SSブログ

「真夏の夜の夢」第18話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

ままごとみたいな二人の生活5

「あ~あぢぃ~!」

「まったく・・・君は・・すぐ・・・がっつくんだから・・・・もうちょっと・・ムード・・・・」
「りょ・・了解っす。」
「本当に・・大丈夫・・かな?」
「が・・がんばります」

ここへ来るまでに・・ひと悶着・・あった。悶・・って言うくらいだから・・・解るだろうか?
さんざん・・・・咬みつかれ・・・・舐められ・・・握られ・・・・もう・・・・星になるんじゃないか?と思ったんだけど・・・折見て(隙みて・・でしょ)押し倒したんだけど・・・・あと・・ちょっとだったんだけど・・・・・
「・・・ばかぁ・・・・ここじゃ・・・嫌!」の一言・・・・・・

彼女に・・・優しく・・・って未だ・・肌がヒリヒリするくらい・・・身体を拭いてもらい・・・・
用意されて・・浴衣を着せてもらって・・ここにいるわけです。

えっ・・ちょっと待って・・・前は「今は・・だめ」だったよな・・・・・さっき・・は「ここ・・・・」
と考えている・・・単細胞・・思わず・・・

「あっ!」
つい・・・大きい声が出てしまいました。
「ば・・ばかぁ・・何・・1人で騒いでんの?[黒ハート]
「ううん・・別に。」
「こっちに来て!」
「ああ・・・」
「どうぞ・・冷たいうちに・・・」
(えっ・・いいんですかね。み・・未成年にそんなもの・・飲まして・・・)
「い・・いいの・・・・?」
(冷たく・・冷やされたグラスに・・キンキンに冷えたビールが注がれます)
「どうせ・・・ねえ。コレ・・に比べたら・・・・」
(ウィスキーのボトルを振ってみせる・・優子。見つかってしまいました。)

「ねえ・・・・・」
「う・・・ん」
「何か・・・・聴かせて」
「う・・・ん・・じゃ・・・・オフコースでいいかな。」
「うん。」
「じゃぁ・・・」
僕は・・いくつもの星の下でを歌いだしました。

[るんるん]今夜はありがとう。ここまでついてきてくれて
話したい・・・ことがあるから・・・もう少しいてよ
あなたの前だけは・・・僕は素直でいたい
信じてほしいから・・せつない思い・・・打ち明ける
いつも・・・ひとり・・・悔し涙流してきた 男のことを
あなたに・・聞かせたい・・僕のすべて・・教えたい
そばに来て・・・

長い夜が・・・開ける頃・・・星がいくつも消えてゆく
ただひとつ輝いて・・残るのは・・ああ・・・・
僕のこと・・・わかるだろう・・・うまくは言えないけど
それでも・・・それでいいなら・・・一言で答えて・・・
いつも・・ひとり・・・悔し涙流してきた 男のことを
あなたに・・・聞かせたい・・僕のすべて教えたい
そばにいて・・・・[るんるん]

「うん。・・そばにおいてください。」
「えっ!今・・なんて」
「ばかぁ・・・」
「ご・ごめん。・・・そば・・にいて」
「は・・はい。」

鎮守の森の静寂が二人を包み・・・・・窓の外ではコオロギのオス「も」頑張って求愛しています。
田んぼや畑を一筋の風が吹き渡っています。
そっと抱き寄せ・・長いキスを・・・・もう・・二人の垣根はそこにはありません。

「そ・そろそろ・・寝ようか」
「う・・・うん」
「それで・・俺どこで寝ればいいんだろう?」
「えっ!」
「だって・・ここに来てから・・布団で寝てないけど・・・」
「あっ・・・・。」
「ねっ。・・・・・・君の部屋のベッドかな?」
「ち・違うわよ・・こっちに・・来て!」

ちょっと恥ずかしげに・・僕の腕を引っ張る・・優子。ある部屋の前に来ると・・

「こ・・・ここ・・・・・中に入って待ってて。・・」

部屋の中は・・暗くて・・ほとんど見えません。眼が慣れてくると・・・・部屋の真ん中にぽつん」と一組の
布団が用意されていました。ほんのり・・灯る枕元ランプ・・よく見ると・・二つの枕が仲良さそうに並んでいます。布団も通常より・・大きい。つまり・・・この布団ダブルサイズはあります。
僕は・・布団の上に座り込んでしまいました。・・待ちに待ったときが・・もうすぐ訪れるのです。

小1時間も待ったでしょうか?優子はなかなか現れません。僕は・・・またヘビの生殺し?と考えていたそのときです。
静かに廊下を歩く・・足音が聞こえ・・・部屋の前で停まりました。何かをコトッと置く音がします。

「し・・失礼します。」
「う・・うん。」

なかなか・・入ってきません。僕は思わず・・布団の上に正座をしたのです。

「どうぞ・・」
「は・・はい。」

すぅっ・・障子が開き・・・そっと中にはいってきました。
優子は・・お盆に載せた・・水差しを傍らに置き、三つ指をつきました。

「ふつつか者ではございますが・・・・・末永くよろしくお願いします。」
そう言うと頭を下げたままです。僕も・・なにか言わなければいけません。
「こ・こちらこそ・・・・」
優子はその白い肌を淡い桃色にして・・・薄すら寝化粧までしています。その淡い香りを嗅いだ途端
僕の頭はクラクラしてきました。そして・・・
「貴方のお好みだとお伺いしたものですから・・・・」
やはり・・淡い桃色のネグリジェを着ていました。

「ああ・・良く似合うよ・・・」
彼女を抱き上げると静かに布団の上に座らせ・・・・
「優子・・・目を閉じて・・・・」
「は・・い」

僕は彼女の薬指に買っておいた指輪をはめました。

「僕はこの指輪・・・で・・・君への愛を誓う。」
は・はい。」

僕は静かに彼女を横たわらせ・・・・・熱い・・抱擁を交わしました・・・・・

障子越しに月の灯りが・・・・二人を包み込みます。

「真夏の夜の夢」第19話へ続く


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0