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「僕たちの・・・祭り・・・」第114話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

「お待たせいたしましたぁ~」

こっほん!社会関係奉仕部部長と委員長をしている僕です。ついでに・・・エセ神主とエセピアニストもしています。高校1年生ですけど・・・奥さんもいます。その他・・・何故か大勢の女性陣の中にぽつんと・・・ハーレム状態を満喫しています。 (お願いですから・・物を投げないで下さい。)

えっとぉ~未来の・・僕が、・・・出演者である僕たちの慰労ではなく・・・勝手に温泉保養に行ってしまい僕たちの舞台の進行がちょっとストップしてしまいました。
楽しみにしていただいている・・数少ない・・いや・・・数多い・・・観客の皆々様には深く・・お詫びいたします。後で・・・タコ殴りにしておきます。

さて・・・舞台は相変わらず・・鎮守の森。信州の山の中に遠征中の別働隊はこの際・・・勝手に各家々の冬支度の準備、畑の後始末・・・酒造メーカーでネズミとの格闘。っ収穫したキノコ類の天日干しなど様々に働いておりますが、放って置こうと思います。
何せ・・・主役は・・・僕なんですから・・・

僕は運命と言う言葉を、最近少しずつ信じるようになりました。
何故なら・・・僕には見えない何かの力によって、僕は生かされているのです。
一番驚きだったのは、「こっちにいらしゃい・・・・楽になるから・・・・」の声に導かれて・・川の中へ入っていった僕。それなのに・・・・溺れるどころか僕は金色の光りに包まれていました。そして・・・僕を助けだしてくれた男の人は正しく・・・優子のお父さんそのもの。
でも・・・優子のお父さんはそのときこの世に存在していません。
僕はきっと・・・この鎮守の森と優子を守る為に・・・神様から選ばれたとしか思えないのです。

おや・・・そろそろ・・・満を持した他の出演者たちが勝手に時計の針を進めてしまったようで・・・もう開演の時間になってしまったようです。
僕もそろそろ・・・出番に備え準備をしなければいけないようです。
では・・・特等席にお座りの皆さん・・・ご一緒に、昭和50年代にタイムスリップしたいと思います。
準備はよろしいでしょうか?・・・・それでは・・・・・タ~イムスリップ~

僕たちの復讐劇・・・・34

「そうねえ~これなんかどうかしら[黒ハート]
「なにそれ~?」
「やだぁ~タスキでしょ・・・タスキ[黒ハート]
「タスキは知っているけど・・・別に俺ら選挙に出馬するわけじゃ・・・・・目印というか名札でいいんだけど・・・・それにそれ・・・動きづらいでしょ?」
「じゃあ・・・どんなのがいい?」
「ほら・・・小学生がしているような名札というか・・・ハンカチに名前の書いたようなやつとか・・・・」
「リボンは?」
「オオカミにリボンは合わないでしょ・・・あっ!うさぎにも合わないからね・・・」
「バレたか[mail to]・・・・・」

舌を出し・・・頭を掻く・・優子。

「うん・・・全部同じ色合いにしちゃったから・・・・・全部で八体もあるからね・・・」
「名前でも書く?」
「それより・・・馬鹿1号・2号とか・・・・」
「あなたのお仲間怒るわよぉ[黒ハート]~」
「ムッツリスケベとか・・・明るいスケベ・・・は?」
「あなたは・・・・たらしとか?」
「うっ!・・・やっぱやめた・・・・ただの・・・1号・2号で・・・・」
「そうだ・・・由香ちゃんに聞いてみたら?」
「そうするか・・・オ~イ!由香ちゃん~」
「は~い。」

飛んでいるかのように走ってくる・・・由香ちゃん。

「あのねぇ~オオカミさんたちに名前付けて欲しいんだけどいいかな?」
「うん!」

由香ちゃんと優子・・・それに食事を終え・・・浴衣姿の女性陣(魔女と見習い1名)を連れて集会室へもどると・・・・あまりの退屈に格闘しあう・・オオカミたち。
まるで・・・群れの順位を決めているかのようである。

「由香ちゃん・・・オオカミたちの調教お願いするわね・・・・気をつけ!っていってごらん。」

美希の言葉にコックンと頷く由香ちゃん。
ちなみにこの由香ちゃんは2号と呼ばれているんだけど・・・本人は知らない・・・

「きおつけぇ~」

聞こえないのか聞こえないふりなのか・・・・オオカミたちは争いをやめようとしない・・・」

「由香ちゃん・・・もっと大きい声じゃないと・・・・」
「きおつけぇ~」

由香ちゃんは精一杯の声を出すがオオカミたちは・・・争いの最中・・・・

「きおつけ・・なのにぃ~」

とうとう泣き出してしまった・・・由香ちゃん。

「部長!あの馬鹿共なんとかしなさい・・・」

美希・・・鬼の副顧問からの命令だし・・・魔女軍団の先輩格に逆らうわけにはいかない。
こっくん!・・頷くと僕は乱闘に飛び込む。
後ろから飛びケリをくらわし・・・・次々と伸してゆく・・・そりゃそうだ・・・着ぐるみを着たやつに負けるわけがない。
次々と倒し・・・マスクならぬ・・頭を剥いでいく・・・
頭を剥がれたものは僕の手下となり・・・他のオオカミの駆逐を手伝ってゆかねばならない。
とうとう・・最後の一頭・・白○の馬鹿を倒す。

「ったく・・・由香ちゃんが気をつけ!って号令かけただろう・・・泣いちゃって・・知らねえからな!」
「えっ・・・あっ!」
「ほら・・・白○・・・謝って来い!」
「「どうすれば・・・」
「もう一回。頭被って謝って来い!いいな!」

泣いて行ってしまった由香ちゃんを追いかけてゆく・・・白○。
残りの面々は・・・美希と優子それに・・・魔女軍団にお説教。
何故か解らないけど・・・連帯責任と言うか責任者の部長の僕まで・・・お説教を喰らう。

「まったく・・・ちっちゃい女の子が号令かけているんだから・・・従うのが男でしょ!」 (お説ごもっとも・・です。)
「もう・・・ほんとうに・・・ガキの集まりなんだから・・・」
(ガキで悪かったな!・・・そのガキに・・・ヒぃヒィ言わされてるのは誰だっけ・・・ミサ!)
「まったく・・あなたたちは・・・単細胞なんだから・・・」
(俺は止めにはいったでしょ・・・優子!)
「ほら・・部長!罰を言いつけなさい・・・・」
「罰!そうっすねえ~そもそも・・・誰が始めたんだ?」
「白○・・・」 (おや・・・欠席裁判だな・・こりゃ・・・・)
「そうか・・・じゃあ・・・白○は・・・着ぐるみのまま・・マラソン!で地区長の家まで・・・・」
「それがいいな・・・・」
「お前等は・・・・やっぱ・・・マラソンで帰れ!」
「そ・・そりゃあんまりだ・・・・」
「じゃあ・・・明日・・・ガキ共のおもちゃ!・・・ハイ!決まり・・・・」
「そうねぇ~入院の子供達のおもちゃね・・・・着ぐるみきたまま・・・・」
「酸素ボンベ一応用意しておく。ねえ~カオリ!・・・・」
「そうですね。」

そこへ・・・由香ちゃんに手を掴まれた白○くんが帰ってきて、頭を脱ぐ・・・

「ふうっ!あつい!」
「誰のせいだと思っているんだぁ~」

オオカミたちに袋だたきにあう・・・・白○くん。
瞬く間に・・・・哀れ白○くんはみんなの下敷き・・・・ついでに由香ちゃんが一番天辺に座る。

「じゃあ・・・明日の慰問の打ち合わせするから・・・車座になれよ!」
「なあ・・・コレいつまで着てるの?」
「女性陣の前で脱げるのか?」
「いや・・・遠慮しとくわ!・・・解剖されそうだもん・・・」
「だろ・・佐々木ぃ~面倒だから・・・着て帰れ!」

すっかり・・暗闇に溶け込んだ鎮守の森に煌々と照らす灯りの下・・・地区長の迎えの軽トラックが来るまで僕たちは明日の慰問の打ち合わせを行っている。
由香ちゃんは白○の膝の上で、幸せそうにコックンコックンと・・・どうやら・・・そろそろ眠りにつく時間のようだ。

「僕たちの・・・祭り・・・」第115話へ続く・・・・


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