SSブログ

「僕たちは社会関係奉仕部」第39話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

「この恨み晴らさずにおくものか~」7

「遅い!もう・・・・なにやってたのよ~」
「ミ・・ミサ・・・・・ごめん・・・えっちょっと待って・・・・」 あわてて時計を確認すると・・・・10分前・・・・
「あのね・・・・まだ・・・集合の10分前だけどぉ~」
「可愛い・・・ガールフレンドが・・はるばる上京して来てんのに・・・それも3人も・・・・普通・・・・1時間前には待ってるもんじゃない?」
「はい[グッド(上向き矢印)]可愛い・・・・ねえ・・・・・・まあ・・・・確かに・・・・見た目はね・・・・でもねえ・・・・中身は昔と・・変わってない気が・・・・」
「昔・・・・・何のことかしら・・・・」
「元・・・スケ」
「はい。ストップ!・・・・知らないわよ・・・それ以上言うと・・・・あなたも・・地獄行きかもね・・・・・・」
「ご・・ごめん・・・・で・・・・他のお姉さま方は?」
「許さない・・・・・カオリさんたちは・・・・車の中・・・寝てるかも・・・・」
「ねえ・・・・ミサ・・・・機嫌直してくれるかな?今日・・なんでも奢るから・・・・」
「じゃあ・・・・まず・・・・キスして・・・・」
「ここで・・・・だって改札口・・・・・まずい・・・・」
「だめ・・・・・早く・・・・・[揺れるハート]

覚悟を決め・・・・(そりゃそうですよね・・・・・学校の正門じゃないんですから・・・)ミサを抱きしめ・・・・
キスしようとした・・・瞬間・・・・

「はい!それまで・・・・まったく・・・・」

カオリさんはじめ・・洋子さん・・それに・・・・部員・臨時部員勢ぞろいして・・・・・隠れておりまして・・・
僕・・・どうやら・・・・ワナに嵌められた・・・気分です・・・・・・

「コホン・・・では・・・・絵夢・・で打合せ・・・しようか?」

実は・・・この絵夢・・(エム)は・・・・・佐々木くんの美人!?のお姉様のお店・・・・ちなみに・・・この周辺の土地の殆どは・・・・佐々木君の家に関係する人ばかりで・・・・一応・・佐々木君・・・悪徳不動産屋の嫡男・・・つまり・・・跡取りなんです。
そこへ・・・・山崎放送部員が・・・・映研の三枝を連れてあらわれまして・・・・・・・
彼等の荷物の多いこと・・・・まあ・・・8ミリカメラ・・三脚・・・・ライト・・・・録音機材・・・・・
とりあえず・・・・カオリさんが借りてきた・・・・バンに積み込みます。

「ああ・・・そうだ・・・・ミサ・・・あれ・・・持ってきてくれた?」
「ええ・・・はい・・これ・・・・」

僕は水筒を受け取り・・・・一口・・がぶりと飲み・・・・そう・・神泉・・・・僕の源です。

「ふう・・・生き返った・・・・」
「なあ・・・それ・・・酒か?」
「馬鹿・・・・酒は・・・・お神酒・・・積んできてある・・はず・・だよねえ?」
「ええ・・・終ったら・・・皆さんで召し上がってください・・・・」そう・・・信州の酒造所の社長から・・・奉納されたお酒・・・・2本が積み込まれており・・・・

「さて・・・じゃあ・・・やりますか?」
「なあ・・・部長・・・ちょっといいか?」
「ああ・・佐々木・・・」
「あのな・・・・母さんにバレた・・・・。」
「あちゃ・・・・作戦・・パ-か?」
「いや・・・・そうじゃない・・・・・そんな悪徳教師は・・・PTAでも取り上げるし・・・・協力させろと・・・」
「じゃあ・・・」
「ああ・・・・全面協力・・・・それで・・・・交換条件があるんだが・・・・・」
「割引券配布だけじゃねえの?・・・・・・」
「うん・・・・取り壊して立て直すから・・・・好きに使っていいらしいんだけど・・・・」
「だから・・・何?」
「うん・・・・実は・・・・参加させろと・・・・うちの母さん・・・・」
「いいじゃん・・・・」
「いいのか?」
「ああ・・・あいつ・・・つくづく・・・・・運がないというか・・・・・PTAにまで・・・・まあ・・・徹底的にやりますか」

僕たち・・・・総勢・・・9頭の日本オオカミと・・・・写真部のハイエナ2頭・・・・美術部の自称・・・彫氏の竜
放送部のヤマこと山崎と映画オタク・・・主に日活ロマンポルノ・・・・の三枝
復讐に燃える・・・14人?のバカと・・・・・カオリ・洋子・ミサの計17名で・・・・絵夢を占拠・・・・もちろん貸切の札を勝手にぶら下げて・・・最終作戦の打合せを行い・・・・・・

「なあ・・・・景山の車・・どうした?」
「ああ・・・あれ・・おしゃかだろうな・・・・その方が早いし・・・安い」
「うん・・・燃料タンクに特製パワー剤・・・・中身は砂糖を大量に混ぜた・・灯油・・・入れて・・・・」
「うん・・それで?」
「マフラーには・・・・特別なアンコ詰めといた・・・・・」
「それで・・・?」
「ああ・・・動かない!そこに・・俺たちが通って・・・押してやった・・・」
「うんそれで・・そのとき・・・・神田の古本屋の倉庫にあった・・・強精力剤のビン・・・景山のカバンに押し込んでおいた・・・・赤マムシ入りの・・・・」
「なるほどねえ・・・・たぶんあいつ・・飲んでるな・・・だって・・・美希先生に・・・満足させるから・・て言ったらしいもん!」
「可哀想に・・・・・あれ・・・・効くのか?」
「どうだろう・・・・・部長・・飲んでみる?」
「い・・いらねえ・・・そんなもの・・・・そんなもの・・飲まなくても・・・・」
「ああ・・解ってるって・・・・心配するな・・・・お前に飲ませると・・・あっちこっちで・・・・子オオカミが出来ちまう・・・・」
「なあ・・・人間とオオカミなら・・・・オオカミ人間じゃねえか?」
「そ・・それより・・・・諸君!準備いいか?」
「おう!」
「じゃあ・・・・先回り班は・・・・佐々木と行け!追跡班・・・は尾行宜しく・・・・撮影班は俺と一緒だ~」

僕たちは持ち場にそれぞれ散り・・・・・刻一刻一刻・・・・その瞬間を待ちました・・・・
いよいよ・・・僕たちの史上最大の作戦・・・「ゴー・トゥ・ヘル!」が始まります。楽しみです。
まあ・・・関係者で・・一名だけ・・・・・人生最大の屈辱と後悔・・・そして恐怖の一日ですけど・・・・

「僕たちは社会関係奉仕部」第40話へ・・続く・・・
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0