SSブログ

「真夏の夜の夢」第24話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「嵐は突然やってくるのだ・・・」1

「ねぇ~お腹空いたんですけど~ォ」 訴える・・僕  お昼ごはんも食べていない・・・・

「ユミ・・・それあのお皿に盛っておいて・・・・」「ああ・・カオリ・・・・・」 「姉さん・・これ・・どうします。」「優子先輩・・・これでいいですか」「あっ・・洋子・・おビール冷やしてくれた」「・・・・・それ・・はコレと一緒に・・・・」「・・・・・・・・・でいいですかね」「そうね・・・・・トマト・・・・」

「あの~・・お腹・・空いたんですけど・・・・」
誰も聴こえてないみたい。
では・・・・「お腹空いたんですけど・・・・・・ォ」
「うっうるさいわね~ぇ。男なんだから・・我慢しなさい!」
こうなったら・・・つまみ食いするしか・・・道はない。
「こらぁ~つまみ食いするなぁ~」

(僕はやっぱり・・・早まったのかもしれない・・・・・なんか食べさせてくれないと・・・・知らないからな!)

「で・・・でも姉さん。こ・・いや委員長に何か食べさせておかないと・・・・大変なことになったら・・・」
(さすが・・・・・カオリさん・・・・仕返し・・しかけてなくて良かった。)
「そ・・そうねぇ~でも・・・・」キョロキョロ見回す・・優子。
「ほら・・・委員長!パン買ってきたから・・コレ食べときな」

言葉遣いは悪いカオリさん・・だが優しい一面もある・・・・のかな。

「姉さん・・・そろそろ・・着替えないと・・・・」
「そうねえ~あなたたちも・・・・着替えないといけないし・・・・」
「ねえ・・カオリ・・・・見張っといてくれる?つまみ食い・・しないように!」
「は・はい。」
「優子さん・・汗だくですよ・・・・お風呂入らないと・・・・それに・・お化粧もしないと・・・・・」
「そうねえ~じゃあ・・みんなで入ろうか?」
足早に風呂場に向かう・・面々。
「あ~うまかった。カオリさん・・ご馳走様」
「ああ」
「カオリさんって・・・おっかない人だと思ったんですけど・・・・優しいんですね。」
「ば・馬鹿・・コレ・・気配りって言うんだ・・覚えとけ」
「はぁ~い。」(そうだ・・・仕返し・・・・しないと)
「あ~あ・・・俺・・カオリさんにしとけばよかったかな・・・・」
「何・・言っているんだ・・・・」(少し・・赤くなったぞ)
「だって・・カオリさんって・・・美人だし・・・やさしい・・し・・・おっぱい大きいし・・・」
「お・・お前・・姉さん聞いたら怒るぞ!」
「だって・・・カオリさん言いつけないでしょ・・やさしいし・・・ああ・・いい香りだ・・・・」
「ば・馬鹿やろう・・・・殴るぞ」
「いいよ・・でも・・本当・・美人だよな・・・おっぱいも・・やわらかそうだし・・・・」
「お前・・・・」
「ねっ・・いいでしょ・・・・・」
「バカ・・・・・」

カオリさん・・行っちゃいました。これで・・・・やつらの仕返しは・・出来たかな?

「ほら・・・・あなたもお風呂・・入んなきゃ・・・・」
「ああ・・・」
お風呂に入りながら・・考えました。・・・やりすぎかな?とも思いましたが・・・・あんな写真よりましでしょう。

「別に・・畏まんなくても・・・・」

僕は・・優子が用意してくれた・・・浴衣に袖を通しました。お父さんの形見だそうです。

客間に鎮座させられると・・・それを合図にしたかのように・・・訪問客の山・山・山・・・・・
元スケ番グループのお姉さま方も・・・今日は別人のようにお酌をして廻っています。
ご祝儀やお祝いの品もうず高く積まれてゆきます。これ・・・拝観料なのでしょうか?
優子も・・オバ様方に捕まっているようです。
ところどころ・・・・「お若いわね・・・」とか「えっ。学生さん・・・」など聴こえてきます。
僕は僕で・・・・地区長さんをはじめ・・・・皆様に「子供の作り方」とか「俺が生きているうちに・・・子供をみせろ」とか・・「うまいことやったな」だとか・・・散々言われっぱなし・・飲まされっぱなしです。

「・・・やだぁ・・おばさま・・たら・・・・・・」
「もう・・お床いれ・・済んだ?」などやられています・・・・・

そこに・・地区長さんが・・・・羽織袴に着替えてきました。
二人・・・客間の上座に並ばされると・・・・・・地区長の音頭とりで・・・・三々九度がが行わされました。
僕は・・エエイと飲み干し・・・でも普通・・あんなに入れませんよね。優に1合以上・・・・・カオリさんの返りうちでした。
優子は少し・・・・・恥ずかしそうにうつむきながら・・・杯に口をつけて・・・・

鎮守の森に煌々と灯る明かりは・・・・・それから・・お開きまで・・・・2時間以上つづきました。

「ねえ・・お疲れになった?」
「いや・・・・君のほうが・・・大変だったろ」
「う・・ん。でも・・・・皆さんにおいでいただいて・・・・」
「ああ・・・でも・・明日からがんばらないと」
「そうね・・・・これから・・大変よ・・あなた・・・」
「うん。・・でも君がいるから・・・・・」
「でも・・・・このお祝いのお品・・・・・」
「うん・・・・・一杯あるよな。」
「お返し・・も考えないと・・・・・」
「そうだな・・・・」
「で・・・・カオリさんたちは?」
「ええ・・・・休んでもらいました」
「そう・・・・君・・ここにいて・・いいのかな」
「ええ・・・」
「そう・・・・でも・・・・・」
「えっ?・・・・」
「せん・・いや・・・君のお兄さん・・・つまり・・学年主任!・・絶対バレるよな」
「そ・・そうね。」
「バレるより・・自分であいさつしないと・・・・」
「いいの?」
「当たり前じゃん。・・でも・・・君のお兄さん・・・・・君(に似て)・・・・恐いけどね」
「今・・・間合いがあった気がする・・けど」
「そんなことないさ・・・」

やがて・・・・二つの影は・・一つとなり・・・・・その世界が甘い香りに満たされていきました。

その・・数時間後・・・一本の電話が・・鳴り響くまで

「真夏の夜の夢」第25話に続く・・・・・
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0