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「真夏の夜の夢」第64話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

突然ですが~!

こっほん!え~委員長こと僕です。
信じられないことですが・・・・・・「アクセスランク941位!」

念願だった・・・3ケタ!のアクセスを頂きました。
ここに・・未来の馬鹿・・しゃなかったオストド・・・まあ僕の成れの果て・・・ですけど
この馬鹿になり代わり・・・・皆様に御礼申し上げる次第でございます。
本当~に・・沢山のアクセスありがとうございます。

「天にも昇る気持ち・・・・」とはこう言うものなのでしょうか?
とにかく・・・感謝・感謝・感謝・・・でございます。
このまま・・アクセスが・・増え続け・・・・2桁に・・なったら・・・・
多分・・未来の馬鹿・・・は心臓マヒでも起しかねないんじゃないかと・・・・・

それでは・・まだまだ・・・・・終ることのない・・・エンドレス物語は続いて行きます・・・・
それでは・・・・次の幕が開くようです・・・・・・・・

夏祭りのあと・・・1

鎮守の森にはまた・・・・静寂のときが訪れようとしている。
星たちはさっきまでの喧騒がまるで・・・幻だったように・・・煌き続け・・・木立を吹き抜ける風は木々の深緑の葉を時折揺らしながら・・・優しく吹き渡っている。
祭囃子が消え・・・人々が去った境内に佇む。
僕は・・虚脱感に襲われていた。少しの物悲しさ・・・達成感・・・・様々な思いが頭を駆け巡る。
ふと見上げた頭上の木には・・赤い風船が引っかかっている。・・きっと誰か小さい子が買ってもらった
風船を飛ばしてしまったのだろう・・・・
その風船が風に揺らめき・・・まるで泣いているように僕には思えた。
いつに間にか・・・・僕の目からは・・・涙のしずくが溢れ・・・・頬を伝ってゆく・・・こんな気分は初めて・・

「あなた・・・・皆さんが・・お待ちかねで・・・・」 優子が呼びにくる。
「ああ・・・」僕は優子に見られないよう・・・そっと涙を拭いた。

優子は僕の横に寄り添いながら・・・・

「静かねぇ~。いつもは・・・感じないのだけれど・・・」
「そうだね・・・・あのオネエ様方がいつもいるからじゃない?」
「そうね・・・・」
「あのさ・・・・俺・・・・いっそのこと・・・・」
「えっ?」
「ああ・・・・学校辞めて・・・・ここにいてもいいかな?」
「それは・・・・・あたしの・・・・ため?」
「ああ・・・それもあるけど・・・・俺・・ここに・・居たい」
「そうね・・・でも・・兄との約束・・あるでしょ?学校は卒業するって・・・」
「ああ・・・だけど・・・」
「駄目・・・・あたし・・約束守れない人・・愛した覚えがない・・・・」
「解った・・・・よ。・・・・・・・じゃあ・・・せめて・・・・・」
「えっ・・・・なに?」
「週末・・・とか長期休みには・・・・・」
「ええ。・・・・・・帰ってきてください。」
「それと・・・・」
「まだ・・・・あるの?」
「うん。カオリさんたちのことなんだけど・・・・」
「そう・・・・あなた・・・・あまり・・お好きじゃないみたいだし・・・・・」
「いや。違うんだ。いっそ・・ここに・・みんな住めたら!って思うのだけど・・・・」
「いいの?」

僕は最初・・・二人だけを望んでいたのは・・・事実。彼女たちを少し・・疎ましく思っていたのある。
しかし・・・闖入者は僕のほうだ。それに・・・・9月になれば・・・・ここを出て行かねばならない。
僕が・・ここに戻れる時間は・・・・雄大な川の流れみたいな時の流れに石を投げ込んだときの波紋のごとく・・・・短い。
優子は・・・1人ここで・・・・待っているしかない・・・・・

「本当に・・帰ってきて・・・くれる・・・?」
「当たり前だろ・・・」
「本当に?」
「ああ・・・」
「じゃあ・・・迎えに行く!」
「えっ?」
「だって・・そのほうが・・・・・早く会えるでしょ?」
「そうだね・・・・」

僕と優子は顔を見合わせ・・・笑いながら・・・・お互いの温もりを確かめるように・・抱き合っていた。
この・・・一瞬・・僕は・・・・今、この世が終っても決して後悔はしない・・・そう・・・感じ続けていた。
どれほど・・時が経ったろう・・・・・・

「あっ忘れてた・・・兄がさっき着いて・・・・・」
「えっ・・・・」
「それで・・・・・呼んで来い!って言われて・・・・・来たんだった。」
「じゃぁ・・・すぐ・・・行かないと」
「うん。」

僕たちは手を繋ぎ・・・・・・でも・・・・ゆっくり・・・・社務所に戻って行った。

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