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「僕たちの・・・正義の戦い」 第47話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

九尾の女狐との約束・・・VOL 5

鎮守の森から村道へ出るアプローチを下る加奈。
本当に加奈なんだろうか?もしかして・・・九尾の狐が・・・乗り移っているかもしれない。
一応・・9本の尻尾には術掛けたつもりだけど・・・・僕・・エセ陰陽師だもんな・・・一応・・確かめておくか・・・

「ねえ・・加奈さん。」
「加奈でしょ・・・二人のときはね。」
「〇△*&・・・・・」
「く・・・苦しい・・・止めてくれ~」
「やっぱり・・・お前は九尾の狐・・・己・・このまま・・黄泉の国に送ってくれようか・・・・」
「ま・・待ってくれ・・・お主に話がある。だが・・さすがは陰陽師・・・・騙されぬか・・・」

僕は・・・荷物をヒザの上に載せていました。もちろん・・大麻(オオヌサ)が一番上。それも優子のお父さんが使用していたものだから・・・効力は高いはず・・・・

「話とはなんだ?」
「まあ・・・急くな・・・・それにお主も巻き添えで死ぬか?この女と共に・・・・」
「くっ・・・・」
「ほっつほほ・・・わしは・・お主を殺す気などない。ただ・・・・お主が気に入ったのじゃ・・・」
「気に入った?・・まあ・・・悪い気はしないけどな・・・」
「この・・女・・・まあ・・宿主じゃが・・・この女とも話しをしてある・・・」
「ど・・どうやって話した・・・事と次第によっては・・・・・」

僕・・・さらに大麻を握り締めます。

「お主・・・まあ・・よい・・・実は・・・お主の意見お取り入れ・・・この女とその産まれ来る子供たちそして子孫を守ってやろうと思う。」
「そうしてくれるのか?それならば・・・お前の住処として祠を与えてやる・・勿論・・・子々孫々にわたり、守らせよう」
「なに・・・住処まで与えてくれるのか・・・お主は慈悲深い・・・こんな化け物にまで・・・」
「いや・・・お前も嘗て母だったはず。これからは守護を司るものとしていくがよい・・・それがお前の運命である。」
「そうか・・・それが・・・わしの運命ならば受け入れよう・・・じゃがお主に頼みがあるのじゃ・・・・」
「頼み?」
「そうじゃ・・・お主なら受け入れて呉れるだろうと思い・・・話すのじゃ」
「よし・・・聞けることと聞けないことがあるが・・・」
「いや・・・お主なら受け入れてくれるだろう・・・・何せ慈悲深いお方じゃからの」
「お世辞はいい・・早く話せ!」
「うむ・・・実は・・・この女が不憫でならぬ・・・」
「不憫・・・ああ・・・あのことか?義理の父と弟のことだな?」
「そうじゃ・・・この女・・・赤児を産み落としたら・・・奴らを殺すかもしれん・・」
「それで?」
「その2名に呪いをかけようと思う。無残な死に方をするようにな・・・それをお主に阻止してもらいたくない」
「ちょ・・ちょっと考えさせてくれないか?」

僕・・・考えました。加奈に手を下させるわけには行きません。加奈の義理に父つまり佐々木のじいさん・・・あんな薬を関戸のおばちゃんに頼むくらいですから・・・魂胆は見えてます。まあ・・・ここは僕が聞かなかったことにして・・・仮にお祓いに来ても・・・適当にやっとけば・・・いい話。それに二人共・・男とし手も・・許せない罪を犯した訳ですから・・・
特に・・・加奈は守る必要がありますよね・・やっぱ・・・・他人ですけど・・・赤の他人じゃありませんし・・・・

「そうだな・・・聞かなかったことにしておく。男としては許せない。」
「お主のところに・・・お祓いにきたらどうする?」
「適当にやっておく・・お前の霊力なら打ち破れるだろう・・・まあ・・・神社に居ないときなら仕方ないしな・・・」
「なるほど・・知らぬ存ぜぬが一番じゃ・・・それから・・・」
「まだあるのか?」
わたしも子が欲しいのじゃ・・・・」
「はぁ?・・・いくらなんでも亡くなってしまったものを生き返らせるには・・・力が及ばないが・・・・」
「そうではない・・・オオカミを父に持つ子が欲しいのじゃ・・・」
「オ・・オオカミ?狐じゃなくて?」
「そうじゃ・・・前の子供たちは自然の摂理故に・・・死んだと思うことにした。」
「なるほど・・・」
「それで・・オオカミの子が欲しい・・・」
「オオカミねえ~日本オオカミは絶滅だしな・・・・」
「違う・・・・お主の血を引く子が欲しいのじゃ・・・」
「お主・・・って・・・まさか・・・・」 僕・・・思わず自分を指差しました。
「そう・・・お主じゃ」
「あ・・・あのさ・・・一応はオオカミだけど・・・・今・・人間なもので・・・・」
「それがどうした?」
「だから・・・人間と霊がどうやって交尾するんだ!」
「この女の身体を借り受けることにした」
「した?・・あのな・・・そんな勝手なこと・・第一・・この人は・・人妻・・・」
「それがどうした?この女も承知している」
「承知しているって言ってもな・・・・」
「どうじゃ?」
「う~ん。まあ・・・俺のオオカミの血+お前の霊力か・・・・悪い方に出れば・・出来損ない・・・いい方に出れば・・・最強かもしれないけどさ・・・・」
「どうじゃ?」
「だから・・ちょっと待てって・・・まったく・・・そう急くな!」
「困っておるようじゃな・・・」
「あのな・・・一応、俺・・・嫁さんいるの・・・解る?」
「それがどうした?」

まあ・・・説得力=ゼロ。それに・・・加奈も充分魅力ありますし・・・・加奈も承知しているなら・・・乗ってもいいんですかね?何せ・・・僕を真っ先にリースしだしたのが・・・優子。つまり・・・嫁さん公認まではいかなくても・・・黙認くらいは・・・

車はどんどん・・・T市の近くを抜け・・・S市に向かって走って・・・あれ・・・なんで・・・裏道に入るのでしょう。
見慣れた看板が・・・・沢山出てきたような・・・・ここ別名・・・連れ込み街道ともラブホストリートと呼ばれる道です。


「僕たちの・・・正義の戦い」 第48話へ・・・続く。






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