SSブログ

「僕たちの・・・正義の戦い」 第49話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

「夢の中へ・・・」 VOL 1

カオリと洋子はまた夜勤に出かけてゆき・・・しばらくして・・奈々子が勤務を終えて戻ってきた。
ミサが実家にいる弟たちのために少しずつ貯めたお金を届けに行くという・・・
途中・・どんなことがあるか解らないので・・・優子と美希それにミミまでもがボディーガードに・・・
ついでに・・・新旧のスケ番グループが帯同するので・・・僕は行かない。
いや・・・僕が行ったら・・・多分・・・ミサの親父を殴り殺すかもしれないという危惧からか・・・そういうことになっていた。
まあ・・・行けば・・・無事に済ませるつもりはないので・・・・殺しはしないけど・・・半殺し程度にするかもしれない。
帯同するのが・・・新旧の・・・スケ番。それも泣く子も黙る・・・・T女軍団。

「奈々子ぉ~うちの旦那・・・よろしくね!」
「了解っす。」

そういうわけで・・・お留守番となった僕。
続々と集まってくる車とバイク・・・・その辺の暴走族だって・・・やくざだって・・・勝てない。おまわりさんだって・・・避けて通るかもしえない・・・なんでも・・・婦警さんもいるとかいないとか・・・そんなことはどうでもいい・・・きっと・・・この軍団が通ったら・・・・ペンペン草さえ残らないかもしれない。
まあ・・・全滅させるとしたら・・・ウルトラマンさえ・・敵うのだろうか?僕つくづく・・敵に廻さなくて良かったと思うくらい。

「じゃあ・・・お留守番よろしくね・・・」
「は~い!」
でも・・・あんな集団で道路走っていいのかな?と思いますけど・・・暴走行為するわけでなく・・人様へ迷惑を掛ける様なことをしなければいいんだそうで・・・・

「そんな事言ったら・・・ツーリングも駄目じゃない・・・ツーリングよツーリング・・・・」
やっぱり・・・免許証持っているだけあって・・・説得力あります。僕・・免許持ってませんから・・・

「お風呂入っちゃえば?」
「うん・・・そうしようかな・・・後だと・・・遅くなりそうだし・・・明日も忙しいし・・・」
「祠・・・移動するんでしょ・・・」
「そう・・加奈さんの家にね。それで・・・お祓い・・あっそうだ・・2回やらないと・・・それから・・・午後慰問でしょ・・・それから・・・夜はアルバイトだし・・・明後日は・・・信州へ民族大移動だしねえ~」
「午後だっけ・・・出発?」
「うん。多分・・・村からお迎えの護送車くるらしいし・・・」
「そうなの?」
「そう・・・お祭りは結構盛大にやるみたいだよ・・・・じゃあ・・風呂入ってくる・・・」

バッシャ~ン・・・・・・・・
いつものようにお風呂に飛び込む僕。
お風呂に仰向けに浮かびながら・・・・まあ・・・うつぶせじゃ・・ドザエモンだし・・・

「しかし・・・あいつ・・・ちゃんと約束守るかな・・・・」

あいつとは・・・九尾の狐・・しかも女狐。

「まあ・・・あいつも約束守るだろ・・・俺が約束守ればね・・・・」

そのとき・・・風呂場のガラス戸が開き・・・奈々子が顔を出す。

「あらぁ[揺れるハート]その前に・・・あたしとの約束はどうなるわけぇ[揺れるハート]~」
「約束?・・・あっ!」
「思い出したみたいね。・・・ウフフ[揺れるハート]

僕は別人格の僕を緊急招集かけることになった・・・

「おい!相棒!起きてるか?」
「・・・・・・・・」
「起きろ!相棒!」
「あんだよ・・・ゆっくり寝てたのによ・・・」
「お前・・出番らしいぞ・・・」
「出番?」
「奈々子だよ・・・奈々子・・・よろしく頼んだぞ・・相棒!俺・・・また寝るから・・・」
「あん?汚ねえやろうだな・・・でもお前は俺で・・俺はお前だから・・・」
「そう・・・一心同体って奴・・・まあ・・・あとはよろしくな!」

なんてたって・・・僕の脳みその99%を占める別人格なんですから・・・頑張ってもらわないと・・・ねえ・・皆さん!

「何・・ぶつぶつ言っているのかな・・・一緒に入ってもいいわよね?駄目って言っても入るけど・・・」
「アペック・・プレジュール・・・・」
「えっとぉ~喜んで・・・だっけ?」
「そう・・・・」

風呂場の高窓からの月明かりに照らされて・・・奈々子が入ってくる。まあ・・・関戸のおばちゃんの薬・・・超~効く。
僕・・やっぱり特異体質なのかもしれません・・・あっちの神様も張り切っちゃってるし・・・・まあ・・・今夜もなるようにしかならないのだろう・・・・

「僕たちの・・・正義の戦い」 第50話へ・・・続く・・・

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0