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「真夏の夜の夢」第34話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「午後の暑い日ざしの中で」2

静寂・・・・この言葉はこの山間の小さな村のためにあるような言葉です。
そんな・・静けさの中・

「なあ・・・」
「は・・い。」
「何か・・恩返し考えないと・・・帰れないな」
「はい。」
「それから・・・・・兄さんにお礼参り・・じゃなかったお礼に行かないと」
「そうねぇ~でも・・お礼参りしたい気分でしょ?」
「まあ・・ね。何せ・・入学時から・・相当やられてるからね・・・・」
「そう・・・・」優子の顔が少し曇ります。
「でも・・・最大の敵討ちしたからねぇ・・・・君を奪い取った!」
「えっ・・・・・」
「これ以上の敵討ちはない・・だろ。」
「あ・・はい。」
「でも・・俺ら未だ・・・戦い挑むけど・・・・」
「無茶はしないわよね・・・・・」
「ああ・・・僕の大事な人の兄さんだから・・・」
「ありがとう[黒ハート]
「そろそろ・・起きようか!」
「は・・はい。」

「兄さん!お早うございます。・・よろしいですか?」
「ああ・・・入りなさい。」
「失礼します。」
「昨日は・・二人のためにありがとうございました。」
「ああ・・・二人とも・・いい顔してるぞ・・・・」
優子も僕も顔が真っ赤になりました。
「それよりな・・・弟!」
「はい。俺・・・東京に2~3日帰ってくる」
「はあ?」
「ああ・・・今回の騒動もあるし・・・・やつらの補習もある。」
「奴等・・帰るんですか?」(奴等とは(Y・白○・Sのことだ)
「いや・・・ここでも人手がいるからな」
「はい。それでだ。お前。。まだ委員長だからな!あいつらのカントクしろ」
「お・・俺がですか・・・どっちかと言うと・・・」
「ああ・・解ってる。ただし・・・無茶はするな」
「は・・い」
「それから・・優子」
「カオリ・・さんには頼んどいたから・・彼女たちと・・コイツら・・監視しろ!」
「は・・はい。」
「亭主に無茶させんな・・」
「は・・い。」
「それから・・・みなさんに・・挨拶にいけ!」
「はい。」
「紅白のもち頼んである。風習だそうだ。」
「はい。」
「せ・・お兄さん!」
「な・なんだ・・・」
「ありがとうございます。」
「でな・・・・もうひとつ・・・・」
「はぁ・・・・」
「ちゃんと・・アレ・・使ったか?」
「ああ・・アレっすか・・・・要りません。」
「ど・・・・そうする気だ・・その・・・・」
「子供ですか?」
「ああ。・・・・そうだ」
「や・・やだ・・兄さん」
「ま・・まあ・・・・とにかく・・・・・行ってくるからな」
「はい。」

足早に・・・東京に向かったせ・・じゃない兄さん。でも・・なんか・・・・慣れません。
でも・・・優子のために・・・慣れなければいけません。

兄さんが用意してくれた・・紅白のもちを持って挨拶に廻りました。なんでも・・この村で10数年ぶりの式だったそうです。

「しかし・・・・・あぢぃ~!」
「なあ・・・・委員長!お前嫁さん貰ったんだから・・・・あぢぃ~ばかり言うな!」
「そうだ・・・・それに・・・俺たち・・あのあと・・・・先公・・じゃない・・お前のお前の義理のお兄様に飲まされすぎて・・・・頭いてぇ」
「そうだ・・それなのに・・・お前は・・すっきりした・・顔しやがってよ・・・」
「それは・・・しょうがないね・・・・・何せ・・昨晩・・・グフフ・・・・」
「て・・てめえ・・何発やった!」
「そうね・・・・・え~と・・・・・プロポーズしてから・・・だと・・・・」と指を折るばか!
まあ・・決まって・・こんな話をしていると・・・・・・・

「こらぁ~聴こえてるわよ!一体何教えてんのよ~ばかぁ[黒ハート]!」

「な・・・・やっぱり・・・」
「あん?なんだ・・そのやっぱりって・・・」
「ああ・・・お前の嫁さん・・地獄耳の優子!って」
「う~ん・そういえば・・・・・俺一回・・」
「うん。」
「鬼ババ・・って」
「ほう?」
「んで・・・バレそうになった・・・そもそもあの一件なんだよな・・・・墓穴掘ったの」
「やば・・・優子さん来たぞ・・・・」
「に・・逃げろ!」

「あ・な・た!ちょっとお待ちになって・・・・知りませんよ!ウフッ[揺れるハート]!」
「ハ・ハイ!」
「あら・・・・素直ですこと・・・・」
(そりゃ・・・ね。・・ウフッ[揺れるハート]には・・・勝てません)
「ハ・ハイ!」
「ねえ・・・あ・な・た・・・・・全員で・・・お風呂掃除・・お願いね。・・・・・知らないわよ・・ウフッ[揺れるハート]。」
(僕は・・後ずさりした・・・・でも・・しっかり・・・腕を掴まれ・・・・・)
「ぎ・ぎゃぁ~っ!

僕の悲鳴は山々を響き渡っていった・・・・・・・。
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