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「僕たちは社会関係奉仕部」第56話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

オオカミたちの謝肉祭・・・4

雨の中でも作業をしておかなくてはいけない・・・・・
僕は唯一・・・この森に住むことの出来る・・・・男なのだから・・・・
そろそろ・・・秋の豊穣祭も今年・・・復活する・・まあ・・・代行とはいえ・・・神主である僕がいる。
叔父さんも相当・・この地区では嫌われているみたいなので・・・・寄り付かないからだ。
少しでも多くの人の参拝・・・それが収入に繋がるし・・・・巫女である・・・ミサにもその労働の対価を渡してあげたいし・・・それに・・・・秋野菜の種もまいて置きたい・・・・
鶏の優子たちにも・・快適なねぐらを与えたいし・・・・この間の台風で塗装が剥げた部分の修復もしなければならないし・・・・秋の長雨に備え・・・ビニールハウスの周りも排水できるようにしておきたい・・・・
庭の池の鯉たちにも・・・安らげる場所も作ってやりたい・・・・
だから・・・僕は雨の中でも働かなければならない・・・・この家には僕の妻である優子と大切なMIKO’Sが住んでいる。

小雨降る中・・・・傘を差し・・・優子の両親が眠る・・・・小さなお墓にお参り・・・・途中・・鶏小屋の前を通ったとき・・・
僕を覚えていてくれたみたいに・・・・鶏たちが一斉に鳴き始める・・・・

「ああ・・・お早う!」 立ち止まった僕に・・・・早くエサをくれ・・・そうじしろ!と言わんばかりだ・・・・
「しょうがない・・・・なあ・・・」

鶏たちの小屋に入り・・・・おや・・・・見慣れないのが・・いる・・・・数を数えると・・・・

「1・2・3・・・・・・・・15・・・・あれ?・・・確か・・・・委員長・優子・ミサ・カオリ・洋子・奈々子・・・の6羽だけだったのに
なんで・・・・15羽になっているのかな?まあ・・・いいか・・・・あとで・・・優子かミサに・・・聞いてみよう・・・・」

鶏小屋の掃除を終えると・・・・タップリ・・・えさを与え・・・・・小屋を出て、お墓に向かい・・歩き出すと・・・

「あなた~どこ~」

赤い傘を差した・・・優子の声が響く・・・・

「ここ~」

優子が駆け出してきた・・・

「ああ~よかった・・・・・居なくなっちゃったかと・・・」
「なんでさ・・・・」
「だって・・・・・目覚ましたら・・・いないんだもの・・・・」
「居るでしょ・・・・週末は・・・・」
「うん・・・でも・・・・変な・・夢みたから・・・」
「そう?ビールの大半・・・独り占めしてさ・・・・幸せそうな顔して・・・寝てたけど・・・・・ね」
「ごめんね・・・・だからかな・・・・まあ・・・・いいけど・・・・これからは・・・・絶対・・・・一人で先に起きないで・・・」
「うん・・・・でも・・・・支度もあるしね・・・・・掃除も・・・・・それより・・・折角・・・優子来たから・・・・お墓参り行こうか?」
「うん!・・・・ねえ・・・そっちの傘に入っても・・・いいかな?」

僕は・・優子の肩を抱きしめながら・・・二人で・・・お墓参り・・・

「お父さん・・・お母さん・・・ちゃんと・・無事帰ってきてくれました・・・ありがとう・・・」
「あのね・・・帰ってくるよ・・・ちゃんと・・・・あっ・・それより・・・鶏・・増えているんだけど・・・・」
「うん・・そうでしょう・・・・地区長が・・・・人数多くなったんだから・・・って・・・・9羽・・・全部メス・・・持ってきてくれて・・・」
「へえ・・でも・・あそこ・・・鶏・・・いたっけ?」
「なんでも・・・・親戚が養鶏場やっているとかで・・・・・」
「そうか・・・・いいなあ・・・・委員長・・・・ハーレム状態・・・・」
「あなたも・・そうだと・・思いますけど・・・・・」
「俺?・・・・」
「そう・・・あたしでしょ・・・・ミサ・カオリ・・・洋子・奈々子・・・・・美人5人・・・・」
「そうか・・・・・俺もハーレム状態!」
「それより・・・・あっ・・・朝ごはんで・・・呼びに来たんだっけ・・・・・」
「じゃあ・・・すぐ戻らないと・・・・全部食べられちゃう・・・・・」
「そうかも・・・・・」

家に戻りながら・・・・僕は優子に楊ママから渡された封筒のこと (楊ママから渡された封筒は・・こちらを・・ご覧ください)
楊ママから・・・玉串料を貰ったこと・・・・お札を持ってまたいらっしゃい・・と言われたことを・・・話した。

「ねえ・・・例の件のこと・・・・聞いてないんだけど・・・・・カオリも洋子も・・・ミサまでも・・・・口が堅くて・・・あまり教えてくれないんだけど・・・・」
「あ・・・あまり・・・・き・・聴かないほうが・・・・・」
「そう・・・・それ・・・美希先生のこと?・・それとも・・・・・作戦のこと・・・かしら?」
「え~その件につきましては・・・・作戦遂行中ですので・・・・ノーコメントと・・させていただき・・・・」
「まだ・・・やるの?」
「やるからには・・・徹底的にと・・・・兄さんが・・・・骨は拾ってやるから・・・・って」
「そう・・・・でも・・・・あなた・・・・気をつけてね・・・・」
「わかっている・・・・ドジは踏まない・・・・さあ・・・・朝ごはん食べさせて・・・・・お腹減った!

雨は止みそうです。・・・・鎮守の森に薄日が射しだし・・・・木々から落ちる水滴が輝きだしました。

「僕たちは社会関係奉仕部」第57話 へ・・続く・・・





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