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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第40話                [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。


「嵐の前触れ・・・」12

静香の実験台とは・・・新作で売り出す予定の“パンプキンパイ”と“アップルパイ”の味見係・・・・
それでなくても・・・一応、“辛党”系の僕にはよく味が解らなかった。まあ・・・かぼちゃとリンゴの区別が付いただけ・・・

「どお[揺れるハート]?」
「よく解らない!強いて言えば・・・」
「言えばぁ[揺れるハート]?」
「うん。俺たちに味見係は、無理だよぉ~まあ・・・リンゴとかぼちゃの違いくらいかな・・解ったのは・・・」
「そう・・・・」 

ちょっと落ち込む静香。本当は美味しいと言えばよかったんだろうけど・・・正直・・・僕はパイ系列は苦手なんだ。

「あっ!そうだ・・・両刀使いが居るよ・・・身近に・・・・」
先生でしょ[揺れるハート]あの・・・あなたたちが一度連れてきた・・・・」
「うん。美希・・・なら・・・」
「美希?」
「間違えた・・佐山美希先生なら・・・両方いけるから判るかも・・・・」
「美希ねえ~あなたたちは・・先生を呼び捨てにしているのかな?」
「あ・・あの・・そのぉ~」
「確か・・あなたは奥さんがいるのよねえ?」
「うん・・・一応・・・まだ未入籍だけど・・・」
「奥さんに言いつけちゃおうか?」

僕の顔をその胸に抱きながら・・耳元でささやく。まあ・・実験台になる前に・・お昼ごはんをご馳走になり・・・
お店の片付けを手伝って・・・静香の部屋のベッドの上に、今、僕は居るのだ。シャワーを浴びる間もなく、お店の上にある静香の部屋へ入るや否や・・僕の唇は静香に塞がれ・・・そしてそのまま・・ベッドに押し倒された格好になり、一戦を済ませたのだ。それから・・僕はシャワーを浴び、ガウンに着替えると、特製ドリンンクを飲まされて、パイが仕上がるまで・・スタインウェイを弾いていたのだ。
それから・・僕は“実験台”と称して・・・静香の口移しでパイを2種類食べさせられたわけだ。
大体・・・パイの最終仕上げを終え、シャワーを浴び、スケスケの赤いスリップとお揃いのパンティー姿で、軽くガウンを羽織っているだけの・・姿で口移しで食べさせられても・・・よく解らないと言うのか・・・目の前に透けて見える“美味しいさくらんぼう”の方が気になって仕方がないのは、当然のこと・・・
それに・・・僕の弱みを握ったつもりだろうけど・・・僕は奥さんである優子に、身柄をレンタルされている身だもの
その事は・・・別に僕の弱みにはならない。

「残念でした!俺・・レンタルされてるもん。」
「えっ[揺れるハート]?」
「あのねえ~色々あってね。今度・・じっくり話すけど・・・俺・・学校があるじゃん?」
「まあねえ~今日は試験だったし[揺れるハート]
「うん。それで・・月曜日から木曜日まではレンタルされているの・・・」
「よく解らないわ[揺れるハート]
「解らなくていいの・・“事実は小説より奇なり”だし・・・こうして・・・静香とこういう関係になったのだって・・・」
「そうよねえ[揺れるハート]・・・・」
「でしょ?俺ら・・・入学式の後からず~っと通っていたけど・・・そんな風にならなかったじゃん!」
「うん[揺れるハート]不思議なのよねえ~弟の同級生だもんね・・あなた[揺れるハート]
「うん・・・それよりさ・・・またやりたくなっちゃうんだけどね。そんな風にされると・・・」
「馬鹿ねえ~こっちはそのつもりなんだから[揺れるハート]

またもや・・・“濃い一戦2を終え、僕の僕自身が静香の中に、僕のぶんしんであるお魚さんたちを放ち終え、シャワーを浴びる。

「やべえ~こんな時間かぁ~急がなくっちゃ!」
「もう?明日も待ってるからね[揺れるハート]
「うん。」

静香が作ったアップルパイとパンプキンパイの残りを袋にtsめてもらい、僕が静香のマンションの部屋を飛び出したのが、丁度・・午後4時。何しろ・・・午後5時からは紗江子の店でアルバイトがある。商店街をダッシュで駆け抜けるも・・・薬局の前で急ブレーキを掛ける僕・・・

「やっぱ・・・栄養補給しとかないとな・・・おばちゃ~ん。いつもの!」
「あいよぉ~」

おばちゃんが差し出すユンケルと赤まむしついでに・・・ビタミン剤を大量に貰い、飲み干す。

「そういえば・・・兄ちゃん!」
「ん?」 僕は腰に手を当てて・・・コキュコキュ飲みほしたビンをカウンタへ置いた。
「あれ・・効いたかい?」
「あれ?・・ああ・・・例のね・・・効くよ!あれ・・・」
「そうかい・・・じゃあ・・・次はこれを試してみて・・・・」
「また・・・実験台なわけ?まあ・・・いいけどね。」
「タダとは言わないよ・・・今日のお代はサービスするから・・・」
「解った!そうとなれば・・断るわけにはいかなよな・・・・俺、社会奉仕部だもん。」

おばちゃんから渡された妖しげな箱に入ったものを、カバンに押し込む僕。

「兄ちゃん!明日は休みだろ?」
「本当はね・・・でも試験だから・・・明日は学校あるんだよ・・・」
「じゃあ・・・明日、感想が聴けるかな?」
「生きてればね・・・・」
「えっ!」
「“過労死”寸前だもの・・・・」
「大丈夫!まだ・・若いんだから・・・一晩、二晩寝なくても・・・・」
「そんなもんだよね・・・じゃあ・・おばちゃん・・明日も来ることになると思うけど・・・」
「はいよ・・待っているからね!」

僕は薬局を飛び出し・・駅で切符を買って改札口を抜け、階段を駆け上がった。
そこには・・・見慣れた姿いや、遭いたくない奴。鬼クマが電車を待っていたのだが、いsつものふてぶてしさが見当たらない。何しろ・・礼儀だけは煩い学校へ通っている身としては、挨拶しなければならない。

「熊田教官!こんにちは。今・・お帰りですか?」
「な・・なんだ・・・部長か・・・」
「採点立ち会われていたんですか?二限目もお会いできるかと思っていたんですけど・・・」
「ああ・・・お前らの答案が採点され・・吐きだされるのをな・・・・」
「如何でした?お気に召していただけましたでしょうか?」
「そんなことはどうでもいい。お前・・今まで何をしてた?」
「はい。学校の図書館は使用禁止なので、“別の図書館”で勉強してました。」
「お前の家は・・こっちじゃあるまい。」
「ええ・・・塾に通っていますので・・・」
「そうか・・・」
「ところで・・・熊田教官はこちら方面へお住まいなんですか?」
「いや・・・叔父・・いや理事長に呼ばれてな・・お宅へお伺いするところだ・・・」
「そうですか・・・それはお疲れのところ大変ですね。」
「ああ・・・それより・・・」
「はい?」
「塾も結構だが・・・身体鍛えとけよ・・・お前ら・・特にお前は徹底的にしごいてやるからな・・・」
「はい。ありがとうございます。それから・・・」
「ん?なんだ?」
「ついでに・・・この間の続きもやりましょうね・・・サドンレスで・・・では・・電車が来ましたので失礼します。」
「おう!後で吠え面かかせてやる。まあ・・せいぜい・・・残りの試験頑張るんだな!」
「はい!」

鬼クマは僕と別方向へ向かう電車に乗り込み、僕は紗江子の店へ向かうべく、電車に乗り込んだ。

「ふう・・いやな野郎にまた遭っちゃった。でも・・・ちゃんと宣戦布告はしたし・・・いいか!」

鬼クマは・・体育馬鹿。つまり・・・腕力だけしか能がないらしい。でも・・僕たちには鬼クマにない知恵がある。
“策略”だって・・・“罠”だって・・・立派な作戦のひとつだ。それに、鬼クマは勘違いしているようだが、鬼クマとその配下のサッカー部監督の味方は、当日グランドにはいない。他の先生方だって鬼クマとその配下の醜態をその目に焼き付けるためにくるわけだし・・・養護班は全部こちら側の人間。それに・・・万一に備え、レディース軍団を率いた僕の奥さんも周辺でいつでも突入できるように準備をしている。
“孤立無援”の体育馬鹿を懲らしめ、出来れば学校から追い出す。僕たちの作戦は着々と進んでいる。
まあ・・・“勝てば官軍、負ければ賊軍”と言う言葉もあるくらいだ。
徹底的に弱らせてから・・・鬼クマとタイマン勝負をするつもりだけど・・・兄さん邪魔をしないだろうな?
今頃・・・鎮守の森はどんな風が吹いているのだろうか・・・・

「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第41話へ・・・続く 
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