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「真夏の夜の夢」第59話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ちょっとおかしい生活3

「待てぇ~こらぁ~!」
「待てと言われて・・誰が待つかぁ~」

もちろん逃げるのは僕です。
鎮守の森は今日・・「も」やかましい一日がはじまりました。
まあ・・・ほんと・・・・いつもの光景で・・・・参拝にくる方も最初は驚いて見ておりましたが・・・・
(しかし・・誰も・・・優子を止め様とはしません。・・・怒った優子は・・・まるで・・・・夜叉ですから・・・)
今日の騒動の原因は・・・掃除です。・・いつものように境内の掃除を終え・・・家に戻るとカオリさんが廊下の拭き掃除を半分寝ぼけながら・・・・しておりましたので・・・・
つい・・下心まるだしで・・・・掃除のお手伝いを買って出たんです。
チラチラ見えるカオリさんの胸元に集中しすぎて・・・・優子を撥ね飛ばしてしまったんです。
それだけなら・・・優子にも過失があるわけでして・・・・怒ることもないのですが・・・・
その後・・・・・つい撥ね飛ばした優子・・大丈夫か?と思っていたところ・・・・
「ゴンッ!」
鈍い音がして・・正面衝突・・・・頭と頭がゴッツンコ・・・その反動で・・・・カオリさんが倒れたので・・・
抱き起こして・・・・・

「カオリさん・・・・大丈夫!ごめんね。」 と言いながら・・・手がいつのまにカオリさんのおっぱいの上にあってつい・・・モミ・・モミ・・としてしまったところを・・・・・・見られたわけです。
それで・・・・・さっきから・・・・・・

「ま・・待て・・この・・・・・・」
「誰が待つか~ぁ・・・・この鬼ババ・・・・」

この鬼ババ・・・発言・・・そう・・・・優子の闘争心に火をつけてしまいました。
こうなれば・・・僕には味方はいません。特に皆さん僕よりずっ~と年寄りなわけですから・・・
年齢の話には・・・ピクピクなる訳です。
そんなわけですから・・・・僕には味方が居ません。
そんなわけで・・・・さっきから走りまわっています。今日はカオリさんは既に戦力外ですし、洋子さんは日勤で出かけ・・・奈々子さんはもうすぐ夜勤から帰ってきますけど・・・・今はいません。
そうなれば・・・優子とミサだけです。
二人だけなら・・・そう・・・・二人だけなら・・・・逃げ切れたと思うのですが・・・・・

「ま・・まて・・・・こ・・あたし・・・・もう・・・だ・・め。」

優子がその場に座り込みました・・・・・僕はそのまま・・・・神殿の裏手に隠れ・・息を整えて・・更に逃げるタイミングっを図っていたのです・・・そこへ・・・・ミサが現れ・・万事窮すです。

「あ・・・・みっけ!・・・ねえ・・・・」
「ミ・ミサ・・きみまで・・・俺を・・・・・・裏切るのか?」
「えっ・・・・」
「キミだけは・・・信じたかった」
「そんな・・・・・」

そうです・・・・僕・・このミサと・・やっちゃってます。

「ねえ・・・ミサ・・・もうちょと・・いいだろ・・・こっちにおいでよ!」
「は・・はい。」
「俺さ・・・・優子と出会う前に・・・ミサに会いたかった」
「えっ・・・・」
「俺・・・・・ミサのこと・・・」
(まったく・・こいつ・・・・・やっぱり女たらし・・・タラちゃんです。)
「ゆ・・優子さんに・・わ・・悪い」
「じゃあ・・聞くけどさ・・・悪いと思いながら・・・俺とやっちゃったわけ・・・・」
「えっ・・・・それは・・・」
「でしょ・・・ねえ・・・・いいだろ」

抱きしめ・・・キスをしようとすると・・・戸惑いながらも・・・目を閉じて・・・・・
よし!チャンス!ミサを突き放し・・・・・

「ゴ・ゴメンネ・・・ミサ・・・・許して!・・・・」
(と・とんでもない男です。こんな奴許してはいけません。)
ミサ・・・顔を赤くして・・怒り出しました

「て・・てめぇ・・黙って聞いてりゃ・・・・・待てぇ!コノヤロ!~」

僕・・忘れてたんです。ミサも元スケ番・・・しかも陸上部出身。僕は写真部・・しかも幽霊部員でして・・・
勝てるわけありません。
でも・・・男の子は投げ出してはいけません。必死に走りましたが・・・・・・

多勢に無勢・・・勝てるわけ・・ありませんでした。
そして・・・・そうです。また・・・・・池に投げ込まれてしまいました。・・しかもパンツ一丁です。

「あなたぁ~そこで・・・しばらく・・・反省しててね~」
「ふん!」

今日は「無事故祈願」のお祓い(カッコだけですが・・・)があるのです。優子それ・・忘れてます。
僕は池の中・・・・つまりここには・・・・僕が前の川で釣ったハヤなんかもいるわけで・・・・・
パンツの隙間から・・・・僕の大事なところ・・・・チョンチョンと突っつきます。堪えていたのですけどつい

「ぎゃはははは・・・・・ばか・・・・やめろ・・・・・エ・・えさ・・もう・・やんねー・・・からな」
「ど・・どうしたの・・・・・」
「ぎゃははは・・・・パ・パンツの隙間・・・・魚・・・・チョンチョン・・って・・・こいつら・・・・恩知らず・・・・」
「そう・・良かったわね!お魚さんに遊んでもらいなさい!」

優子は行ってしまいました。
やっぱり・・忘れてる・・仕返しのチャンスです。僕は神主・・代行。つまりおじさんが・・都合の悪い(ほとんどです。)場合とか、
僕でいいから・・・と言う場合のみ・・・神主代行なんです。
今日は・・・地区長さんの新車納車の日。僕がチョイチョイチョイとやるわけですが・・・・・忘れてます。
もう・・そろそろ来る頃です。と思ったら・・・ブロロロ~エンジン音を響かせやってきました。

「優子ちゃん~ダンナいるだろ~お祓い受けに来たんだけど~」地区長の声は大きいので鎮守の森全体に響きます。
「は~い。」

そろそろ・・飛んでくる頃ですが・・・そうは問屋が卸しません。僕・・・ごはん食べてませんですし・・・・困らせなければ・・・・と思いました。

「秒読み開始・・・10・9・8・・・・・3・2・1」
「あなた~大変・・忘れてた~ぁ」と飛んでくる優子・・・読みどおり!

僕は知らん振りを決め込むつもり・・・

「お前等~もうエサやんないからな・・・・」と魚と格闘を演じます。
「あなた~ってば」
「なんでしょう?」
「あの・・・・地区長のお車のお祓い受けてたのを忘れてて・・・・」
「そうだったけ・・・・でも・・今日はやらないよ!・・魚と遊ぶのが忙しいからね・・何せ・・・メシも忘れて遊んでいるくらいだし・・・」
「あっ・・・そうだった・・・・とにかく・・すぐ上がってよ!」
「だから・・・嫌だと申し上げましたが・・それが何か?」

そこへ地区長・・まあ氏子総代なんで・・・・勝手に庭に入ってきます。

「おお・・いた!・・何そんなところで・・水浴びしなくても・・・」地区長には察しがついているようで・・・・
「いやぁ・・ちょっと・・誰かさんが・・今日一日・・魚と遊んでろ!と・・・・」
「なあ・・・さっさと出て・・お祓いしてくれよ!」
「地・・地区長・・あちらで・・・お茶でも・・・・」と慌てる優子。地区長を連れて行く。
慌てて戻ってくる優子。
「ねえ。お願いだからさ・・・・早く出て!」
「絶対ヤダ。・・池に入ってろって言ったの優子だしね。それにさ・・・・支度にも時間かかるし・・・・」
「ご・・ごめんなさい。お手伝いしますから・・・・」
「ヤダ。俺・・すごい機嫌悪いの・・・・今日は無理だな。・・・それで・・・地区長・・事故る。・・適当にお札渡せばいいじゃん」
「お願いします。地区・・怒らせるとまずいのよ・・・・」
「俺・・ガキだからさ・・知らない・・そんなこと」
「ねえ・・・今カオリが・・・話してくれてるから・・・・いいんだけど・・・・」
「まったく・・しょうがないなぁ~鬼は人使いあらくて・・・・」
「もう・・鬼でもなんでもいいから・・・お願いします。」

まあ・・適当に身支度して・・・(面倒だし)チョイチョイチョイとやり・・・お札を渡して・・・・・ハイ!3000円・・・ってケチ!
まあ・・お祝いに3万円貰ったし・・しょうがないけど・・・・・。

「うんうん・・・堂に入ってたな・・・うん。良かった」とご機嫌でお帰りになる・・地区長・・・

「お疲れ様でした。すぐ・・お食事にしますから・・・・」
「いらない。それより・・・バス何時だっけ?」
「えっ・・・・3時ですけど・・・・」
「そうか・・急げば間に合うな・・・・」
「えっ・・・・お帰りは・・・・」
「わからない。買い物もあるし・・・・ちょっと遊んで・・・・とにかく・・・着替えてくる。」

バス停間で走ったけど・・・・行ってしまった後、なにせここは・・・1~2時間に1本しかない。

「しゃあない・・・街まで歩くか・・バス待ってるより早いだろ・・・・」

田んぼの中の道をトボトボ歩いていると・・・・・
後ろからクラクションの音・・・うるせな!抜き炊きゃ抜け・・・と思い無視して歩く。
また・・・クラクションの音・・振り返ると・・・・・
「ゲッ!ミ・・ミサ・・・・」走って逃げても・・・車には勝てない・・いや・・・走ってもミサには勝てないが・・・・

「乗ってかない?仕事行く途中だから・・・・」
「ああ・・・」しょうがなく・・・車に乗り込む。

田んぼの中を車を走らせるミサ・・・会話はない・・・・

「ねえ・・お・・お腹空かないの~」「ああ・・・」(本当は駅前のマックに行くところです。地区長の車に積んであって・・・匂いに負けてるんです。)
「どこ行くの?」「さあ・・・とりあえず・・マック行って・・・・それから・・・電車で・・・ちょっくら出かけてくる」
「今日・・かえって来るんでしょう?」
「さあ・・・・遊んでくるから・・・・解らない・・戻るかなんて・・・」
「それよりさ・・・ミサ・・さっきはごめん・・・」
「いいんだ・・・少し・・傷ついたけど・・・許してあげる」
「そう・・それより・・・このまま・・二人で・・どっか行かない?」
「でも・・仕事あるしね・・・・」
「そうだね・・・じゃあ・・・駅で降ろして・・・」

車は駅前のショッピングセンターの近くへ・・・・
「じゃあ・・ありがと・・・・またね」

ミサは僕の姿が消えると優子に電話したらしい・・・・
いくら・・美味しいご飯も・・・飽きる・・・・たまに・・・・マックも食べたいし・・・・・僕健全な高校生だもん。

「真夏の夜の夢」第60話へ続く・・・・





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