SSブログ

「僕たちは社会関係奉仕部」第13話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

「地区長を・・・・やっつけろ」2

鎮守の森の小さな社務所・・・・・狐と狸・・・いや狸に化身したヘビの怨念との対峙がはじまりまり・・・

「地区長さん・・・・先ほど・・由香ちゃんママの安産祈願を終えました・・・・」
「で・・・・男の子が生まれるよう・・・・祈願してくれたんだよな?」
「いいえ・・・・健康で・・・五体満足な元気な赤ちゃんが生まれるように・・です。」
「俺は・・・・男の子・・・・跡継ぎが欲しいんだ・・・・女は・・由香で充分だ。」
「やっぱり・・・・・・相当・・・・可哀想に・・・・・」
「なにがだ!」
「ヘビの怨念ですね・・・・・」
「だから・・・・厄払いに来ている」
「残念ですけど・・・・僕には・・・・出来ないというか・・・・・したくありません。」
「お前・・・・神主代行だろ・・・・ガキのくせに・・・」

とうとう・・地区長怒らせてしまい・・・・まあ・・コレも作戦なんです。

「いいですか・・・地区長・・・・神に仕える者に年齢はありません。・・・・それに・・・」
「それに・・なんだ!」
「ええ・・・先ほど・・・僕・・一生懸命祈願した疲れで・・・一時・・・意識がなかった・・・気が付けば・・自分を見下ろしていたくらいで・・・・・」
「何を言いたいんだ・・・」
「ちょっと・・人の話は最後まで・・・聞いてください。」
「ああ・・・・続けろ・・・・いい加減な内容だったら・・・村から・・たたき出してやる」
「ええ・・・結構ですよ・・・・いいですか・・来年以降・・・・この村の作物は不作になるかもしれないと
神様から・・・告げられました。神様が仰るには地区長の今までの行いのせい・・とのことです。」
「俺・・俺のせい・・・で・・・・」 (少し効きはじめてきたのでしょうか?)
「ええ・・・地区長の行いは全て・・神様はすべてご存知です。・・・地区長・・由香ちゃんが生まれる前に大きな青大将を・・・殺して・・しまった。」
「ああ・・・だから・・・・女の子だったんだ・・・・俺は・・・男を産め!と言っていたのに・・・」
「なるほど・・・・今・・僕にもはっきりわかりました。その・・青大将は神様が村の繁栄のために授けられた・・お使いだった・・・・それに・・・・もしかして・・・・由香ちゃんのお母さんを責めているのでは?」
「お・・・俺は・・・男の子を産めない・・・・女腹の嫁には用はない・・・・・」
「そうですか・・・・やはり・・・・」 (僕は悲しそうな顔を演じました・・・)
「な・・何か・・・あるのか・・・その顔?」
「ええ・・・・折角・・・村のために貢献なさっている地区長のお家繁栄のため・・・ヘビを遣わされた・・神様のお心が・・・・・無駄だったようです。」
「ど・・どうにかならないのか・・・頼む!」

地区長へのボディーブローは効きはじめたようです。

「もう・・遅いかもしれません・・・また・・・流産されるかもしれません・・・・そして・・・地区長のお家も滅亡・・・村は凶作で苦しみ・・・・・誰もいなくなるかもしれません」
「か・・・・改心する・・・・・神様に・・・・・祈願してくれ・・・・頼む!」
「わかりました・・・・精一杯・・お勤めさせていただきます。・・ただし・・・・」
「ただし?・・・そうか・・・・金・・だな・・・・金なら・・・・幾らでも払う!」
「いいえ・・・お金の問題ではありません・・・・地区長の行いにかかります・・・・」
「お・・行い?・・・」
「ええ・・・まず・・・・由香ちゃんまのお母さんに優しく接すること・・・・人としての優しさ・・・そして感謝を心から・・・してあげてください。この間の流産は・・・・地区長が与えたストレスが原因だと神様が仰っています。」
「わ・・わかった・・・」
「まだ・・あります。コレが一番重要なのですが・・・・僕・・・未熟ですから・・・神様に与えられた力・・・一つしか覚えてません。その・・お力に頼るしかありません。」
「ああ・・・どんな・・・お力・・・」
「僕に神様が与えられたお力は・・・・昔・・・陰陽師が使われたお力・・・・術です。でも・・これは・・・・」
「そ・・それで・・・・・」
「ええ・・・この術を使えば・・・地区長のお家の子孫繁栄をもたらしますが・・・・もし・・・地区長のお心に邪悪な影が映れば・・・術返しされ・・・・近隣に漂う邪悪なものが・・・・全て・・・お家の皆様全てに禍をもたらすことでしょう・・・・でも・・・・・もう・・・・それしか・・・・道はありません。」
「う・・・うむ。」
「ただ・・いい事もあります。由香ちゃんと今後生まれるすべてのお子さんは・・・地区長をお救いなさるために遣わされた・・・神様の化身です。いいですね・・・・女の子でも男の子でも・・・均等に・・大事になさってください。」
「は・・・はい。私・・・・神主に・・失礼な・・ことを・・・・」
「構いません。僕は・・・・神様にお仕えする身ですから・・・・それでは・・・始めましょうか?

僕は、地区長を伴うと・・・・浴室で冷たい・・神泉をかぶり続け・・・・地区長にも身を清めさせると
昇殿し・・・お祓いを行いました。
地区長は帰りがけ・・・心が洗われた気がする・・・と僕がお渡ししたお札とお神酒を受け取り晴れ晴れとした顔で・・・・ご帰宅されました。
一生懸命・・・笑いを堪えていた・・・ミサ・・・・
地区長の車が鎮守の森から出て行く姿を見届けると・・・・・一気に堰が切れたように噴出し・・・・
「ああ・・・・苦しかった・・・・」
「何が?」
「笑いを堪えるの・・・・」
「確かにね・・・・いかがでした・・・・俺の演技力・・・・」
「うん・・・・一瞬・・・・目を疑ったくらい・・・」
「でしょ・・・・俺・・・俳優になろうかな?」
「まあ・・・間違いなく・・・有名になる・・・・・スキャンダル俳優で・・・・」
「たぶん・・違いないけど・・・・さてと・・・・お仕事終ったから・・・・俺・・・T市まで行ってくる・・・」
「えっ?」
「うん・・・買いたいものあるしね・・・・あと・・ちょっと・・・・」
「わかった・・・・・ナンパ・・かな?」
「あ・・あのね・・・その・・・・そんなわけ・・・・ない・・・・けど」
「怪しい・・・。いいよ。・・・あたしも買い物したいもん。一緒に行こうか?」
「えっ・・・・・いや・・・・乗っけてってくれるのはありがたいけど・・・・知らないよ・・・途中で・・襲っちゃっても・・・・」

僕・・このときは・・・・半分本気で・・・・半分冗談だったんですけど・・・・・・

「洋子と・・・・どっか行ったでしょ?知ってるんだ・・あたし・・・・」
「えっ・・・・確か買い物に行って・・・その後は・・・・あっ!・・・・」 (こちらをご覧下さい!)
「お買い物だけじゃなかった・・でしょう・・・・・あたしも・・・・ね[黒ハート]
「じゃあ・・・行く?・・・・」
「うん[黒ハート]・・・・・行く・・・・じゃあ・・・・着替えてくる・・・・」

そんなやりとりをしている頃・・・・・
オオカミ習い8頭たちは・・・・・新宿で・・・・・ナンパ合戦を繰り広げており・・・でも・・・・顔に・・ヤリタイって書いてあるんじゃ・・・・・・・・・引っかかるのは・・・・・売春婦くらい・・・・・
佐々木君は売春婦とも知らず・・・・引掛け・・・・やっちゃったんですけど・・・・2万円取られたそうで・・・
ご愁傷様!でした・・・・ねえ・・佐々木君!(後日・・・淋ちゃんになった・・佐々木君・・可哀想に・・・)
まあ・・・僕をのけものにするから・・・(と言っても・・僕は神社ですから・・・しょうがありませんが)
ねえ・・・佐々木君・・・あのときのヤブ医者の注射・・・どうだった?痛かった?教えてください。・・・佐々木君!

「僕たちは社会関係奉仕部」第14話へ続く・・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0