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「僕たちは社会関係奉仕部」第83話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

ピンクのうさぎ・・・5

「ねえ・・・優子・・・ピンクのうさぎ・・・どこにあるかな?」
「さっき・・・ミサ・・・持ってて・・・あっ・・社務所・・」
「ねえ・・・着るの手伝ってくれる?」
「あのね・・・まあ・・・着たいなら・・別にいいけど・・・どうするの?」
「うん・・・素顔じゃ・・・ミサに謝りずらいでしょ・・・・だから・・・」
「まあ・・・あたしも・・見たかったから・・・別にいいけど・・・・」

社務所で・・・・また・・・ピンクのうさぎさんに・・変身!
僕・・・この格好気に入りました・・・・でも・・・・暑い日は着れません・・・僕・・・死んじゃうかもしれません。
優子に背中のチャックを閉めてもらい・・・・頭をすっぽり被ると・・・・優子におどけて見せると・・・

「うん・・・・なかなかいいんじゃない?あたしの・・・思ったとおり・・・かわいい・・・」
「・・・・・・・・・」 

僕は頭を振ることしか出来ませんので・・・前後に頭をゆすり・・・・優子を抱きしめると・・・そのまま・・・神殿に・・・
ミサ1人で・・・一生懸命運んでいますが・・・日本酒の瓶は、一回に1本ずつしか運べません。
僕は・・・ミサが神殿から出てくるのを待ち伏せ・・・・後ろから・・・・

「きゃあ・・・なんだ・・・びっくりした・・・また・・・着ているの?」
「・・・・・・・・・」 僕は両手(前足ですね・・)をあわせ・・・・拝み・・・・
「もう・・・こっちこそ・・・ごめんね・・・・許してくれる?」
「・・・・・・・・・」 僕は頭を大きく振り続けていたら・・・・ウサギの頭が・・・ポロッと・・・・抜けてしまい・・・
「ミサ・・・ごめん・・・・」
「いいの・・・運ぶの手伝ってくれる?でも・・・それ脱がないと・・・・」
「いや・・・・また・・・下着だけだから・・・・手が・・使えれば・・・・そうだ・・・上だけ脱げば・・・・」

ミサにチャックを下ろしてもらい・・・・二人で・・・大量の荷物を運び始めたところへ・・・作業服に着替えた・・・優子とカオリが・・・・援軍に駆けつけてきて・・・・なんとか・・・運び込み・・・・
当分・・・・塩も昆布もスルメも・・その他五穀も・・・・要りません・・・・。

「ねえ・・・今晩のごはん・・・・から揚げじゃないよね?」
「うん・・・・エビフライと・・・コロッケ・・・・それに・・・・サラダと・・・・あさりのみそ汁・・・・」
「それ・・・聞いたら腹減った・・・・・・」
「そうねえ・・・あたしも・・・お腹すいてきた・・・」
「わたし・・・なんか・・・忘れているような・・・あっ・・・ウサ公・・さっきはよくも・・・・・」
「ゴメン・・・カオリ・・・・許して・・・・」 僕・・身の危険を感じ・・・走り出しますが・・・絶対・・不利です・・・
「逃げなくていいぞぉ・・・・許してやるから・・・・」
「えっ・・・ホン・・・」 
どたっ
僕は・・振り向いた瞬間・・・・転んでしまいました・・・・・

「い・・ててて・・・・・天罰かな・・・・・」
「そう・・・でも・・・大丈夫?」

優子が駆け寄ってきて起してくれようと・・しますが・・・物理的に無理・・・結局・・・3人がかりで・・起してもらいました・・・・

美味しい・・夕食を終え・・・・居間で・・団欒のときに・・・優子が・・・思い出さなくて良い事を思い出し・・・・

「ねえ・・・地区長さんに頼まれた・・名前だけど・・・・」
「ああ・・優子選んだじゃん・・・孝一・・って・・・・」
「でも・・あなた・・・やっぱりって言ったけど・・・・」
「うん・・・鶏の優子に選ばしたの・・・・それと同じだから・・・・・・あっ・・・・・」
「そう・・・・・」
「うん・・・不思議だよね・・・・やっぱり・・・・優子は・・・・神様のお使いなのかな・・・」
「でも・・・地区長聞いたら・・怒るわよ・・・鶏に選ばせたら・・・・」
「大丈夫・・・・神様にお伺い立てたんだもの・・・・神様の言うとおり・・・・って」
「呆れた・・・・あなた・・・・」
「うん・・・だって・・・俺・・・エセ・・神主・・・・」
「あのね・・・神主でしょ・・・・まあ・・・代行って付くけど・・・まだ・・・・」
「うん・・・そうだけど・・・まあ・・・あの地区長だから・・・そんなもんでいいでしょ?」
「まあね・・・あの地区長だし・・・・・」
「何の話ですか?」 ミサが洗い物を終え・・・手を拭きながら・・・居間へ入ってくる・・・・
「うん・・・地区長とこの男の子の名前・・・」
「そうなの・・・・鶏の優子に選ばせたのよ・・・・この人・・・・」
「そ・・・そんな・・・・」
「でも・・・あの地区長でしょ?」
「まあ・・・確かに・・・あの・・・地区長だから・・・・・」
「まあ・・・良いじゃん・・・・地区長には黙っていれば・・いいんだし・・・・」

笑いの渦が居間に溢れるころ・・・・

「あっ・・・・洋子・・起さないと・・・・」 さっき・・・僕がノックアウトさせたまま・・・・・・
「じゃあ・・・俺・・起して来ようか?」
「いえ・・・また・・・ノックアウトしても・・・・あたし・・・行ってくる・・・・」

今日も・・・鎮守の森には・・・静寂はなく・・・・・魔女たちの笑い声と・・・ピンクのうさぎに変えられた・・・・
オオカミの・・・遠吠えが・・・響いています・・・・・

「僕たちは社会関係奉仕部」第84話へ・・・続く・・・・
 



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