オストドのひとりごと。「one for all all for one と安全祈願 」 [ひとりごと]
空飛ぶ食欲魔人ことオストドでございます。
悲しいかな毎年、オストドの所属する建設業界では、職務従事中に亡くなる仲間が絶えません。
どんなお仕事でもそうですが、特にいつも危険と隣り合わせ。
つい、さっきまで一緒に“Y談”をしていたり、「昼飯一緒に喰おう!」と語りあっていた仲間が、
ホンのわずかな間に、命を落とすことがあるんです。
ですので、“安全”には、つい口うるさくなります。
ラグビーの精神ではありませんが、“one for all all for one"これが大事なんです。
人の命はお金では、計ることが出来ませんが、償い=お金。これで計算するしかありません。
そのため、本当は考えるのも嫌なことですが、死亡率・負傷率を企業としては、計算します。
醜い争いも嫌でも見なければならない時もあります。
とある現場でこんな事がありました。
我が社が“三次下請け”として、工事に従事していた現場での出来ごとです。
その工事は突貫作業(開業に間に合わせるために必死)。到底、我が社の職人’sだけでは、
ニッチもサッチも行かない。そう判断して我が社の協力会社やその協力会社と・・・
かき集められるだけの作業員の方を送り込まねばならなかったのです。
ある日のこと、現場事務所から“一報”が飛び込んできました。
“墜落事故発生”の知らせです。
すぐ、救急車で病院へ運び、様々な治療が続けられましたが、発生から1週間後に亡くなられました。
「せめて、最後だけでも家族の元に帰してあげたい。」
人工救命装置(もはや、脳死状態)で生かされている仲間。
「これが終ったら、一杯奢るからね!」
それが、果たせないままで終りました。
彼には、ご両親もそしてご家族もいませんでした。数年前の年賀状が一枚。
大事に取ってありました。ご兄弟からのものでした。
皮肉なモノですが、もはや、口も聴く事が出来ない。ただ、人工的に生かされている彼。
日本全国に散らばっているご兄弟が駆けつけ、その“装置”を外す同意、死因を特定するべく、
病理解剖の同意を取らねば、ならなかったのです。
そこでの出来ごとです。まだ、生きている“彼”を目の前にして、
「幾ら貰えるんだ?」
これが、本当のお兄さんの口から出た言葉です。
幸いと言っていいのか解りませんが、その場にオストドが居たらボコボコにしていた事でしょう。
でも、まだ“彼”は人工装置が外され、一番上のお姉さんが手を握り締める中、
そっと帰らぬ人になって旅立って行きました。
それが、転機かどうか解りませんが、オストドは“安全”に対して、時には優しく、時には狂犬の様に
牙をむき出し、殴りかかることもあります。
これは「もう、仲間を失いたくない!憎まれたって、誰も殺したくない!」の一念・・
そう、その一念が曲げることが出来ません。
ですから、オストドの一存である公共工事をストップさせたことがあります。
「こんな足場で職人’sに作業させられない!死人を出す気か!」
役所の人間を脅した事もあります。
「労働基準監督署にタレ込みしてもいいんだぞ!」と・・・・・・・・
勿論、“工期には間に合わせる算段”はしています。そうでなければ、吠えられません。
それ以来、“危険”を感じる現場には、オストドが必ずそこに居ます。自ら陣頭指揮を取ります。
「誰も殺してなるものか!必ず、家族の元へ帰してやるんだ!」 この一念です。
必ず、朝礼では、こう叫びます。
「いいか!採算なんか気にするな!安全第一だぞ!one for all all for one! 」
そう・・これは仲間の命は自分達で守る。自分の命は仲間たちが・・・
「お前らが死んだら、俺も死んでやる!安全は任せとけ!行けぇ~!」
今日も職人’sは自らの命を仲間に託し、ライフラインエンジニアの誇りを胸に戦っています。
「なあ・・俺達ってハイテク系じゃなかったけ?」 時折、漏らす言葉。
何しろ、格段に年々安全性は高まっていますが、ここは困った時の、いや、困る前の神頼み。
本日は、これから“安全祈願”に出かけます。
「職人’sを今年も必ず“家族の待つ家に無事に帰してやってください」 そう祈願するのです。
「やっている事はハイテクだけど・・・その実はアナログじゃ・・・」
皮肉たっぷりに言われることがありますが、“初心忘るるべからず”。
「アナログで悪いか!お前ら死ぬなよ!」 そう言い残し出かけてきます。
でも・・・今週と来週で・・3か所も行くんです。
安全祈願に・・・・
「なあ・・それて欲張りすぎじゃね?」 そう皮肉をたっぷり言う職人’sですが・・・
「まあな!ついでに死神も閻魔大王も味方に付けてやる!何しろ、口先だけは自信がある!」
“ハイテク技術が渦巻く世界。それでもアナログが残る世界”これが・・建設業の・・・
いや、日本の“古き良き文化”なのでしょうか・・・
悲しいかな毎年、オストドの所属する建設業界では、職務従事中に亡くなる仲間が絶えません。
どんなお仕事でもそうですが、特にいつも危険と隣り合わせ。
つい、さっきまで一緒に“Y談”をしていたり、「昼飯一緒に喰おう!」と語りあっていた仲間が、
ホンのわずかな間に、命を落とすことがあるんです。
ですので、“安全”には、つい口うるさくなります。
ラグビーの精神ではありませんが、“one for all all for one"これが大事なんです。
人の命はお金では、計ることが出来ませんが、償い=お金。これで計算するしかありません。
そのため、本当は考えるのも嫌なことですが、死亡率・負傷率を企業としては、計算します。
醜い争いも嫌でも見なければならない時もあります。
とある現場でこんな事がありました。
我が社が“三次下請け”として、工事に従事していた現場での出来ごとです。
その工事は突貫作業(開業に間に合わせるために必死)。到底、我が社の職人’sだけでは、
ニッチもサッチも行かない。そう判断して我が社の協力会社やその協力会社と・・・
かき集められるだけの作業員の方を送り込まねばならなかったのです。
ある日のこと、現場事務所から“一報”が飛び込んできました。
“墜落事故発生”の知らせです。
すぐ、救急車で病院へ運び、様々な治療が続けられましたが、発生から1週間後に亡くなられました。
「せめて、最後だけでも家族の元に帰してあげたい。」
人工救命装置(もはや、脳死状態)で生かされている仲間。
「これが終ったら、一杯奢るからね!」
それが、果たせないままで終りました。
彼には、ご両親もそしてご家族もいませんでした。数年前の年賀状が一枚。
大事に取ってありました。ご兄弟からのものでした。
皮肉なモノですが、もはや、口も聴く事が出来ない。ただ、人工的に生かされている彼。
日本全国に散らばっているご兄弟が駆けつけ、その“装置”を外す同意、死因を特定するべく、
病理解剖の同意を取らねば、ならなかったのです。
そこでの出来ごとです。まだ、生きている“彼”を目の前にして、
「幾ら貰えるんだ?」
これが、本当のお兄さんの口から出た言葉です。
幸いと言っていいのか解りませんが、その場にオストドが居たらボコボコにしていた事でしょう。
でも、まだ“彼”は人工装置が外され、一番上のお姉さんが手を握り締める中、
そっと帰らぬ人になって旅立って行きました。
それが、転機かどうか解りませんが、オストドは“安全”に対して、時には優しく、時には狂犬の様に
牙をむき出し、殴りかかることもあります。
これは「もう、仲間を失いたくない!憎まれたって、誰も殺したくない!」の一念・・
そう、その一念が曲げることが出来ません。
ですから、オストドの一存である公共工事をストップさせたことがあります。
「こんな足場で職人’sに作業させられない!死人を出す気か!」
役所の人間を脅した事もあります。
「労働基準監督署にタレ込みしてもいいんだぞ!」と・・・・・・・・
勿論、“工期には間に合わせる算段”はしています。そうでなければ、吠えられません。
それ以来、“危険”を感じる現場には、オストドが必ずそこに居ます。自ら陣頭指揮を取ります。
「誰も殺してなるものか!必ず、家族の元へ帰してやるんだ!」 この一念です。
必ず、朝礼では、こう叫びます。
「いいか!採算なんか気にするな!安全第一だぞ!one for all all for one! 」
そう・・これは仲間の命は自分達で守る。自分の命は仲間たちが・・・
「お前らが死んだら、俺も死んでやる!安全は任せとけ!行けぇ~!」
今日も職人’sは自らの命を仲間に託し、ライフラインエンジニアの誇りを胸に戦っています。
「なあ・・俺達ってハイテク系じゃなかったけ?」 時折、漏らす言葉。
何しろ、格段に年々安全性は高まっていますが、ここは困った時の、いや、困る前の神頼み。
本日は、これから“安全祈願”に出かけます。
「職人’sを今年も必ず“家族の待つ家に無事に帰してやってください」 そう祈願するのです。
「やっている事はハイテクだけど・・・その実はアナログじゃ・・・」
皮肉たっぷりに言われることがありますが、“初心忘るるべからず”。
「アナログで悪いか!お前ら死ぬなよ!」 そう言い残し出かけてきます。
でも・・・今週と来週で・・3か所も行くんです。
安全祈願に・・・・
「なあ・・それて欲張りすぎじゃね?」 そう皮肉をたっぷり言う職人’sですが・・・
「まあな!ついでに死神も閻魔大王も味方に付けてやる!何しろ、口先だけは自信がある!」
“ハイテク技術が渦巻く世界。それでもアナログが残る世界”これが・・建設業の・・・
いや、日本の“古き良き文化”なのでしょうか・・・
神様は他者のためへの願い事、
いくらしても欲張りとは申しません。
by A・ラファエル (2010-01-18 09:09)
うーんと欲張ってください^。^
失せものが出るってのも 一つ足してください。ビェ─・゚・(。>д<。)・゚・─ン!!
不謹慎で済みません。
by デルフィニウム (2010-01-18 10:55)
いえ! それは必要なことですよ!
そういうのをバカにしてはいけないと思うんですよ~。
by 税理士ももさん (2010-01-18 14:46)
病気で無くなる人の場合はある程度残される側も心構えが出来ますが・・・事故でなくなる人の場合、朝「行ってきます(^o^)」と笑顔で出て行った方が夜には無言の帰宅・・・こんなことが有ってはいけないんです。防げる事故は防がなければ、防ぐ事に最大限の努力をしなければいけないんです。
ほんとにそう思います。
by inacyan (2010-01-18 15:38)