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「真夏の夜の夢」第39話 [高1・・・・の夏休み ちょっとえっちな話]

「悪たれ連VS和尚」2

「では~かんぱい~!
僕たち5頭のオオカミと首領は目の前にある・・ごちそう・・・つまりビールの山を喜んだ。
もう・・2頭のオオカミのなれの果て・・つまり・・・ナイトにはなれたけど・・・・姫を救い出せなかった
赤沼君と佐伯君は・・・・・しょぼんとしている。

「まあまあ・・飲め!」
「ああ・・・」(ぐいっと空ける・・・・・赤沼)
「おお!飲みっぷりいいな!ほら・・・・」

僕たちは・・・こんなに頭を使った事が・・今までの中で・・一回でもあったのだろうか?
まあ・・あるわけがない。あったら・・・・こんな・・・ことになっているわけはない。

「まあまあ・・・君たち・・・ミッションはこれからである。いいか・・・・」
僕はすっかり・・悪玉の首領・・ドン・・まあ・・・・悪知恵だけはあるらしい・・・・・
「いいか・・・・ニイタカヤマノボレ・・実はあの作戦は・・・・・・・・」
「なるほど・・・・そういうわけか!」
「ああ・・・・だから・・・・きっと・・」

悪巧み会議をしていると・・・・・・いきなり・・部屋の電気が消えてしまう。
真っ暗闇では・・・何も見えない。
「なあ・・・・何かねえか・・・・」
「ああ・・ライター・・それと・・さっきの蝋燭・・・・・の残り」
「いいよ・・・それ貸せよ」
「でも・・あぶねぇーぞ」
「ばか・・・こうやればいいんだよ!」
「お・・さすが・・委員長!」
灰皿の真ん中に・・蝋燭のろうを垂らします。そこへ・・蝋燭を・・くっつけて・・・・・と
「ば・・ばか・・・こ・・これ・・・さっきの・・・・お経の蝋燭!」
「だって・・それしかねえもん」
「な・・・・なんか・・・こう・・・・薄気味悪くねえか・・・・」
「そーいや・・・・大岩。お前・・・女の幽霊だったら土下座してやらしてもらう・・て言ってたろ」
「ああ・・・・じゃあ・・もし・・ものときは・・・・」
「大岩くんに・・・・幽霊くどいてもらって・・・・・」
「俺らは・・逃げる」

そこへ・・・・スーッと襖が開いて・・・・・・・
1人の女性・・・・・・がそこに・・・・・・

「な・なんだ・・・優子だろ・・驚かすなよ」
「い・い・え~」
「えっ・・じゃあ・・だれ?」
「も・・もしかして・・・・・さ・・・・さっきの」
「はい。・・・・・うれしくて・・・・・・・・お礼と・・・・・・お迎えに・・・・・・」
「こ・こいつ・・・・・大岩・・・・・連れてってください。ぼ・・・僕らは・・・・・・かんべんしてください。」
「だ・・め。・・・・・・・みんな・・・じゃなきゃ・・・・・・・・・」
「な・南無阿弥陀仏・・な・南無阿弥陀仏・・・・・」
「さあ・・・・・いっしょに・・・・・・・祟られたいの~ォ」
「ふ・・ふんぎゃああ・・・・・」

部屋の明かりが・・つきました・・・・・。その瞬間・・和尚と吸血鬼軍団が・・笑いながら・・入ってきました。

「エイちゃん・・ひどい・・・・あたしの顔忘れたの?」
「えっ・・エー。ゆ・・由香?」
青○君の名前は・・・栄一・・つまりエイちゃんなのですが・・・・・この由香ちゃん。エイちゃんの未来の奥さんです。
「お前な~びっくりさせんなよ!」
「へへへ・・ごめんね。」
「そういや・・由香いなかったな・・・・」
「ウン・・上の姉さんとこ・・街の・・・」
(この地区には・・学校・つまり高校はありません。ですから・・・街に下宿するしかないのです。)
「しかし・・・・本当の幽霊みたいだよな・・・・」
「あたし・・演劇部だからね」
「じゃあ・・青○差し出すって言えば・・良かったな」
「うん。そうしたら・・・・いいよ。って・・あっ!」
「コレで・・委員長に続き・・青○か・・・・いいなあ!」
「どうじゃ・・・・わしの仕返しの腕前は・・・・まだまだ・・お前らには負けん!」
「は~い。」

またしても・・・・完敗です。
僕らは・・・・部屋から飛び出し・・・・・河原へ駆けていきました。
そう・・僕らは・・・オオカミです。・・・いくら・・習いとは言え・・・オオカミです。飼いならされた犬ではありません。つまり・・野生の血が叫びます。
「ウォー!」
僕らは川へ飛び込み・・・お互いに水をかけあい・・・取っ組み合いをし・・・・叫びまわり・・・・そして・・・
川の中に座り込み・・・・月を見ていました。そして・・僕らは・・・復讐心を心に抱いたのです。

僕らは川の中・・・夏とは言え・・水温は冷たい・・冷たいといえば・・暖かい風呂・・・・・・・
風呂・風呂・・・・そう・・だ。俺らが不甲斐ないのは・・・風呂・・風呂のせいだ。

クソ・・坊主は娘を連れて帰って行ったみたいだ・・・・さっきあった車がない。
玄関前には・・優子とミサ・・・が心配そうに立っています・・でも今は復讐あるのみ・・です。
僕らは足音を忍ばせ・・・建物の裏手に廻りました。
「青○・・・お前・・・ここで見張っとけ」
「な・・なんでだよ・・・」
「バカ・・お前まで・・と捕まっちまったら・・由香ちゃん・・悲しむ。」
「ああ・・」
「いいか・・・実行部隊は赤沼・佐伯2名。お前ら服ぬいでおけ。」
「ああ・・・」
「いいか・・Y・白○・S・大岩」
「おう!」
「お前ら・・いいか・・・・こいつらが万一突入して捕まった場合、お前ら第2陣で突っ込め!」
「おう!」
「いいか・・・・写真・・取り戻すのが先決だ!」
「おう!」
「写真さえ・・・奪い返せば・・・・・いい」
「おう!」
「そのあと・・・・・脱出する。」
「青!お前・・おじさんの車のカギの場所知ってるか?」
「ああ・・・」
「俺らが突入して・・・・上手くいったら・・とってこい。」
「ああ・・・」
「もし・・・心残りがあるなら・・・・由香も強奪してこい。」
「いいのか」
「ああ・・・そうしたら・・・・お前等途中で降ろす。」
「それで・・・お前らどうする気だ」
「それから・・考える」
「とにかく・・・復讐するのは・・我だ。」
「いくぞ・・・・」
「青・・・・・捕まるなよ」
「ああ・・・・」

こうして・・・僕たちの復讐は・・・・実行に移された・・・・・でも・・・・・・星は知っていた。空も・・・そして月も
僕らは・・・無謀な賭けにでることにした。そう・・・・・・オオカミのプライドを取り戻すために・・・・・

「真夏の夜の夢」第40話へ続く・・・・

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