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不動産投資の裏をお話しをしましょう。VOL1 [暴露ばなし]

-サラ金より悪魔なのは、市役所の話-

不動産を取得すると、その不動産が存在する市町村には、固定資産税を

そして、1回だけ。不動産取得税や保存登記税は、その都道府県に支払う。

例えば、その物件が新築なら、建物の部分は、「保存登記」で、土地に関しては

「不動産取得税」を納める。中古(既に登記済み物件)なら、土地も建物も

不動産取得税になる。

当道府県には、1回。市町村には、毎年と覚えればよい。

まあ、その年の1月1日現在に登記されている物件に、固定資産税は、課税されるので、

「新しい家で新年」なんてことを考えなければ、一年分は払わないで済むし、

建設業者を急かしたために、「手抜き」なんてことも無いのかもしれない。

不動産投資の世界で言えば、新築物件の場合には、まず土地を仕入れる。

土地を仕入れたら、既存を解体撤去したり、整地したりして、新築工事が始まる。

まあ、この時には、既に土地の移転登記は終わっている。

地鎮祭もこのくらいを目途に行っておくべきだ。

これは、「気休め」と言う人も多いけど、摩訶不思議なのが建築の世界。

私も、とある官庁物件で外構(建物の外廻り)を掘って、配管作業をする現場で、

図面に記載されていない水道管が何本も現れ・・・

慌てて、神主さんを呼んで「地鎮」を行ったら、その後は何もなかった。

そんなに「大規模な支出」でもないので、「気休め=安心の一歩」でお勧めする。

地鎮祭が終わると、基礎工事と外構周りが行われる。ライフラインのうち、

ガス(都市ガスやLP集中地域)や、水道工事・浄化槽か下水道への接続工事を行う。

まあ、地面の下に入るものは、この時点で取り込み口まではやっておく。

次に建て方工事が始まる。大抵は工場等で加工された資材を組み上げるとか

プレハブ住宅なら、プレハブユニットを積み上げてゆく。

この建て方が終われば、「上棟式」なんて言葉もあるが、先ずやる人は少ない。

これからが、本番であらゆる設備等が組み込まれてゆく。

そして、竣工となり、「竣工式」で職人さんたちの労をねぎらうのが、

習わしなのだが、最近は見ることが少ない。

建物の建築が終わり、各ライフラインが引き込まれ、引渡しになる。

引渡し時には、残金や登記に必要なお金を支払う。

でも、大事なものの請求はこの時点では発生していない。

人間は物忘れが激しい生き物らしいので、忘れた頃にやってくる。決して安くない

税金を用意し忘れている。

私が「任売」で仕入れた物件の多くは、このパターンで100%と言っても

間違いではない。

そう。この税金を滞納してしまったため、売らざるを得なくなるのだ。

「銀行に借りれば?」と思う方もいるかもしれないが、試しに取引のある

金融機関へ行って聞いてみて欲しい。「税金を払うので、お金を貸してください」と

多分、答えは「NG」か「相当高い金利提示」になるだろう。

その昔。オストドが起業前に住民税の支払いについて、市役所に聞いてみたことがある。

「分納したいんですが・・・」

「いいですよ・・・延滞税は掛かりますが・・・」

「どのくらい・・・」

「年14.8%ですね・・・」

「サラ金より高いですよね・・利息」

「これが規則ですので・・・」

例えば、「今、支払うべきお金が足りないとすればどうするべきか?」

一番初めに払うのは、国税・都道府県税・市町村税の類だ。

そして、「金融機関への支払い」なのだ。

家族の生活費は、後回しにしなければならない。

この順番を間違えると、壮絶な運命が待っていると思えばいいだろう。

サラ金よりアクドイ「悪魔の市役所」こそが、差し押さえ常習者なのだ。

ー次回は、「儲かるのは、金融機関と不動産屋」でお会いしましょう。
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