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「真夏の夜の夢」第57話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ちょっとおかしい生活・・1

「ただいま~ぁ」

優子は当たり前のように玄関を開けると叫ぶように言った。
僕はキョトン・・とした。だって・・・・誰もいるはずもない・・・そう今日から「2人だけの生活のはず」なのだから・・・・ところが・・・・ドタドタ走ってくる音・・・もしや・・・と思った瞬間。人影・・しかも艶かしい格好の女性が現れたから・・・・

「お帰りなさ~い。新婚さん!」出迎えてくれたのは・・あの鬼・・じゃなかったカオリさんだった。
カオリさんは、僕を秒殺しようとしたのだろうか・・・・・僕は玄関であんぐり口を開けたままだった。
しかし・・オスの本能は悲しいものがある。目の前に現れたカオリさんの艶かしい姿に僕の視線はくぎ付け・・・・隣には・・・優子が立っているのに・・・・・

「あら~ぁ・・カオリ。今日は休みだっけ?」
「いえ・・・・夜勤明けで・・・・」
「そう・・・お留守番ご苦労様!他の子は?」
「洋子と奈々子は日勤で・・・・・ミサはまだ寝てますね。・・あの娘よく寝るから・・・・」

そうだった。カオリさん達は一応・・ナースだった。勤務する病院は違うのだけど・・・・
因みに・・カオリさんは、この地域にある「たったひとつしかない総合病院」の看護婦さん。
小児科の病棟を担当しているらしい・・・
僕はこの・・鬼・・じゃなかったカオリさんが、「小児科」と知った日には・・腰が抜けてしまうほどびっくりした。だって・・・鬼・・・だもの

しかし目の前にいるカオリさんは・・・・思わずむしゃぶりつきたくなるような・・これが・・まさしく「悩殺」なんだな・・・・と思ったら・・・・・ヤバイ!また・・血が股間に集中しはじめようとしている。
そういえば、ここに最初に来た日・・・僕たちは・・・そう恐いお姉さま方とは知らずに・・・・ちょっかいをかけ・・・・反撃を喰らい・・・風呂場に続く廊下に正座させられて・・・目の前には・・おいしそうな・・・
お姉さま方・・・特にこのカオリさんは、スケスケのネグリジェ姿で・・・・(悪たれ連今日も反省なし⑧)
さらに・・・・僕たちが優子のものと勘違いしていた(優子のものももちろんあった・・・・)・・そう神社の屋根に登り・・見下ろしていたカラフルな下着・・・これオネエ様軍団のものだったんだ。(悪たれ連誕生②)
廊下に正座させられていた時・・・カオリさんは・・・もちろん下着をつけていたのだが・・・・多感・・まあ健全な高校生である(どこが?)僕たちは・・瞬時にその姿に悩殺されていたのだ。
しかし、今、目の前に見えているのは・・・・・透けているネグリジェと・・・・その薄い布切れの向こうには
大きくて・・形がよくて・・・・やわらかそうな・・・まさに今が旬と言った感じの桃が二つ。その上にはやはり
みじみずしそうなピンクのさくらんぼうが、「ちょこん」とその頂上にトッピングされている。
いわゆる・・・ノーブラ!。優子がその場に居なければ・・・多分野生のオオカミの血は煮えたぎり・・・どんな抵抗もなんのその・・・・だったに違いなかった。
そういえば・・・・このおっぱいを目にしたのは・・2度目である。旅館のお風呂で・・・写真を奪い返すべく特攻作戦を繰り広げ・・・・撃退されたとき・・・・・僕は目の前の幻を見たし・・・・あのおっぱいで窒息させられたのだから・・・・・

「ごくっ!」

僕は堪らず唾を飲み込んだ。その音は優子にも聞こえたのかもしれない。

「カオリ!あなた・・その格好・・・・ちょっとみっともないわね・・・それに・・ここに・・涎・・・・・・」

優子は瞬時に理解したらしい・・・・僕の限界が・・ほぼMAXに達しているのを・・・・・
カオリさんも自分の姿に気付いたらしかった・・・・あわてて・・・胸を隠しながら・・・・・
「す。すいません・・・こんな格好で・・・・寝るときはずしたほうが・・・・楽なもんで・・・・」

そのときの僕の正直な思いは・・・・・「やっぱり・・・・このひととも・・やりたい・・・・」だった。
相当、カオリさんたちも疲れているはず。一昨日・・ここに帰ってきて・・大掃除をしてくれたらしい。
僕は・・心の中で頭を下げた。でも・・僕は・・・健全な・・男子高校生・・つい・・・本音が・・・ポロッ!

「いやあ・・・・素晴らしい歓迎・・・・・最高っす!」
「あなた!!」
(ヤバ!優子が・・怒ってる)
「と・・とにかく・・カオリ・・あなた・・・着替えてらしゃい・・・」

カオリさんは「すいません・・・」と言うとバタバタ・・廊下を駆けて行った。

「お・・俺・・風呂にお湯いれて・・・」
「あなた~ぁ。バレてるわよ・・・・・ついでに覗こうって魂胆!」
(ヤバ!・・そこまでお見通し・・・・・でもここは知らばっくれるしかない)
「な・・・なんのことかな?」
「もう・・・・ここに可愛い妻がいるのに~」
「可愛い?・・・って今聴こえたような気がするけど・・・・・・幻聴?」
「えっ・・・・・そうよ・・・・げ・ん・ちょ・う・・そして・・これは・・・・ウフッ[揺れるハート]

優子は僕の腕を取ると思い切りねじ上げる・・・・・・

「い・痛ぇ~。ギ・ギブ・・・・・・助けて~・・・・可愛い奥さん!」

「だ・・め。」

僕の悲鳴が・・・・家はおろか・・・鎮守の森に響き渡った・・・夏の午後のことだった。


「真夏の夜の夢」第58話へ続く・・・・・

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