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「僕たちの・・・正義の戦い」 第43話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

こっほん・・・

僕です。本日もご来場賜り・・・ありがとうございます。
さて・・・九尾の女狐と思いもよらぬ場所での・・命を賭けたバトル。
気になりますか?でも・・・残念ながら・・・これ以上お見せするわけには・・・・
日活ロマンポルノでも・・・僕たちの愛読書・・・(いやぁ・・・眺めるだけですから・・・・中には・・・それをフル活用する同級生も・・・・なあ・・青〇くん・・・そして・・・みんな!)であるビニール本(中を確認するわけにいかないので・・・大博打です。)でも・・・官能劇でも・・・・ましてや・・・生板ショーのストリップでもありません。
まあ・・・これから・・進行してゆく舞台上で・・・僕の回想シーンでは出る場合もありますけど・・
壮絶なバトル?を繰り広げ・・・なんとか説得はしました・・しましたけど・・・・情に弱い・・いや・・・女性には弱い僕。
まあ・・・時間をちょっとだけ・・・進めることにいたしましょう・・・・
おや・・・舞台そでではしびれを切らした・・・出演陣・・・・・今や遅しと開演を待っています。
では・・・ご一緒に・・・・タ~イム・・・スリップ~

九尾の女狐との約束・・・VOL 1

「お・・・おのれ・・・本当に陰陽師だったのかぁ~」

加奈の口から出る言葉・・・・いよいよ・・・その正体を見せる・・・九尾の狐・・・それも雌狐。

「ああ・・そうだ!事と次第によっては・・・全知全能の神様のお力を借り受け・・・お前をこのまま成敗することが出来る!どうだ・・・この女人に憑く・・・九尾の狐・・・お前の尻尾はすべて・・・今わが手中に収めてある。」
「お・・陰陽師に負けてたまるか・・・それもこんな若造に・・・・」
「では・・・この女人の身体を動かしてみよ!・・・・どうだ動くまい。観念しろ!」

僕は大麻(オオヌサ)を手中にし・・・古来から伝わる呪術の呪文を唱えだしました(残念ですけど・・・お教え出来ません)

「どうjだ・・・更に苦しめても良いのだが・・・この女人に憑く・・・九尾の狐よ!お前にも言い分はあろう・・・それを聞かせてくれないだろうか・・・」
「お・・お前・・・人間だけではあるまい・・・そして・・・陰陽師だけでもな・・・・」
「そうだ!俺はオオカミの血を受け継いでいる。どうだ・・まだ・・・理由を話さないつもりか?更なる呪術を掛け・・・永遠に黄泉の国を彷徨わされたいのか!」
「・・・・・こ・・この時を望んでおったのかもしれん。」
「話してみよ!」
「は・・・話しても良いが・・・・尻尾をせめて・・・1本だけ・・・放してくれまいか?」

僕は・・叔父さんの言葉を思い出しました・・・「九本の尻尾がひとつになった瞬間捕まえたら・・・決して一本足りとも放してはならん。・・よいな!」

「駄目だ!さあ・・・話せ!それとも・・・有無を言わさず・・・黄泉の国を彷徨わせようか?」
「わ・・・解った・・・話す!」

九尾の狐は・・・加奈の口を借り・・・・静かに話しはじめました。

「わしは元々・・・最初から九本の尻尾があったわけでない・・・・どこにでも居った・・ただの雌の狐じゃった。あれは・・確か・・・・」

九尾の狐・・それも雌狐の話は・・・重く苦しく・・・哀しい・・・そして・・長い話でした。

初めて発情期を迎え・・・出産したのが・・・3月・・・まだ残雪の残る頃。彼女は慈しみ大事に育てたのだそうです。
その産んだ子狐たち・・・・6月のある日・・・・下の佐々木さんの相当前の先祖がその子供たちを殺したそうです。
翌年も・・・また・・・翌年も・・・・・その先祖に殺され続けたらしいのです。それも・・・彼女の目の前で・・・・
彼女は神を恨み・・・自らも・・・命を絶たれたそうです。だが・・その恨みの深さゆえ・・・下の佐々木の家に憑いていたそうです。佐々木の家にその恨みを晴らさざるべく・・・・・九尾の狐の霊として・・・・・

「じゃが・・・この娘は優しい子じゃった・・・・」
「では、訪ねる・・何故・・・この女人にむごい仕打ちを・・・・・」
「むごい・・・仕打ち・・・ああ・・・あの事か・・・あれは・・・」
「どうだ!何故・・・あのような事を!申し開いてみよ!さもなくば・・・黄泉の国・・・」
「わ・・解った・・・は・・話す。」

以前までは・・・ちゃんと祠をお祭りして・・・供え物もしていた・・・佐々木の家。しかし・・・代替わりごとに・・・そのお供え物もなくなり・・・存在すら忘れていたそうです。庭の隅にあった祠に気づいた加奈が、草むしり・・・掃除・・・お供え・・お参りとやっていたそうで・・・・九尾の狐も恨みがいつの間にか消えかけていた・・矢先・・・・
その祠に願掛けをしていた加奈。そして・・・下の佐々木のおばさんが留守中だった・・・時・・・・・あの悲劇は襲ったそうです。事もあろうに・・・深酒をした加奈の義理の父親が、祠を土足で足蹴にし・・怯える加奈を手篭めにしたそうです。

義理の弟は・・・はっきり言って・・ヤクザになれない・・・チンピラ。いつも・・・加奈に金の無心に来ていたそうです。
加奈は・・その都度・・・ご主人が入れるわずかなお金・・そして・・・自分が蓄えたお金から・・・渡していたそうで・・・
あの日・・・加奈が自慰をしていたのを目撃して手篭めにしたそうです。そして・・・有り金全て持ち去ったそうです。

「では・・ひとつ・・訊ねたきことがある。・・・・加奈が持参した玉串料は・・・・」
「ああ・・あれは・・・加奈の両親が工面したものじゃ・・・」
「では・・・・何故・・・お前はそのとき・・加奈を助けなかった!」
「そ・・それは・・・し・・嫉妬・・・」
「嫉妬?」
「そうじゃ・・・わしは・・・せめて・・・もう一度・・・我が子を・・・残したかった」

僕・・・この雌狐が可哀想になりました。改心して・・・加奈と生まれてくる子供を守護する気があるか訊ねることに・・・

「もう・・・言い残すことはないか?」
「これが・・・全てじゃ・・・」
「そうか・・・ではお前に選択させてやろう・・・・もし・・お前がこの女人加奈と産まれ来る子供そして・・子孫代々まで守護するか・・・それとも永遠に黄泉の国の暗闇の中を彷徨い続けるのか・・・・どちらか選ぶがよい!」
「選択・・・選ばせてくれるのか?こ・・こんな・・・化け物になった身に・・・・」
「ああ・・・そうだ!改心して、お前がこの女人とその子孫全てを守ると言うなら・・・・」
「考える時をくれぬか?」
「よし・・・明日まで時を授けよう・・・但し、お前が悪さを出来ぬよう・・・・尻尾には呪術をかけておく・・よいな?」

僕はすべての神さまのお力を借り・・・九尾の狐の尻尾に術を施すと・・・・失神していた・・・加奈が目を覚ましました。

「あっ・・あたし・・・・」
「気づかれましたか?もう・・大丈夫ですよ・・・そろそろ・・・帰りましょうか?」
「あ・・あの・・・も・・もう一度・・・・あたしに・・・・ください[揺れるハート]
「えっ?」
「抱いてくださいってお願いしなきゃ駄目でしょうか[揺れるハート]?」
「そ・・そんなことありません・・・でも・・・いいんですか?」
「はい[揺れるハート]

「おい!相棒!出番だ出番・・・・俺は休ませてもらうからな・・・疲れた」 理性の僕が話しかけます。
「ああ・・任せとけよ!・・・ゆっくり休めよな・・・」

それから・・・2時間ほど・・・僕の理性は活動を停止した。こんなにフル回転させたのだから・・・無理もない話。
僕の理性が気がついたのは・・シャワーを浴び・・洋服に着替え終わったときだった。

「おい!相棒・そろそろ・・・起きろよ!帰るんだぜ・・・」
「ああ・・ご苦労だったな・・相棒!」

ラブホの清算・・・僕が払いました。だって・・・加奈さん・・・有り金全部・・持っていかれたわけですし・・・相棒・・僕の別人格もすっかりご満悦ですし・・・・あとで・・・何回・・やったのか確認しないといけませんが・・・・

鎮守の森へ帰る道すがら・・・・

「ねえ・・・加奈さん。」
「加奈・・・・でしょ[揺れるハート]
「うん・・・加奈・・・・佐々木の家の小さな祠のお世話したでしょ・・・草取りしたり・・・・お供えしたり・・・」
「な・・なんで・・・知っているの[揺れるハート]?」
「加奈・・僕が陰陽師だと言うこと・・忘れたの?」
「あっ・・・じゃあ[揺れるハート]
「そう・・・だから・・大丈夫なの!・・解った?明日・・は家のお祓いするからね・・・」
「はい[揺れるハート]・・・あの~」
「加奈・・もう・・お金いらないからね・・・アフターサービス。それに・・・あっちも満足してるし・・・・」
「えっ[揺れるハート]・・・あたしも[揺れるハート]・・・・・・」

やがて・・・車は見慣れたところ・・つまり・・・鎮守の森へのアプローチに差し掛かる・・・

「加奈・・・クラクション2回鳴らしてくれる?それが・・・合図だから・・・」
「はい[揺れるハート]
「明日・・・朝・・・10時に迎えに来て・・・じっくりお祓いするからね・・・」
「はい[揺れるハート]
「それから・・・明日は・・・そんなセクシーな格好で来ちゃだめ・・・・また・・・やりたくなっちゃう・・・でも・・やっちゃうから・・・・同じか・・・・」
「じゃあ・・・・明日・・10時にお迎えにきます[揺れるハート]

九尾の狐・・・それも雌狐・・・どちらを選択するのでしょうか・・・・まあ・・・明日になれば解りますけど・・・・
社務所の入り口で加奈の車から降りる僕。加奈は・・・・すぐ・・・折り返して出てゆく。

「ただいま~今・・・戻ったよぉ~」

僕の声が鎮守の森に響き渡る。鎮守の森の木立が揺れている・・・・まるで僕の戻りを迎えていてくれるようだ。



「僕たちの・・・正義の戦い」 第44話へ・・・続く・・・・

(初めての方は左側のカテゴリー高一の夏・・・・・からお入りください。)





















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