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「真夏の夜の夢」第16話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「ままごとみたいな二人の生活」3

僕は・・夜空に煌く星を見つめていました。頬を一筋の涙が流れた・・瞬間、星は僕に・・・・・そのとき

「・・・聴かせて」
「えっ!」
「その・・歌・・歌って」
「ああ・・・音痴だけど・・・いいか?」

僕は歌いだしました。

[るんるん]悩み続けた日々が~
まるで・・・・嘘のように・・・・
忘れられる・・時が・・来るまで
心を閉じたまま
暮らして行こう。
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で

俺を見捨てたひとを
恨んで生きるより
幼い心に秘めたむなしい
涙の捨て場所
さがしてみたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で

せめて一夜の夢と
泣いて泣き明かして
自分の言葉に嘘はつくまい
ひとを裏切るまい
生きて行きたい
遠くで汽笛を聞きながら
何もいいことがなかったこの街で   [るんるん]

歌い終わって・・また静寂が訪れました。
そうだ・・・逃げないで・・自分の居場所・・探しに行こう・・と思ったとき・・・・

「・・ねえ・・・あたしじゃ・・だめ?・・その・・涙の捨て場所・・・あたし・・じゃ・・だめ?」

優子は僕に抱きついて・・・・くれました。

「ゆ・・優子・・本当に・・こんな・・馬鹿で・・・・」
「うん。単細胞を愛しちゃったんだから・・・・」
「ゆ・・優子・・ありがとう・・・・」

その時・・抱きしめようとした瞬間。僕は空中を飛んでいました。

「あっ!」
「バッシャ~ン!」

僕は・・池に投げ込まれてしまったのです。・・・・忘れてました・・優子は武道の達人でした
投げ飛ばされた僕も驚きましたが・・・・もっと驚いたのは池の魚たち・・それと・・・・蛙。
この蛙こともあろうに・・・僕の頭の上で・・・・「ゲェッコ!」と鳴いています。

「もう・・・ばかぁ!・・・いなくなるんじゃないかって・・・・どうしようって・・・もうこのばかぁ!」

よく見ると・・涙をこぼしながら・・・

「ご・・ごめん・・・」
「いつまで・・そんなとこに入ってんのよ!それとも朝までそこにいる?さっさと・・もう1回・・お風呂・・」

好き好んで入ったんじゃありません。あなたが・・・投げ込んだのです・池に!

「わ・・わかった・・すぐ・・ここ出るよ・・魚も可哀想だし・・・」

僕は・・また・・・お風呂も・・それも連行されて・・いきました。


まだまだ・・しつこいようですが・・・・続きます。

僕は・・どんどん脱がされました・・・というより・・・剥かれていったといったほうが正しいのでしょう。
僕を風呂場に閉じ込めると・・・頭から・・・・また・・井戸水を掛けられました。

「いい?あたしが・・いいと言うまで・・・あったまるのよ!・・カゼひいたら・・困るから!」
(あの~追い討ちに水・・それも冷たい井戸水を・・ぶっ掛けたのは・・・あなたなんですけど・・・・)

「あら・・・・何か言ったかしら・・ウフッ[揺れるハート]
(ヤ・・ヤバイ・・またウフッ[揺れるハート]!だ・・逆らったら・・今度こそ・・・・)

「な・・・何も言ってません!・・優子・・さん!」

「さん・・じゃないわよね・・委員長・・じゃなかった・・あ・な・た!」

「は・・はい!」

僕の絶叫はきっと森に響き渡った事でしょう。

「真夏の夜の夢」第17話へつづく・・・・
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空飛ぶ食欲魔人

yann様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-25 13:52) 

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