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「災難は忘れた頃やってくる」④ [災難は忘れた頃・・・エッチな話]

「涙と笑いの結婚式3」

エミちゃんに連れられて・・・・宿に向かう面々。

「おまえ・・・あの子知ってた?」 「し・知るわけねえだろ・・・」 「今回の宿・・お前の知ってるとこじゃん」 「ああ・・・でもさ、あの子知らないよ・・」 「それに・・・おばさんって言ってたしなぁ・・・・」 「そうだな」 「もしかして・・・・シ-ちゃんの子供かな?」 「シ-ちゃんって誰?」 「まあ・・いいじゃん」

「何ごちゃごちゃ言ってるんですかぁ~?もう・着きますよ。」

「ねぇ・・・エミちゃん。女将さん元気かい?

「そう言えば・・・・今朝仏壇に向かってぶつぶつ言ってましたけど・・・・」「さあ着きましたよ!」

「おばさ~ん。ただいま~お客様ご案内しましたよ~。[揺れるハート]
「いらっしゃいませ・・・・オストドさん。お久しぶりです。

「女将久しぶり。お世話になります。悪友連れてきましたんで・・・

「オストドさん。オバさん。知ってるの?」

「ああ・・・でも君が姪御さんだったとはねえ~」

「オストドさん。エミ・・知ってたんですか?ま・さ・か・・」

「偶然って面白いよね。エミちゃんの担任だったS・・・俺らの仲間だもん。

「そうですか・・・・本当に・・偶然って・・・あ、エミ・・お客様をお部屋にご案内して・・・・お1人1室お取してるから・・・・」

「お~い。風呂いこ・・風呂」 「ああ・・風呂屋ならそこ出て・・」 「いやだな・・温泉」 「なんだ・・そうか」 「やけに元気ないみたいだな・・・・・」 「いや・・・ちょっと想い出に浸ってて・・・」 「いいから・・汗流そうぜ・・・」 「ああ・・・そうするか」
いつものように宴会も終わり・・・・・部屋へ戻る。

・・・・・「コンコン」とドアをノックする音。「悪たれ連」の奴等ならいきなりドアを開けて入ってくる。

「シ・シーちゃん?」眼を疑う。

「やだ・・・私エミです。母をご存知なんですね。」

「ああ、お入り・・・」窓際のイスに腰掛けるエミちゃん。シーちゃんそっくりである。

「君が・・・シ-ちゃんの娘さんだったのか・・・お母さんは・・その・・元気かい?」

「母が亡くなって・・・10年になります。」

「そうか・・・・知らなかったもんだから・・お父さんは?」

「父も・・亡くなったんです。それで・・私・・おばのところへ・・」

「そうか・・・・だけど・・・シーちゃんそっくりだね」

その夜・・・・のことは、残念ながらここでは書く事ができない・・・・・。

朝風呂に入り・・・女将に頼み仏壇に手を合わせる。・・・とどめなく涙が溢れてくるのは何故だろう。

いよいよ・・・・討ち入り・・じゃなかった結婚式の日である。

女将の部屋でエミちゃんと朝食をいただく。旅館の朝ごはんも捨てがたいが、エミちゃんの焼いてくれた

ちょとコゲた目玉焼きは・・・絶品だった。

「災難は忘れた頃やってくる」⑤「やっと・・・結婚式編」に続く。







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空飛ぶ食欲魔人

yann様
いつもご訪問&Niceありがとうございます!(●^o^●)
by 空飛ぶ食欲魔人 (2009-10-29 07:37) 

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