オストドの旅後始末。「何度目かのGOTO バリ島」 VOL0 [大人の隠れ家]
- VOL0 新型コロナ禍で僕は変わった? -
新型コロナが世界中を蔓延した。
取り合えず、表面上は仲良く暮らしていたであろう人々は、
たかが、マスクの買い物一つで、敵意をむき出しにしていた。
その中。奇跡がひとつ起きた。
僕も妻であるメストド1号もすっかり諦めていた。
娘であるメストド2号の出産で、天から降ってきた孫は、
旅に出ることの出来なくなった僕に明るさをもたらしてくれた。
その後、僕は病に倒れた。心筋梗塞。
意識が十分にある中、僕は循環器科の病院で隔離され、
僕の意思とは関係なく、救急車に載せられ、大学病院へ
そして、救急救命のスタッフにより、カテーテルが施され、
僕は死に損なった。
「タバコを止めるのか?」僕は自問自答していた。
そんな僕を孫であるオストド3世は、つぶらな瞳で僕を見ていた。
「判った!判った!煙草止める」僕の口から、また意思とは関係ない
言葉が出ていた。
でも、その後、僕は相当なストレスを貯めこんだ生活を送った。
「あ~あ!死んじまったほうが楽だったな・・・」
そう呟いたのは、一度や二度ではなかった。
そんな僕を仲間たちは、相変わらず僕を旅に連れ出してくれた。
2021年・2022年・2023年と立て続けに、沖縄本島や離島へ出かけた。
でも、それでは消化できない何かが、僕の中に存在していた。
そして、昨年7月。僕たちの班は、キャセイパシフィックで旅立つことを決めた。
僕はドクターのお許しが「まあ、一回5時間くらいなら」だったからだ。
直行便ではお許しが出ない。ならば、細切れに結べばいいだけだ。
そして、僕は飛び立った。成田から香港。トランジット入国して、ホテル1泊。
翌朝の便でバリ・デンパサールへ向かった。
VOL1.「やっぱ・・・これでしょ!」に続く
新型コロナが世界中を蔓延した。
取り合えず、表面上は仲良く暮らしていたであろう人々は、
たかが、マスクの買い物一つで、敵意をむき出しにしていた。
その中。奇跡がひとつ起きた。
僕も妻であるメストド1号もすっかり諦めていた。
娘であるメストド2号の出産で、天から降ってきた孫は、
旅に出ることの出来なくなった僕に明るさをもたらしてくれた。
その後、僕は病に倒れた。心筋梗塞。
意識が十分にある中、僕は循環器科の病院で隔離され、
僕の意思とは関係なく、救急車に載せられ、大学病院へ
そして、救急救命のスタッフにより、カテーテルが施され、
僕は死に損なった。
「タバコを止めるのか?」僕は自問自答していた。
そんな僕を孫であるオストド3世は、つぶらな瞳で僕を見ていた。
「判った!判った!煙草止める」僕の口から、また意思とは関係ない
言葉が出ていた。
でも、その後、僕は相当なストレスを貯めこんだ生活を送った。
「あ~あ!死んじまったほうが楽だったな・・・」
そう呟いたのは、一度や二度ではなかった。
そんな僕を仲間たちは、相変わらず僕を旅に連れ出してくれた。
2021年・2022年・2023年と立て続けに、沖縄本島や離島へ出かけた。
でも、それでは消化できない何かが、僕の中に存在していた。
そして、昨年7月。僕たちの班は、キャセイパシフィックで旅立つことを決めた。
僕はドクターのお許しが「まあ、一回5時間くらいなら」だったからだ。
直行便ではお許しが出ない。ならば、細切れに結べばいいだけだ。
そして、僕は飛び立った。成田から香港。トランジット入国して、ホテル1泊。
翌朝の便でバリ・デンパサールへ向かった。
VOL1.「やっぱ・・・これでしょ!」に続く