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「僕たちは社会関係奉仕部」第63話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

オオカミたちの謝肉祭・・・11

僕は校舎の5階・・・・各種教室の・・・隅っこにある・・・地学室横の・・・地学準備室まで階段を駆け下り・・・そして渡り廊下を駆け抜け・・・階段を駆け上がった

トントン・・・・

「失礼しま~す。お呼びだそうで・・・」
「どうぞ・・・」
「はい・・・失礼しま~す。」

ドアを開けると・・・・あれ・・・姿がみえない・・・・

「そうか・・・地学室の方か・・・・」
準備室と地学室をつなぐドアを開けようとした瞬間・・・・・後ろからいきなり・・・抱きつかれ・・・・
どうやら・・・机の影に隠れていたらしい・・・・

「美希・・・・・」
「あなた・・・」

美希は僕の首に手を廻し・・・

「ねえ・・・キスしてくれる[黒ハート]・・」
「もちろん・・・・喜んで・・・」

長い・・キスを交わす・・・・・

「終わったのね・・・」「もうすぐ・・・一時間目終わるけど・・・・美希・・今日授業は?・・・まあ・・・今日は自習騒ぎになるはず・・・」
「えっ?」
「うん・・・美希聞きたくないだろうけど・・・もうすぐ・・景山の肉声が放送で流れる・・・勿論・・美希宛の謝罪と家族向けの謝罪・・・まあ・・美希の名前は全て消してある・・・・」
「うん・・・」
「それに・・・・レイプ未遂事件を仕組んだ・・・」
「じゃあ・・あの呼び出し・・・・」
「そう・・・・その証拠写真も押さえたし・・・・処刑後の景山の生写真もセットで・・全校に配布済み・・・・」
「それで・・・どうするの?」
「うん・・放送と同時に・・・・全校生徒が決起することになっている・・・・」
「決起?ま・・まさか・・・暴動?」
「そんな時代じゃない・・・無期限のストに入るだけ・・・・スト権は・・人権の一種だもんね」
「そ・・それで・・・・?」
「景山のクビ・・・それから・・・・今年度のテスト全廃は・・・おまけ・・・」
「いつまで・・・やるの?」
「ないしょ・・でも・・・明日・・・全校生徒集会が開かれる・・・その前に・・今日緊急職員会議・・・・」
「うん・・・そうなるの?」
「ああ・・・そこで・・・景山・・・クビになる・・・ついでに・・家族からも抹殺だろうな・・・政敵に証拠渡してあるから・・・
多分・・次の選挙いや・・その前に・・潔く辞職に追い込まれるか・・・どうか・・・・だな」
「そこまで・・やったの?」
「まあね・・・徹底的に社会的抹殺が‥身上ですから・・・・やられたら・・・1000倍にして返す・・・」
「それで・・・・もしかしたら・・・首謀者である・・僕の処分の話が出るかも・・・そうしたら・・・処分に賛成して・・・・」
「そ・・そんなこと・・・・できない。」
「いいから・・・そうして・・・そうしないと・・・・もう・・・美希に会えなくなる・・・・」
「うん・・・そうするのが・・・いいのね?」
「そう・・・そうするのが・・ベスト・・・だから・・・」

校内放送が始まった・・・僕は・・美希の耳を塞ぎ・・・なるだけ・・・・聞こえないようにした。
予定通り・・・校内のあちらこちらから・・・・大声が響いてきて・・・・僕たちの学園の全校生徒が・・・景山のクビ・・・そして・・・今年度の試験の全面・・・・廃止を訴えた・・・・

その呼応に反応して・・・兄さんが・・動いた・・・・本日の午後からの休校と・・・明日の全校集会の決定を校長先生に求め・・・・すぐ受理され・・・午後から休校と明日の全校集会の通知がされ・・・開放されることに・・・
でも・・・僕は・・・部室に戻らねばならない・・・・

「ねえ・・・今日・・来てくれるんでしょう?」
「お世話になります・・・月曜日~木曜日の朝まで・・・・」
「ねえ・・・部屋か・・・でも・・帰り・・・・そうだ・・・・紗江子のところで・・待っててくれる?」
「うん・・・そうする・・・・」

僕は美希にもう一度キスして・・・

「いいね・・・何も知らない・・・解った?」
「はい・・・・」
「じゃあ・・・後で・・」
「うん・・」

僕は部室に走って戻っていった。
部室には・・・オオカミ8頭がヒマそうに・・・・あくびをしながら・・・座っていた。
稲刈りと豊穣祭の打ち合わせが・・もうすぐ・・始まろうとしている・・・

「僕たちは社会関係奉仕部」第64話へ・・・続く・・・・





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