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「僕たちは社会関係奉仕部」第87話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

修羅場!?・・・ご対面は神様のお導き・・・2

楊ママには・・・子供が居ない・・・・正確には・・居たといった方が正しい。
僕と・・・同じかそれより・・上だったか・・・記憶は定かではないのだが・・・可愛い女の子。
横浜の楊ママのところへ遊びに行くと・・・いつも一緒に遊んでいたし・・・お風呂だって・・一緒に入っていたくらい・・・・。
仲のいい・・・女の子というより・・・姉弟みたいだった・・・。
その子の名前は・・・・美唯・・・・僕はいつも・・・・・ミーちゃんと呼んでいたのを覚えている。
僕が小学校に入るか・・・入らないか位の頃・・・・・交通事故で・・・死んでしまったのである。
それから・・・僕が・・・・ママの子供みたいなものになっている・・・・
だから、僕はおじさんの事を・・・横浜のパ~パと呼んでいるし・・・・楊ママのことを横浜のマ~マと呼んでいる。まあ・・多少大人になったので・・・縮めて横浜のパパとかママになったわけ・・・・・
楊ママは・・・僕が連れてくる・・であろう・・・・女性に・・・いつか・・・チャイナ・ドレスを着せたいと・・・言っていたのを・・・僕は今・・・思い出した。
女性陣が・・・チャイナ・ドレスの店で・・・採寸したり・・・生地を選んでいる間・・・・僕は暇というわけではない・・・・横浜でも一・ニを争う有名テーラーの親父さんが・・・やってきたのである。
楊ママは・・・僕の服も仕立ててくれるらしい・・・・・
服の採寸が終わり・・・・揚げパンに蜂蜜をかけたものとジャスミン茶で・・・軽食・・・・だって・・お腹ペコペコ・・・・
女性陣が・・・・顔を上気させ・・・戻ってくる・・・・後で聞いた話なのだが・・・完全オーダーらしい
つまり・・・身体の線どおりに作られるわけ・・・・
今度から・・ここに来るときは・・全員着用しなければ・・・・ならないのだが・・・・・

「Q太郎・・・ちょっとこっちへ・・・いらっしゃい・・・」
「マ~マ・・・もしかして・・・・・・お説教?」 つい・・・・昔のクセが出てしまう・・・僕。
「違うわよ・・・・いいから・・いらっしゃい・・・・」
「はぁ~い」 僕は・・ママに腕を引っ張られるように・・・・事務所へ・・・・
「ねえ・・・Q太郎・・・・本当のママに会いたくない?」
「嫌・・・絶対・・・・そんなことしたら・・・・楊ママのところへも・・・・二度と来ないから・・・・」
「そう・・・やっぱりね・・・・この間・・・・来たのよ・・ここに・・・Q太郎が帰ったすぐ後・・・・」
「そう・・・僕・・手切れ金貰ったし・・・もう・・忘れてって・・言っておいて・・・・・それから・・・・弟かそれと妹にも・・・・宜しくって・・・・・」
「あなた・・・それでいいの?」
「うん・・・・僕・・・・結婚式したし・・・あっ!」
「そう・・・・結婚式・・呼んでくれるんじゃなかった・・け?」
「そうなんだけど・・・・・1回目は・・・鎮守の森の氏子さんたちに・・・三々九度やらされて・・・・2回目は・・・僕・・信州の山の中で・・竜神の滝に打たされて・・・・・3回目は・・・軽井沢の教会のパンフレット用のモデルって言われて・・・・・だから・・・指輪してるでしょ・・・・・ほら・・・・」 (各回にリンク貼っておきましたので・・・そちらからどうぞ・・・)
「そう・・・・皆様にちゃんと・・・お礼したの?」
「えっと・・・・鎮守の森は・・・お餅と引き出物配ったし・・・信州の村は・・・お餅持って挨拶したけど・・・また・・・後で・・お祝いいただいちゃって・・・・軽井沢は・・・・まあ・・・モデル料と相殺かな・・・・僕らの結婚式の写真・・・デ~ンって・・飾ってあるもの・・・・・」
「そう・・・・きちんとするのよ・・・わかった?」
「うん・・・・」
「そう・・・じゃあ・・・これ・・・・成人のお祝い・・・・」

ママ・・・赤い封筒を寄越しました・・・・・

「ねえ・・・ママ・・・成人式は・・まだだけど・・・・・」
「あのね・・・・一人前になったんでしょ・・・・」
「一人前ねえ・・・・まあ・・・赤ちゃんなら・・・いつ出来てもおかしくないかな・・・・・」
「もう・・・この子は・・・聞いてるこっちが・・・・まったく・・・・だから・・・そのお祝い。」
「でも・・・・みんなにドレス買ってもらったし・・・・僕・・・ブレザー作ってもらったし・・・・」
「いいから・・・遠慮しないで・・・・これは・・・あなたにあげるんだから・・・・但し・・・生きたことに使いなさい・・・・ゲームとかに使っちゃだめ・・・いいわね?」
「うん・・・ありがとう・・・ママ!」
「どういたしまして・・・さあ・・・・皆さんお待ちかねだし・・・・当店の最高級料理用意したから・・・一杯食べなさい・・・・」
「うん・・・・みんな喜ぶだろうけど・・・・僕・・・・・アレ・・・・」
「わかっているから・・・チャーハンでしょ・・・・Q太郎専用・・・・」
「うん・・・ママ・・お手製・・・・」

僕たちが通された部屋は・・・・お祝いの飾りつけのされた部屋・・・・
ママ曰く・・・・僕が・・・こんなに多くの美人?を連れて来たお祝いだそうだ・・・・

「ねえ・・・カオリさんと洋子さん・・・それに・・ミサ・・・さんまで・・・・涎出ているよ・・・・」
「やだぁ・・・・ここのお料理・・・美味しいんだもの・・・思い出したら・・・・つい・・・・」
「さあ・・・みなさん・・・・一杯食べてくださいね・・・・ウチの自慢料理・・・・・」

僕・・・いつも不思議に思うことがあります・・・・・何故・・・・女性の胃袋は・・・美味しいものは一杯はいるのでしょうか・・・・・女性の身体の中にはブラックホールが存在するのかもしれません・・・・・
出てくる料理は・・・全て・・美味しく・・・・・でも・・・一番美味しいのは・・・楊ママのお手製チャーハン。
女性陣は・・作り方を一生懸命聞いていますけど・・・・・それは・・・無理だと思います。
このチャーハンは・・・僕専用の楊ママオリジナルで・・・優子が作ったら・・優子オリジナル・・・美希が作ったら・・・美希オリジナルですから・・・・・

食後・・・・楊ママに連れられ・・・・氷川丸・・マリンタワー・・・・そして・・・遊覧船・・赤い靴号に乗船しました・・・・僕・・・・海に落ちない・・いや・・・落とされないように・・・・・船室中央部に陣取り・・・・寝てました。
船酔い・・・いや・・・違います・・・・僕・・・ただ食べすぎで・・・気持ち悪いだけです・・・・・・
山下公園近くの駐車場に停めてあった2台の車のそばには・・・・黒服さんが・・・大量の中華菓子を持って待っててくれていて・・・・・1台の車にカオリ・洋子・奈々子・・・そして・・・大量の中華菓子・・・・
もう一台の車に優子・ミサ・美希・紗江子・・・・そして僕・・・・運転席以外は・・やはり・・・中華菓子で溢れています・・・・
ママの見送りを受け・・・・2台の車は出発・・・1台は・・・鎮守の森へ帰り・・・・もう一台は・・・紗江子さんのお店へ向かいます。
僕たち・・全員・・・お店の2階に泊る事になり・・・まあ・・雑魚寝・・・・・です・・・
紗江子さんの・・・・ツルの一声で・・・・決まりました。
僕は荷物を置きに・・・美希とマンションへ戻ります・・・・美希は明日の用意をすると・・・紗江子さんのお店にトンボ帰り・・・・・そういや・・・・楓もここも・・・・同じ・・・・男性客は・・・・居ません。
僕・・・・すっきりしたような・・・しないような・・・・僕だけ兄さんのマンションのほうが・・・・良かったんですけど・・・・僕のピアノの流れる中・・・・・・優子・ミサ・美希・紗江子は・・・・盛り上がっています・・・・
僕・・・・・・一体どうしたらいいんでしょう・・・・・・・・いつまで・・・ピアノ弾いてるのでしょう・・・・・
誰か・・・・僕に教えてください。


「僕たちは社会関係奉仕部」第88話へ・・・続く・・・・




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