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オストドのひとりごと。「自立=一人暮らしじゃない・・・」 [ひとりごと]

突然の・・・方針転換

娘が・・・出てゆくはずだった・・・・
まあ・・・口うるさい父親の存在。そして・・・生活観の違う母娘の隔たりは大きい。

古い家には一杯・・・歓迎したくないお客が来る。別に迎え入れているわけではないのだけど・・・勝手にやってくる。
「新築荒らし・・・」と言われたし・・自他共に認めてきたオストドとメストド1号。
しかし・・・父親の経営する会社に戻ったあの日から・・・・ボロ家の住人。
ゴキブリは当たり前・・・

「ぎゃあ~で・・出たぁ~」 娘が叫ぶ・・・スリッパを片手に持つメストド1号。ただ・・・オストドはウロウロするばかり・・・
「本当に役に立たないんだからぁ~」 叫びながら・・・始末するメストド1号。
たぶん・・・奪った命は数十・・・・いや百に届いているかもしれない。
〇ルサンを焚いても・・・・効果は数日。どこからともなくやってくる。
そんなゴッキーも可愛いほうだ。最近では掃除機&〇キジェットなる新兵器が手元にあるので・・・百発百中で仕留めることが出来る。

羽蟻も沢山出てきたけど・・・蟻の巣を薬剤で充填して穴を商売道具の防水シールで埋めてしまった。
風呂場で偶に見るムカデやダンゴ虫もシャワーで一瞬にして煮上げて・・・そのまま下水に流し込む。
なめくじだって・・・シャワーを掛ければ・・イチコロ。

そんなのだって・・・奴等に比べたら・・・可愛いもの。
天井裏では大運動会。いっそ・・その辺の野良猫を数頭・・・屋根裏に上げてやろうかと思うほど。
我が家の裏手は野良猫のラブホみたいなもの・・・・年2回・・・にゃあにゃあ・・やっているものだから・・・
その辺にいるネズミが避難してくるのだろうか?
そのうちの一匹だろうか・・・最近・・相次いでメストド軍団に目撃されている。
しょうがないので・・・殺鼠剤と忌嫌スプレー&芳香剤みたいなものを買ってきた・・・
そのスプレーを撒くと・・確かにネズミには効くみたいだけど・・・人間・・いや・・・トドにも効く。
目や鼻を刺激される・・薄荷臭&猫のにおいだそうだけど・・・涙は出てくるし・・・鼻水まで垂れてくる。
そんなネズミだって・・・可愛いものだ。ハムスターを計4匹も飼っていたくせに・・・どこが違うのか理解に苦しむ。
そのハムスターの世話はオストドの役目だった。カゴの中に手をいれてやれば・・・甘噛をし・・手の上に乗ってくる。
そして・・・オストドの手の中やパジャマの中にもぐりこみ・・・寝ていたほど。

「ハムスターは可愛いけどね・・・ネズミは・・・・」 メストド軍団の弁。
「今度・・出てきたら・・包丁投げつけてやる・・・・」 メストド1号が叫ぶ・・・
「いいか・・・聞こえていたら・・出てくるなよ・・・」オストドは心の中で叫ぶ。

だが・・・だが・・・・とうとう・・・やつらが出てきた・・・・白蟻である。それも・・・メストド2号・・つまり娘の部屋の柱から・・・ポロリと落ちたものだから・・・ついに・・・娘が宣言。

「あたし・・・家出て行くから・・・」

まあ・・・反対してもしょうがない。どうしても親馬鹿の抜けない・・・2頭の親トド。その資金の工面をしてやり・・・ついでに自分たちも・・社宅を後にすることに・・・・・

「まあ・・しょうがないよな・・・あの年齢には・・・俺・・・子持ちだったしね。」
「そうね・・・あたしも・・・子持ちだった・・・」
「娘が疲れ果てて帰ってきたときの部屋は用意だけしておくか・・・」

だから・・・オストドは広い家・・それも築年数の浅い家を探していたのだ。二人暮しにはもったいないけど・・・そして

「まあ・・海外行き・・年1回にすれば。。なんとかなるし・・・・そのうち・・・社長になれば・・・」
「うん・・しかし・・・あんたが社長候補だとは・・・・」
「すいませんねぇ~人材不足なもので・・・・それに・・・一応・・・お坊ちゃま君なわけだし・・・しょうがないじゃん」

そんな会話をしていると・・・珍しく・・・娘の帰りが早い。と・・言っても・・・オストドはすぐ寝てしまったが・・・・
その翌日のこと・・・メストド1号から・・・思いもかけなかった言葉が・・・・

「はあ?何でそうなったわけ・・・」

娘曰く・・・「生活が困難になるのは解っている・・・いつまで我慢出来るか解らない。従って・・家に居たほうが無難・・」

メストド1号も内心心配していたらしく・・・「これで・・夫婦喧嘩の種ひとつなくなったのにさ・・・」と言う。

さて・・・もう一回・・・家探しを条件変更してしなければならない。・・・世話の焼ける娘である・・・・




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