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「僕たちの・・・・祭り・・・」第81話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

こっほん!

委員長こと部長の僕です。週末はエセ神主と・・・アルバイトでエセピアニストもやっています。
行きっぱなしの信州遠征チームと僕たち、東京居残り&稲刈りチーム。
連日の夜は星マークが特別に書き加えられている・・・予想!?問題集と模範解答をせっせと睨んでいます。
まあ・・・予想問題集と模範解答 (僕たちだけへの学校側の配慮です。)は、先日の景山追い出し作戦と共に、学校側への実力行使の結果得られたもの・・・。本来は定期テストの廃止を交渉議題にしたんですけど・・・やはり・・・廃止は無理。まあ・・・僕たち競争社会にいるわけですから・・学校側も成績表を作る意味で必要とのことで、その折衷案になったわけです。
僕たちの学園は、都内随一のチンピラ養成学校でもあり、まあそこそこの進学校でもあります。
ですから、進路のその多彩なことと言ったら・・・・キリがありません。
この間のある事件では、犯人を逮捕した刑事もOBなら・・・捕まったチンピラもOBと言うこともありました。

さて・・・・いよいよ・・・・僕たちの仲間をポリ公と学校に密告した・・・・3年の3大阿呆に少しずつダメージを加える時がやってきました・・・でも・・・学園中・・特に「犯人探しゲーム」に振り回されてきた3年生は答えを導くことが出来ず、
僕たち奴隷の1年生や平民の2年生たちの下克上が始まるわけで・・・楽しみです。
では・・・その復讐劇前編をご一緒に・・・・タイム~スリップ。

僕達の復讐劇 前編・・・・1

いつもの朝のように・・・・(森にいるときの日課・・ただ・・雨の日はお休み) ・・・日課の沐浴を終え・・・・白い着物と水色の袴を履き・・・白い足袋に草履姿で神社の境内を掃き清めている僕。
同じく・・・身を清めたんだけど・・・特に艶々して神殿に供物をささげている・・ミサ。そして・・・もう一人やはり艶々しながら・・・作業服姿で野菜と卵を収穫している・・・・奈々子。
相反して・・・昨夜・・・二人の思惑に酔いつぶされた優子と美希・・・そして・・・ミミ。
優子はかろうじて・・・・・台所に立ち朝食の準備をしている・・・美希とミミはまだ・・・・爆睡最中。
昨夜・・・・楓から帰ってきて・・・車の運転のために一滴も飲めなかった優子。風呂上りに・・・居間を覗いたのが彼女の敗因。・・・しっかり・・・内輪の歓迎会に引っ張り込まれ・・・美希と共に撃沈。
ミミも先輩の勧める酒を断れるわけもなく・・・・撃沈。
ミサと奈々子からそれぞれ・・・遅くなってもいいから・・・部屋に来るよう個々に言われていた僕は、神泉のパワーとアッチの神様のご降臨により・・・4ラウンド。・・・・さっぱり感と疲労感のだるさは・・・・・・やめられない・・快感になりそうで怖い。

そんな・・・朝もやの中に佇む鎮守の森の社。その静寂が僕の好きな時間なんだけど・・・・その静寂を破るように・・・

[るんるん]ちり~ん・・ちり~ん[るんるん] 自転車のベルの音と・・・わっせわっせの掛け声・・・そして時折・・・由香ちゃん2号の・・・「もう・・・だらしないなあ~」と嘆く声が聞こえてくる・・・・

「ハハ~ン!あいつら・・・朝っぱらから・・・・走らされてるのか・・・・・」 

僕は独り言を言いながら・・・社務所の中で今日の準備をしているミサに・・・・

「ミサぁ~ちびっこ台風の来襲・・・・お茶とお菓子用意して・・・」
「ちびっこ台風?」
「うん・・・由香ちゃん台風と・・・とりまきのオオカミ軍団。どうやら走らされているみたい・・・・」

僕は鳥居の側で待つことにした・・・・

「お早う!由香ちゃん。」
「あっ!おはよう・・・神主のおにいちゃん・・・」
「新しい自転車だね・・・誰が買ってくれたの?」
「おじいちゃん!」

そこへ・・・・息も絶え絶えに・・・オオカミが一頭・・また一頭・・・・鳥居にたどり着く・・・・・

「おっす!どうしたんだ・・・・だらしないなぁ~」
「う・・うっす!・・・・てめぇも・・・・走って・・み・・ろ・・・・死ぬかと・・・・・」 Yはそう言うなり座り込む。
「白〇が鍛えられるのは・・・理解できるけど・・・何で・・お前らまで・・・・走ってんだ?校内マラソン大会にでも出るのか?佐々木?」
「ち・・・違う・・・んなもの出るわけねーだろうが・・・・白〇のやろうのせい・・・・」

どうやら・・・・白〇くんが元凶のようで・・・

「由香ちゃん・・・社務所にミサおねえちゃんがいるから・・・呼んできてくれる?」
「うん・・・行って来る!」

由香ちゃん・・・・走って社務所へ向かったのを確認すると・・・・

「で・・・白〇・・一体・・何やったんだよ・・・・まさか・・・おまえ・・・由香ちゃんに夜這いしたのか?」
「違うわ!あのな・・・・昨日の夜遊ぶ約束してたんだけど・・・・」
「おお?・・この非行少年・・・か弱い女の子を毒牙にかけようとしたな?成敗してくれる・・・」
「あのなぁ・・・ゲームとかする予定だったんだけど・・・試験あるだろう・・・中間。」
「まあな・・・今度は答え書いてないらしいからな・・・・お前ら今度赤点だと・・・・退学だぜ・・・よくて放校処分。」
「それで・・・勉強しなきゃって・・なあ・・・S・・・」
「ああ・・・それで・・由香ちゃん2号の機嫌悪くなって・・・・その苦肉策が朝の散歩だったんだけど・・・・いつの間にかマラソンになったらしくて・・・・こいつ・・・・一人で走るのいやだからって・・・・・俺らたたき起こしたんだぜ・・・信じられるか?」
「ああ・・・信じられる!俺でもそうする・・・それより・・・茶でも飲んでいけ・・喉渇いたろう・・・・」
「気が利くねえ・・・・本当はビールのほうがいいけど・・・・この際・・お茶でも・・・・」
「お前は・・・池でもう一回泳ぎたいのか?冷たいぞぉ~今・・・・」
「え・・遠慮しとくよ・・・・」
「それより・・・お前ら何時の列車だっけ?」
「ああ・・・3時半。」
「そうか・・・・じゃあ・・・見送りにいけそうもないな・・・・・」
「お前は・・明日の朝だろ・・・帰り?」
「ああ・・・そうなるな・・・・中間・・・あさってからだっけ?」
「そうだ・・・一日4科目3日間。それが終って・・ここへ戻って1週間のだろ・・・その後・・信州へ行って・・・忙しい・・・」
「そうだな・・・それで・・・本の配送はどうなる佐々木?」
「忍者とその一味に下請けに出した・・・・」
「しおんの件は?」
「ああ・・・連日通っているみたいだな・・・奴ら1000円で飲み食いできるわけねぇのに・・・・」
「おい・・・由香ちゃん戻ってくるぜ・・・」

社務所の見張りは白〇くん・・・・だって・・・由香ちゃんは白〇くんの彼女ですから・・・・

「おにいちゃんたちぃ~おねえちゃんが・・・・お茶の用意できましたってぇ~」
「ああ・・・すぐ行くからぁ~・・・じゃあ・・・行くか?お前ら・・帰りもマラソンなんだろ?」
「げっ!・・・嫌な事思い出させる奴だぜ~」

僕たちは雁首揃え・・・社務所へ向かって歩いていきます。

「なあ・・明日だよな・・・犯人公表・・・・・」
「うん・・忍者とその一味に今夜犯人名告げることになっている・・・・」
「報酬は?」
「ああ・・・一人2冊ずつ・・・計10冊。」
「おい・・・そろそろ・・・」
「ああ・・・・」

社務所には神社特製の麦茶とお菓子が用意されており・・・・由香ちゃんはオレンンジジュースをこっくんこっくん飲みながら・・・・・・

「もう・・・グズなんだからぁ~由香がジュース飲んだら行くんだからねぇ~」
「う・・うっそぉ~」

あわてて・・・麦茶の飛びつく・・・4頭のオオカミの姿がそこにありました・・・・



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