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「僕たちの・・・正義の戦い」 第84話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

はじめての・・・お越しのかたは・・・こちらからお入りください。
途中からでは、話がご理解できないと思いますので・・・・

再開にあたって・・ご挨拶申し上げます。

僕です。最近・・・種馬ではないか?と思うような生活を送っています。
種付け料は・・・貰ったり貰わなかったりしています。
現役途中でレースより繁殖に廻された牡馬みたい。まあ・・僕の身体の中を流れているだろう・・日本オオカミの血ゆえでしょうか?
さて・・・このたびは未来の僕が・・不届きにも南の島へ「仕事と名を借りた遊び」に行ってしまい。ご迷惑をおかけしました。
まあ・・本人曰く・・・「健全な旅」を強調していますけど・・・どうせ僕のことだから・・・う~ん。
理性の僕が残っているといいんですけど・・・本能の僕が全面に出ているのか解りません。
未来の僕が遊びに行っている間に・・こっちは美味しい獲物を前に、「お預け!」を喰っています。
出演者一同・・・怒りに肩を震わせています。また・・・連日のように舞台の再開を働きかけてくださった皆様に感謝申し上げ・・・ここに再開したいと思います。
どうやら・・・すっかり待ちくたびれ眠りについていたミサも起き上がったようですので・・幕を開けたいと思います。
では、ご一緒に・・・・タイ~ム・・・スリップ~・・・・

僕達のメニメニ大作戦・・・7

バスルームでゴシゴシとミサに一皮剥かれた僕。バスタオル一枚でベッドルームに放り出されました。
楊ママとの食事が終わってホテルに戻ってくると・・・窓際のテーブルの上にはキンキンに冷えたシャンパンとグラス。
そして、季節外れじゃないの?と思いたいけど、イチゴが添えられついでに・・チョコレートまで用意されています。
どうやら・・・ホテルのサービスみたいです。でも・・支配人。僕の年齢知ったら驚くだろうと思います。
僕・・・まだ高校1年生16歳です。
ちょっと喉が渇いたので「神泉」を飲みながら厚いカーテン越しに横浜の夜景を見ながら思うのですけど、僕はどうやら多重人格のようです。悪さをしているときの僕。エセ神主やエセ陰陽師のときの僕。エセピアニストの僕・・・どれが本当の僕なのか解りません。そういえば・・・女性も様々な顔を持っているんだなぁ~と思います。
まず・・・僕の奥さんである優子。そもそも・・・優子と結ばれてから僕の置かれている環境が大きく変わりました。
鎮守の森へ行って・・優子と出会って・・・散々な目にも遭いましたけど・・・お互いに結ばれる運命だったのでしょうか?
まあ・・・何事も経験・・つまり実地勉強なわけですから・・・学校でつまらないサイン・コサインがどうのとか、ニュートンの法則だとか・・昔の日本はどうだったとか勉強しないで済んでいるのでこれはこれで・・・ありな人生。
特に勉強になったのは・・・魔女たちの顔や態度の変化は面白い。
例えば・・・カオリさん。怖いスケ番の顔もあれば・・・僕とひとつになってあえいでいる顔は全然違います。
そういえば・・美希もその一人。初めて会ったのは・・僕達が高校に入学したとき・・・生活指導室の常連だった僕。そのとき遭遇したのが・・・オールドミス風の美希。まあ・・・今でも学園ではそのスタイルを崩していませんけど・・・二人きりになったときの美希は明らかに別人。唯一・・微妙な変化で留まっているのは紗江子くらい。
それでも・・・やっぱり・・・別の顔を覗かせるときもあります。

「こらぁ[揺れるハート]何・・・ノスタルジックに佇んでいるの[揺れるハート]?」

ミサがバスローブを身に纏いバスルームから出てきて、僕に後ろから抱きつく。

「いや・・・横浜の夜景って綺麗でしょ?俺・・好きなんだよねこの景色」
「そうね・・キレイ・・・まるで宝石箱をひっくり返したみたい[揺れるハート]
「でしょ?ねえ・・・ミサ。シャンパンの栓空けようか?」
「そうね[揺れるハート]じゃあ・・・乾杯してから・・・ゆっくりとファションショーでもしようかな[揺れるハート]?」
「ふぁ・・ふぁしょんしょん?」
「そうじゃなくて・・・ファションショー[揺れるハート]
「そうだった・・・紗江子さんに一杯買ってもらったんだっけ?」
「そう・・・どれふぁいいか選んで[揺れるハート]・・・今夜のために・・・うふふ[揺れるハート]

僕はシャンパンのボトルをボトルクーラーから抜き出し・・・添えられているナプキンで水気を拭き・・・栓が飛ばないように押さえながら・・・栓をポンッ!と抜き・・・2つのグラスに注ぎこみます。

「ねえ[揺れるハート]なんていう・・シャンパンなの?」
「ええとぉ~シャンメリーじゃないことは・・確かだな・・・・ド・・・ドンなんとか・・・」
「綺麗な色[揺れるハート]
「うん・・・飲みきれるかな・・・コレ!フルボトルだけど・・・・」
「そうね[揺れるハート]
「まあ・・・栓しときゃ大丈夫かな?そうだ・・・お風呂に入れたら・・バスクリンの代わりになるかも・・・」
「もう!もうちょっとムード出せない[揺れるハート]?」
「ごめん・・・」
「でも・・それいい案かも・・後でやってみようか[揺れるハート]

お互い無知もいいところ・・・後で聞いたのだけど・・それ一本ウン万円の値打ちもの・・・
道理で・・・そのシャンパンを・・ドボドボとお風呂に入れて入浴したミサの身体が一段と美味に感じたのか・・・・

ファッションショーで一番ドキッ!となったのは最後の最後・・・まるで・・・清楚だったミサが小悪魔いや・・・まるで大魔女になったように、僕の視線を捕らえて離さない。
僕の僕自身は隆々と隆起し・・・そのまま・・・ミサをベッドに押し倒したくらいの変貌ぶり・・・・もちろん・・僕だけではないミサもまるで生まれ変わってまるで・・・娼婦のように・・・延々と僕を求め続ける。
僕の本能は理性の僕に救援を乞いそして・・・美酒に浸した美味しい果物を貪るようにあっちの神様がえっちらほっちら頑張る。
ミサの身体はまるでブラックホールのように・・どんどん僕から精気を奪ってゆく。
やがて・・・朝が音も無くやってくる。横浜の港が赤く染まってゆくころ・・・僕とミサは互いにひとつになったまま・・・
眠りについていた。
ミサがシャワーを浴びている間にベッドサイドにルームサービスで運ばれてくる食事。
ミサとベッドで食事を食べる。勿論・・・食後のデザートはミサそのものだけど・・・・

「お世話になりましたぁ~」

支配人の見送りを受けてホテルをチェックアウト。お金を取られるどころか・・・お土産を一杯車に積み込まれる。
楊ママが用意してくれたものだろう。ホテルメイドのケーキまである。ひとつで足りるかな?」と思っていたら・・・
全種類のケーキ7箱も積み込まれる。

「うわぁ~甘ったるい匂い・・・気持ち悪くなりそう・・・ねえ・・・ミサ。タバコ吸っていいかな?」
「駄目!ケーキがタバコ臭くなるでしょ・・・・」
「吐いてもいいかな?」
「キタナイなぁ~じゃあ・・・窓開けて吸ってもいいから・・・タバコ[揺れるハート]
「い・・いけねぇ~タバコ買い忘れた・・・あ~ん!」
「もう!ダッシュボードの中に袋あるでしょ・・・ピンクの・・その中に入っているわ[揺れるハート]

車は一路・・・鎮守の森へ向かって走っている。ミサが買っておいてくれたメンソールのタバコの煙が窓から吸いだされてゆく。もうすぐ・・・懐かしい景色が見えてくるはず・・・・



「僕たちの・・・正義の戦い」 第85話 へ・・・続く・・・


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