オストドのひとりごと。「どうやって・・逃げ出そうかな・・・・」

オストドでございます。

「人命は何よりも優先される」

これ・・・当たり前のことなんですけど・・・

その割には・・・安全はコストがかかるから・・・・と結構、ギリギリの安全対策しかしていない

建設現場が多いのは現実です。

お役所の工事でさえ・・・床の荷過重がもたないから・・と平気に「安衛法」（安全衛生法）や、

労基法（労働基準）にでさえ・・抵触しそうな工事もあります。

もし・・・死人を出したら大変なことになります。

大体、直接雇用主である社長は・・多分・・１か月は朝から晩まで労働基準局の出先機関に

延々“缶詰状態”とも・・“軟禁状態”に置かれます。

昔は・・・この現場は「何人死んで、何人がどのくらいのケガをして・・・その保障が・・・」なんて

計算もされていたそうでございますが・・・・・

最近では、「安全意識」が高まってまいりましたが、それでも・・・昨日まで一緒に働いていた人が、

足場から転落死したりする業界。他の産業に比べたら・・・非常にリスクは高いんです。

そこで・・最近・・・毎月の様に「労働安全衛生協議会」とかが開催され・・・

そこに事業主もしくは安全担当が出席して・・・「ああでもない。こうでもない。」とやっています。

さらに・・・安全大会と言うのが年に何回かあるわけでして・・・・・

まあ・・・言わせていただければ、「暖簾に腕押し」。もっと酷評させていただければ、

「そんなの・・・対外的なアピールだけじゃん。根本解決になんね～よ！」

叫びたい気分でございます。

まあ・・・お客様（施主）に対して、当社はこのように安全に取り組んでおりますというアピールだけ。

そんなんだったら・・・「全部の作業員を集めて、お祓いでもしやがれ！」

それか・・・「現場一斉パトロールを実施しろ！」と言いたい。

何故なら・・・日中、ヘッドライトをつけて・・防塵マスクを顔に張り付けて・・・ほとんど明かりのない

環境で作業しているんだから・・・・

まあ・・・私たちが誇れるのは・・・・何もないところに穴が掘られ、基礎が打たれ、鉄骨が組みたてられ、

様々な機器とか設備が取りつけられ・・・・多くの人々が働き、暮らし、遊んでいただける場所を

造り上げたという達成感。そして・・・それがランドマークとなり・・・地図に載る。

「この・・・建物はお父さんが造ったんだぞぉ～」と子供たちに胸を張れることぐらいでしょうか・・・・

今日は・・・そのくだらない「安全大会」にこれから行ってこなければなりません。

オストド一応・・・統括安全衛生責任者なんですから・・・・・