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嘘の様な本当の話「孤独死」VOL0 [不動産の真実 オーナーは見た。]

- まえがきに代えて -

私が不動産投資だけでご飯を食べる様になって、10年の月日が流れた。

今までにあった事と言えば、「夜逃げ」があったぐらいだ。

まあ、飛び降りとか首吊りなんてのも他人事だと思ってきた。

ましてや、「孤独死」は縁も所縁もないとさえ思っていた。

ただ・・・・

私は元損保マンだ。今は募集人資格と言うのでいいらしいけど、

私の時代。初級(入門編?)→普通(やっと募集人が出来る)そして

上級→特級一般→特級工場となる。

私の場合、工場地帯の大工場は縁も所縁もないから、特級一般までを

取得しているし、「プロ」としてリスクの見分け方なんて教わったので、

私が公私ともに保有している物件総てに「最適な保険」をかけている。

よく、「孤独死保険」と言われているものまで、掛けてはある。

保険は掛けてあるけど、「孤独死」のリスクは、総戸数60世帯について

1%のリスクでも万全を期していた。

正月も明け、年始のあいさつに年賀を渡した取引先から、その翌日。

すっかり正月モードが頭から飛び去る様な電話の一報が入った。

「社長!出ちゃいました・・・・」

「何が?オバケか・・・夜逃げ?」

「違います・・・こ・・・孤独死です。今、現場です。」

「どう・・いうこと?」

この続きは本編で書くとして、現在進行形で言えば、

ご遺体は警察が回収していき、司法解剖になったこと。

現状やご遺体に事件性を疑わせるものはない。

後日談になるが、自殺でも事件でも事故でもない。

布団の中で静かに逝かれたのだ。

これから、私は「記録」を残そうと思う。

本日。私は損害保険会社より、封書を受け取ったのだ。

「孤独死」VOL1 安否確認へ続く




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