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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第36話          [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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「嵐の前触れ・・・」8

「お願いだから・・・試験期間中だけは・・大人しくしていてね。」
「うん。我慢する・・・」

優子の声が頭の中を木霊のようにグルグル廻っている。紗江子もそんなことを言っていたし、次々に電話を代わったミサや洋子、奈々子、カオリ・・・それにミミまでが同じ様な事を言うから、耳にタコが出来るくらい。
いつもより、早目にベッドへ入ったものの・・その言葉が次から次へと声色が代わり、なかなか寝付けない。
美希が洗濯や掃除、それに夜食の下ごしらえに、“禁断の巣”に戻っている間に僕は2度も紗江子の中に、僕の“僕自身”を突きたて・・そして僕の分身を放った。そして・・最近、僕が東京に居るときは必ず、“レン’sナイト”営業に代わる紗江子の店で2時間のステージをこなし、アンコールを5曲も弾き、美希と二人で手を繋ぎ、”禁断の巣”に戻り、台所仕事をしている美希の後ろ姿に発情して、1度後ろから襲いかかり、僕は美希の中に僕の分身を放ち、ノートを眺めながら、美希の作ってくれた夜食を腹に収め、美希の出す問題に全てに答えた。
そして・・二人でお風呂に入り、僕と美希はいつものようにベッドへいつもより、早くベッドへ潜り込んだのだ。
本当なら・・クタクタなはずなのに・・なかなか寝付かれない。まあ・・・散々お世話になった“教則本”を切りぬいたり、拡げたりして、僕たちは罠を作った。その罠に捧げられた・・貴重なコレクションの祟りなんだろうか・・・
僕はなかなか・・寝つかれず、ベッドで頻繁に寝がえりを打つ。

「眠れないの[揺れるハート]?」
「うん。おかしいよね。こんなに試験勉強なんかしたのは久しぶりだし、やることは全てやったんだけど・・・興奮しているのかな?なかなか・・眠れないんだよね・・・」
「そう[揺れるハート]・・・じゃあ・・・いらっしゃい[揺れるハート]!」

ベッド再度の淡いピンクのルームランプの灯りが揺れ、美希は静かにネグリジェのボタンを外しながら、僕に微笑みかけてくる。まあ・・挑まれて断ったら男が廃る。それに僕はヤリタイ盛りの16歳。
僕は美希に挑みかかり、美希の身体に再び“We’re all alone”のメロディをしっかり刻み込んだ。
その夜、僕は都合3回、紗江子を入れると5回もそれぞれの神秘の泉の中に、僕の僕自身を突きたて、そして僕の分身であるお魚さんたちを放った。
僕は美希の神秘の泉の中に僕の僕自身が咥えこまれたまま、美希の胸に抱かれて・・・そのまま深い眠りに落ちて行ったのだ。

翌朝、僕は泥沼に陥ったように寝ていたらしい。僕よりも早く目覚めた美希はシャワーを浴び、前夜の名残を洗い流し、出勤のための化粧を施し、僕のために朝食を作りだしていた。
僕は、早目にセットしておいた目ざまし時計の音に、目覚めそして、開け放たれたリビングダイニングから漂う”朝食の香り”に寝ぼけ眼のまま・・ベッドから這いだし、リビングダイニングへのそのそと出て行った。

「おはよう・・美希。」 真剣な表情でフライパンのベーコンエッグに集中している美希の後ろから、僕は抱きついた。
「おはよう[揺れるハート]・・よく眠れてたみたいだったわ。シャワー浴びてきたほうがいいわね・・・」
「うん。」

シャワーを浴び、脱衣所に出ると美希がバスタオルを拡げて待っていた。美希は僕の身体を手早く拭きあげる。
僕はバスローブとガウンを身につけ、美希に促され食卓に付いた。
テーブルに用意されていたベーコンエッグ・クロワッサン・サラダオレンジジュース・コーヒー。そして、僕の命の源になりつつある・・“神泉”が用意されていた。
僕はそれらを全て平らげ・・・そして・・美希が用意しておいてくれた・・“通学服”に着替えた。
美希は、僕の首にネクタイを結びながら・・・

「お願いだから・・・試験期間中だけは・・・我慢して頂戴!」と繰り返して言う。
そして、そのたびに・・僕は頷くのだ。

「解ってるよ・・美希。鬼クマなんか眼中に置かないからね。何せ・・試験期間中は“あちらの天下”だもんな」
「うん[揺れるハート]。本当は試験監督も阻止したかったんだけど・・・」
「大丈夫!みんなにも相手にするな!って言ってあるし・・・その代わり・・・・」
「うん。“試験”が終われば・・・自由に暴れまわっていいわ[揺れるハート]。他の先生方も楽しみにしている方もいらしゃるもの・・・あなたの担任の田中先生とか・・・」
「へえ~キー先生がね。」
「そうみたいね[揺れるハート]ねえ・・ひとつ聞きたいんだけど・・・なんで・・キーって言うの?」
「いつも・・キーキーうるさいじゃん!入学式の日なんか俺らのクラスの解放・・他のクラスより2時間後だよ・・」
「ああ・・それで・・あなたが委員長に立候補したわけね[揺れるハート]!」
「そうしなかったら・・・翌朝まで帰れそうになかったもん。あの目はマジだった・・・」
「だって・・あなたたちのクラスだけでしょ?入学式に出られなかったメンバー・・・」
「そう言えば・・そうだわ。おかげで・・全員“社会関係奉仕部”だもんね。お世話になっております。」
「いえいえ・・・お世話させていただいております。」
「さてと・・ちょっと早いけど学校へ行くかぁ~」
「うん[揺れるハート]途中までよね・・・一緒に行けるの!」
「まあね。いつもそうだもの・・・・あいつらは口が堅いからいいけど・・・」
「くれぐれも・・・」
「うん。解っている!辛抱するさ・・・試験期間中だけは・・・」
「じゃあ・・行きましょう[揺れるハート]
「うん。」

駅までは一緒に行くけど、僕は一本後の電車に乗る。そして・・途中で乗り換えてしまう。
そうすれば・・利用の駅は違うので、学校関係者にバレる心配はまずない。

「そうだ・・・薬局のおばちゃんとこに寄って行こう!」

僕はつぶやくと・・薬局へ寄り道をすることに・・・冷蔵庫の中の常備が切れていたし、まあ・・体力測定とか、スポーツ選手ではないから・・ドーピング検査が仮にあったって・・関係はない。

「おばちゃ~ん。いつものセット頂戴!」
「あいよぉ~久しぶりだね。また“遠征”に行っていたのかい?」
「うん。今日から・・期末試験だからさ・・“お勉強合宿”してたの・・・赤点取ったら・・・大変だからさ!」
「うんうん。飲んでいくかい?」
「うん。飲んでゆく・・・」

僕はユンケルと赤まむしをチャンポンにして・・オマケに貰ったビタミン剤と共に喉に流し込む。

「じゃあね・・おばちゃん!」
「あ・・忘れるところだった・・・何でも“静香”のママが顔を見せたら、寄ってくれるようにって・・伝言」
「うん。どうせ・・昼飯食べに行くから・・・・」
「じゃあ・・試験頑張るんだよ!そうだ・・はい・・これ!おまけ・・・」
「いいの?おばちゃん!ありがとう・・・」

僕はいつものセットを1セット“タダ”でもらい、学校への道のりを歩いてゆく。そして学校へ入る前に、いつも僕がこける場所で待ち構えていた仲間たちと合流する。

「お早う!」
「おう!部長・・やけに早いじゃん!」
「まあな・・偶にはこんなこともある。それより・・・試験期間中は大人しくしてろよ・・・特に・・佐々木」
「解っているって・・・今度、ダブったら・・後ねえからな!」
「みんな・・覚えただろうな!」
「ああ~適当に・・・8割くらいな。」
「まあ・・満点続出じゃぁ~バレるしな・・・みんな一緒のとこ間違えるなよ!」
「解っているって・・それより・・・鬼クマの野郎張り切っているみたいだぜ・・・・」
「この際・・”慇懃無礼”で行こうか?」
「そうだな・・じゃあ・・行くか!」

僕たちは正門でやはり・・・木刀を持って立ちつくす鬼クマに礼儀正しく・・・

「おはようございます。熊田教官!」とあいさつをした。
「おぷ!お前らは教室じゃねえ~会議室での試験だ。この俺様がお前らの化けの皮剥がしてやる!俺が良いと言うまで・・・そこへ並んで立っておけ!」
「はい!」

僕たちは正門のそばに立ち、カバンから“予想問題”を取り出して見ているフリをした。そこへ・・・

「よせよせ・・・無駄だぁ~!お前らの頭じゃ・・・落第する野に決まっておろうが・・・」
「そうですか?じゃあ・・止めるか?悪あがき・・・」
「そうだな・・・」

そこへ兄さんが現れ・・・僕たちを正門が閉まると同時に会議室へ引率してゆく。その後ろから、鬼クマが木刀を肩に背負ってノッシノッシと歩いてくる。美希は試験問題が入った厳重に封印された封筒を持っている。
僕たちは会議室にバラバラに座らされ、鬼クマが封印を破り・・その用紙を配るよう美希に命じたのだ。



「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第37話へ・・・続く・・・







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