内緒で・・・準備に着手でもしてみようかな・・・・その国の民族衣装を着ての結婚式・・・・
「ねえ・・・写真だけでも撮っておけば良かったかな?」 突然・・・妻が切り出す。
「そうだね・・・ごめんな!そんな余裕もなかったもの」 私はこう答えるしかなかった。
「うん・・解っている。」 ちょっと妻はまだ・・何か言いたそうだ。
「結婚指輪だって買えなかったもんな。」
「うん。後で買って貰ったけど・・・・」
「それだってさ・・・小遣い貯めて・・・清水の舞台から飛び降りて買ったんだからね」
「うん・・・」
「そうだ!今からでもおそくない・・・パァッ~とやろうか?南の島の教会で・・・」
「嫌よ!こんな年齢になって・・・ウエディングドレスなんか着られないもの・・・」
「俺だって・・・タキシードなんかもう・・着たくないけど。じゃあ・・・紋付袴だな・・・そうなると・・・」
「どうなるわけ?」
「くそ暑い中で・・・打ち掛け着る?角隠しもあるじゃん・・・」
「やだぁ!やっぱりやめよう・・・・」
「だね。見世物になるのは・・・嫌だからね。絶対・・・」
「そうよね・・・新婚旅行?も行ったし・・・」
「あれは・・新婚旅行というより・・・貧困旅行」
「ばかっ!」
「だってさ・・・格安のエコノミーのチケット取ってもらって・・・・ホテルは・・タダ同然で・・・」
「でも・・・スィートだったじゃない・・・」
「うん・・・現地ラウンドの社長に泣きついたら・・・スィートにしてくれただけ・・・あっ!お金払ってない・・・」
「えっ?」
「まあ・・・いいんだろうな・・・きっと・・・お祝いだったんじゃないかな・・・もう・・払いようもないし・・・」
「なんで?」
「会社がないの・・・潰れちゃったみたいでさ・・・」
「ウチがお金払わなかったせい?」
「いや・・・・放漫経営のツケ。」
「それならいいけど。」
妻にはそうは言ったものの・・・「ジジィとババァになっての結婚式も悪くないよな」と思う。
妻には内緒で・・・準備に着手でもしてみようかな・・・・その国の民族衣装を着ての結婚式・・・・
コメント 0