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「真夏の夜の夢」第38話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「和尚VS悪たれ連」1

「ふ・・・ふんぎゃあ~っ!」「で・・でた・・・・・・・ぁ」

ここ静かな山々に囲まれ・・・・・村のはずれを清流が流れる音・・・・だけが・・・・流れる静かな村・・のハズ・・・・そこへ・・この悲鳴・・・・・もちろん叫ぶのは・・・・・僕たち・・悪たれ連しかいません。

僕たち・・そう俄かナイトに変身した(はず)のオオカミ習い・・7頭。そして吸血鬼軍団・・じゃなかった・・・・相当無理・・いえ・・・・ぶりっ子・・コレも違う・・まあ浴衣に着替えた美女7名。
そして・・立派???にナイトとなり・・・・姫を救出(強奪・・・う~ん・・どうなんでしょう)し・・・・・
まあ・・・傍からみれば・・・若夫婦・・しかも新婚さんって感じ・・・のご主人こと僕。
吸血鬼軍団の首領で・・元スケ・・ごほん!え・・っと・・・僕の横にいる・・・・・優子・・・で・・・僕の妻。
まあ・・ほっといても・・・・廻りの気温を相当暑くしているみたいです。
ちょっっと・・(一杯・・・)見せつけながら・・彼等を悶々とさせながら・・・・お寺へ・・・・・・・

お寺へ到着すると・・・・・・読経のテープが流れています。そして・・・・・・墓地には・・・・蝋燭の灯りが揺れ動き・・・

「おお・・・待っておった!よいかの・・・・ココでは・・懐中電灯は使ってはいかん。」
「な・・なんでですか・・・・・」
「仏様・・・ナム。その灯りをお嫌いなのじゃ・・・・もし・・・・使ったら・・・おぬし等・・・・祟られるかもしれん・・・それにの・・・・そのような・・もんでは・・・・おぬし等を守れん。」

僕らは息を飲み込みました・・・・・

「良いかの・・・・・わしは・・読経のテープを流しておる。」
「は・・はい。」
「そして・・ここに・・・・・わしが・・おぬし等のために・・蝋燭一本一本・・・・有難いお経を書いておいた。」
「は・・はい。」
「さあ・・・順番に・・これを持ってゆくがよい・・・・・」
「あの・・・蝋燭の灯りは・・・・・・?」
「ああ・・・・おぬし等を守る為のものじゃ・・・・決して消してはならぬ・・・・おぬし等のためじゃ・・・・」
「は・・はい。」
「今夜は・・仏様も・・・うれしいじゃろ・・・・・・ここで・・・・そう・・・ここで」
「あ・・あの・・なんです・・・」
「ああ・・・皆が行く前に言わねばならんことがある・・・・決して村の外で言ってはならぬ・・・・」
「は・・・はい」
このわし・・でも・・押さえ切れん・・・・・怨霊もおる。」
「は・・はい」
「むかし・・・そう・・・・・戦後間もない頃だったそうだ。この村には綺麗な・・・別嬪さんがおった」
「今・・もいるんですか?」
「ああ・・・・成仏しきれておらん・・・・・その別嬪さんが・・・・東京からきた・・・・馬鹿共に襲われた。」
「か・・かわいそう・・・」
「その・・別嬪さんは・・・・あの・・・・そうじゃ・・・・委員長・・お前知っておるだろう・・・竜神様じゃ・・・」
「は・・はい。」
「あの滝・・のそばで・・・・自害した・・・・・・」
「で・・・・・どうなったんですか・・・・その馬鹿」
「ああ・・・・村人に・・撃ち殺されて・・・・ほれ・・・・あそこにあるじゃろう・・・・ただのような石が4つ」
「は・・はい。」
「カラス共に食い荒らされておったんじゃが・・・・・先の住職が供養した・・・・のじゃ」
「だから・・・・ここでは・・・不埒な・・・人間は・・・・・・祟られるのじゃ・・・・よいな・・・・」
「ど・・どうすれば・・・」
「お主ら・・・・男たちは・・・決して・・オナゴの手を離してはならん。よいか・・かならずじゃ・・・・」
「もし・・・離したら・・・・」
「ああ・・・・そのときは・・・・・オナゴは霊界に連れて行かれ・・・・お主らは・・・・竜神様に殺されるかもしれん」
「あの・・今やめる・・・わけには?」
「おぬし等は・・もう・・・霊界の入口を踏みしめておる・・・もう・・むりじゃ・・・・」
「い・・いくしかねえな」
「それと・・・もうひとつ・・・・・」
「も・・もうひとつ?」
「ああ・・・だが・・・行くがええ・・・・」
「・・・・・・」

僕らは・・冷や汗で・・びっしょりになりました・・・・・・でも・・・・女の子の手は離しません。
そう・・・・僕ら・・男です。

「どうじゃ・・・少し・・は恐かったかな?」
「はぁ?」
「いや・・・臨場感を盛り上げてやろうと思っての・・・・」
「ほら・・・・順番に・・蝋燭持って行っておいで・・・・」
「はぁ~い。」

僕たちは肝だめしを・・終えました。まあ・・途中・・・・Y・・白○・S・・大岩・・・青○は手を離してしまうアクシデントがありましたが・・・・・・おかげで・・こいつら・・・・

でも・・・・佐伯君と赤沼君は男です。とくに・・・・転びそうになった洋子を抱きかかえる佐伯君。
泣き出しそうな・・奈々子の肩を抱きしめる・・赤沼君。とても・・いい・・・・ムードなのですが・・・

河原で・・・・・いい・・・ムードの二組。でも・・このままでは押しが足りません。
物陰に隠れ・・・・・二組を見守る・・・・デバガメご一行様・・・・
「良し・・そこで・・押し倒せ」「ばか・・・何やってんだ・・・」
オオカミ君たち・・5頭は一生懸命・・覗き・・・・いや応援。
僕は・・・ちょっと一服と・・タバコを取り出し・・火をつけようと・・したところ・・・・・・

「こんばんわ~・・さっきは・・・ありがとう・・・」

挨拶し・・通り過ぎてゆく女の子・・・・アレ・・・優子のさっきの格好ににてたけど・・・・・
その姿はすぐみえなくなり・・・・・

「ゆ・優子!」
「はぁ~い。」
「い・・今の・・・・女の子・・・き・・君じゃないよね・・・・」
「バカねえ・・・あたしたち・・・おトイレ・・行ってきたんだけど・・・・」

た・・確かに・・・・残りのお姉さま方は・・数あってます・・・というと・・・・・

一生懸命・・覗いている・・じゃない応援している・・・・オオカミ君5頭のうしろ・・・・・

「こんばんわ~・・・さっきは・・ありがとう・・・・あたし・・・・・うれしくて・・・・・・・お礼にでてきた・・・・」

そうです・その声に振り向いた・・オオカミ君たちは・・・悲鳴を上げながら・・・・・赤沼君と佐伯君たちを巻き込んで・・・・・ニイタカヤマノボレ・・・は失敗してしまったのです。

そうとなれば・・・・次は・・どうしましょう・・・・・

「真夏の夜の夢」第39話へ続く・・・・
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