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「僕たちは社会関係奉仕部」第64話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

オオカミたちの謝肉祭・・・12

僕たちの・・・学園は私立高校・・・・つまり・・・公立と違いある程度・・勉強の出来ない人間でも・・・お金さえあれば・・・入れるし・・・一種のサービス会社と同じ・・・
まあ・・・頭の中身が足りない奴は・・・・実業系・・・そして・・・ある程度のレベルがあれば・・・進学系である普通科に学ぶ・・・とは・・言っても・・・殆ど出来の良さはあまり・・・変わらない。
とある国立大学理工学部の教授の息子も・・・同級生・・・こいつも親に家に帰ってくるな・・・・で・・
駅近くの下宿屋に住み・・・・改造銃や・・・オリジナル銃を作り上げ・・・・火薬も自分で作ってしまうほど
河原で・・実射実験をした際は・・・・10メートル先に並べた空き缶・・・・7個を貫通したほど・・・の腕前。
そんな馬鹿が・・・「よくまあ・・これだけ集まったもんだ」と感心するくらい・・・沢山いるのが僕たちだ。
そんな馬鹿が・・・全部・・決起したのだから・・・学校側も対応に苦慮しているらしい・・・
それはそうだろう・・・・・一教師が・・・こともあろうに強姦未遂事件を起こし・・・その発端を担っているのだから・・・
僕たち・・社会関係奉仕部は顧問である・・・学年主任と副顧問であるキー先生・・・それから何故か副顧問がもう1人・・増えることになるのだが・・・・それは後の話・・・・
打ち合わせが済み・・・・僕らは・・・2週間ほどの稲刈りと豊穣祭合宿に出発することになり・・・・
僕らは・・・本日の部活動は中止指令を受けたので・・・・学校近くのマックに集結することになった・・・・

「まあ・・・こんあものかな?」
「ああ・・・正義の使者もおもしろいけど・・・悪さするほうが・・・・もっとおもしろいけどなあ~」
「ああ・・・みんな・・ありがとう・・な・・・・俺のために・・・・」
「いいって・・・事よ・・・・どうせ・・・お前・・追い出した後は・・俺らの番だったかもしんないし・・・・・」
「しかし・・・景山も・・哀れだな・・・・ここまでやられるとは・・・・」
「ああ・・・俺らの部長に・・食指伸ばさなきゃ・・・・安泰でいられたものを・・・・」
「それで・・・・みんなにもうひとつ話があるんだが・・・・ミサの事だ・・・・」
「ミサ・・・ああ・・・あの・・・・」
「そうだ・・・・俺はミサも救う義理があるし・・・・」
「そりゃそうだな・・・・やっちまった・・恩義は返さないと・・・・・」
「ああ・・・それに・・・今回は・・ヤクザも絡んでくるから・・・俺1人でも構わない・・・」
「水臭せぇ~な~・・・・俺ら正義の味方よ・・・・理由聞かせろ・・・・」

僕は・・・・優子に聞いた話を説明した・・・・僕の説明を聞いた・・・・仲間達は・・・

「じゃあ・・・その親馬鹿・・国会議員の馬鹿息子・・・とその関連する・・・悪徳・・金融屋を始末するんだな?まあ・・・議員も落選しちまえば・・・・・ただの人以下だし・・・」
「問題は・・・・ヤー公だな・・・・・どっか・・つながりがあれば・・・・いいんだが・・・」
「ああ・・・でも・・金もいるなあ・・・俺らのバイト代じゃあ・・・どうしようも・・・・ちょ・・ちょっと窓の外・・・」
「あん?・・・」 一同・・窓に貼り付け状態・・・・
「なあ・・・宝くじに運・・・託すか?」
「宝くじ?」
「そう・・・・宝くじ・・・・そして・・・ここに・・・・神様に一番近い男・・いるじゃん・・・」
「そうか・・・・うん・・・お前・・神様にお願いしろ・・・・神様だって・・嫌だとは言わないだろう・・・だって・・ミサ巫女だもん・・・な」
「でも・・・宝くじ・・・・買うにも・・結構・・・・金かかるしなあ・・・・どうしよう?」
「そういや・・・・・楽器屋の店長・・・・・いいバイトあるって言ってたぜ・・・・」
「ああ・・・・あの悪徳商人・・・・」
「今から・・・行ってみるか?」
「でも・・あのやろ~相当抜くからなあ・・・・」
「時給・・・・3000円・・・・働きによっては・・・1万円くらいのなるらしいけど・・・・」
「何人ぐらい・・・働けるんだ?」
「多ければ・・多いほど・・って言ってたが・・・・」
「じゃあ・・・Yと俺で話聞いてくるか・・・・それから・・・・ウラ本・・・神田の親父は?」
「ああ・・・駄目みたいだな・・・・奥さん面会に行って・・・俺らに・・R宜しくって・・・・」
「R・・・・・ルートだ・・・・あの親父・・・・」
「一冊・・いくらだっけ?・・・・・3000円・・・・でも仕入れは・・・・500~1000円ってとこだろ・・・」
「じゃあ・・・一冊2500円くらいで・・・仕入れて売りさばくか?しかし・・・・売り子は・・・俺らじゃない」
「じゃあ・・・佐々木・・・お前に任せる・・・青○・佐伯・・・お前ら・・手伝え・・・・」
「ああ・・・高校生による・・・高校生のためのウラ本・・・・倉庫は・・・・佐々木の廃屋」
「じゃあ・・・Yト俺ハ・・・楽器屋・・・お前らは仕入れと販売ルート確保で・・・・」
「おう!」
「気をつけろよ・・・パクられるなよ・・・・」
「ああ・・・・神田の親父に頼まれた・・・・バイトしているだけだもんな・・・・俺ら・・・」
「じゃあ・・・・ミサ救出作戦始めるぞぉ~!」

僕とY以外は、都内某所にある・・・・ウラ本卸しのジジババのアパートへ向かい・・・・・
僕とYは・・・・楽器店の店長に会うべく・・・・反対方向の電車に飛び乗りました・・・・

「こんちゃ~」
「おう・・・・お前ら・・来たなぁ・・・・暇か?」
「まあ・・・多少なら・・・・」
「そうか・・・おい・・・委員長・・・お前・・ピアノだったよな?」
「ええ・・・」
「ちょと新しいの入ったんだが・・・・弾いてみろ・・・・」
「あれ・・・ローランドじゃないですか・・・・いいんですか?」
「ああ・・・ローランドの最新・・最高機種だ・・・・デモ演奏用だから・・・気兼ねなく・・やれ」
「じゃあ・・・遠慮なく・・・」
僕は・・・手始めに・・・・MR.LONELYを弾き始めた・・・・・
アンプのスイッチ切ってあったはず・・・だったのが・・・店長・・・いきなり・・・・フルボリュームに・・・・
僕は・・ヘッドフォンを装着しているので・・・解らなかったが・・・・
弾き終ると・・・廻りには・・・人だかりが・・・・店長が指を一本立て・・・もう一曲と合図を送ってくる。
そうねえ・・・・じゃあ・・・UNCHAINED MELODY・・・・を奏で・・・図に乗った僕は・・・
IF YOU LOVE ME (愛の讃歌)で締めくくった・・・・

「いやあ・・・良かった・・・やっぱり・・・ローランドは・・へたくそが弾いても・・いい音だな・・・」
「そうっすか・・・・」 
「いや・・冗談だ・・・・お前・・どのくらい・・・暗譜しているんだ?」
「多分・・・多少ずっこけていいなら・・・40曲ほど・・・・」
「そうか・・・そうそう・・・Y・・お前にも見せたいものが・・・・・これだ・・・モーリスの・・谷村モデル」
「あっ・・・それ・・・欲しいなあ・・・・」
「だろ・・・ちゃんと・・お前用に3本仕入れてあるから・・・・」
「一本で・・いいんですけど・・・」
「ああ・・・音も微妙に違うしなあ・・・・・一番気に入った奴買えばいいだろう?」
「でも・・・俺ら・・・金欠ですから・・・・バイト探していて・・・・」
「ええ・・・なにか・・・・割のいい・・バイトないですかねえ~」
「あることは・・あるが・・・・そうだ・・ここじゃなんだから・・・・上の事務所行くか?」
「はい。」

僕らはマンション1階の店舗から・・・出て・・・・2階の事務所・・と言ってもマンションの一室に向かった。
店長は気前よく・・・近くのサテンから・・・コーヒーを取って飲ませてくれた・・・・
「あっ・・・・!」 気付いたときには・・手遅れ・・・
この出前コーヒー飲んだ者は・・・・店長に恩返ししなければならない・・・不文律・・・・忘れてて・・・・

「なあ・・・お前ら・・・コーヒー飲んだよな!」
「はい・・・頂きました。」
「うん・・・じゃあ・・・・頼み・・・聞いてもらおうかな?」
「条件によってですけど・・・・・なんでも・・・時給3000円とか・・・って」
「ああ・・・そこでだ・・キミタチに頼みがあるんだが・・・・・」
「人殺しと・・・麻薬と・・・武器・・以外なら・・・・・」
「うんうん・・・何せウラ本配達もしてるしね・・・・」
「馬鹿・・Y・・・」
「ほほう・・・まあ・・・キミタチも健全な男子だ・・・違うかね?」
「そうですけど・・・・」
「女性と話したり・・・・お買い物を手伝ったり・・・まあ・・・色々あるが・・それで・・・1時間3000円・・・
それに・・・チップもある・・・・・どうだ・・・・いい・・バイトだろう・・・・」
「まあ・・・・ね」
「そこでだ・・・キミタチには・・・・多くの仲間を集めてもらう・・・・」
「はあ・・・・それで・・・店長には?」
「ああ・・・1人頭・・・・月1本納めてもらえれば・・・・」
「1000じゃないから・・・・1万ですね・・・」
「そう・・・・あとは・・・キミタチ次第で・・稼いでくれればいい・・・」
「なるほど・・・」
「じゃあ・・・考えて・・みます」
「おっと・・・キミタチは抜けられないからねえ・・・・」
「ど~おするよ・・Y」
「そうだな・・・・いいギターも欲しいし・・・例の件もあるじゃん・・・やるしかねえよ」
「そうだな・・・いつからですか?・・・仲間集める時間も必要ですし・・・・・」
「じゃあ・・・来週からだな・・・・それから・・・・服用意するから・・・サイズ教えとけよ・・・・・」
「了解!」

こうして・・・・ちょっと・・ヤバイ世界に足を踏み入れることになったのですが・・・・・
まあ・・・人生・・・経験は必要ですし・・・・それにミサ救出の為ですから・・・・

「僕たちは社会関係奉仕部」第65話へ・・・続く・・・・
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