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「僕たちは社会関係奉仕部」第45話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

こっほん!

委員長こと部長でもあり・・・・神主代行の・・・・僕です。
とりあえず・・・・恨みの一部は晴らし終わりました。でも・・・・まだ・・・やります・・・まあ・・・・後日、学校中が大変なことになります。今回の舞台は・・・・横浜・・・・ちょっと背伸びしたデートです。
では・・・・前置きはこのくらいで・・・・・タイム・・・・・スリップ・・・・・

「横浜deデート」・・1

山下公園近くのパーキングに車を留め・・・・僕とミサそして・・・カオリ・洋子で・・・・横浜・中華街の門をくぐり・・・・ちょっと高級そうな佇まいの・・・・・大飯店へ・・・・

「ここ!」
「えっ・・・高そうだけど・・・・」
「大丈夫!・・・・」

女性陣を促し・・・店内へ・・・・まずは・・・・フロントがありまして・・・・・
「いらしゃいませ!」 黒服のお出迎え・・・・でもちょっと・・僕場違いな格好ですけど・・・・
「ご予約はおありでしょうか?」 まあ・・・断りを入れようか・・・悩んでいる様子が・・・・僕・・カチン!ときまして・・・
「楊ママ・・いる?Q太郎が来た・・と言ってくれるかな?・・・・ クビになりたきゃ別だけど ・・・」
「少々・・お待ちください・・・・」 明らかに不服そう・・・・まあ・・・あとで・・・タップリ・・・お灸コース間違いなしだな・・・・
「あ・・・・ママ・・・・Q太郎と名乗る・・・変なのが・・・・」 聴こえてるんですけど・・・
「・・・・・・」
「は・・はい・・・畏まりました」
「た・・・大変失礼いたしました・・・」 (ええ・・・されました・・とも・・・・)
「いや・・・迷惑なら・・他に・・・ねえ・・他行こうか?」
「そうねえ・・・感じ悪いし・・・・」
「い・・いえ・・・す・・すぐ来るそうですので・・・・お部屋にご案内するように・・と」
「そう・・・・じゃあ・・・ママが来るなら・・・・そうさせてもらおうかな?」

応接室に通され・・・待つこと3分!カップラーメン並みの早さで・・・ママがドタドタ・・・やってくる。

「Q・・・本当にQ太郎?・・・・・ああ・・・Q太郎だ・・・・・」
「楊ママ・・・・ご無沙汰しちゃって・・・・5年・・いや6年ぶりです。」
「そう・・・もうそんなに・・・あのときは・・・・」
「いえ・・・いいんです・・・しょうがないですから・・・」
「あの・・・・泣き虫さんも・・・ちょっと大人になっちゃって・・・」

ママにいきなり・・・抱きしめられ・・・・忘れてました・・・このママ・・・すぐに抱きしめるくせがあるんです・・・子供の頃は・・・逃げたけど・・・・今回は逃げ切れない・・いや逃げませんで・・・・

「ねえ・・・ママ・・・・お腹すいたんだけど・・何か・・・うん・・・・簡単なものでも食べさせてよ」
「それより・・そちらの素敵な可愛らしいお嬢様方は・・・・どなたかしら?」
「ああ・・・僕の大切な・・・人たちだから・・・宜しくね」
「カオリと申します・・・宜しくお願いいたします。」
「洋子です・・宜しくお願いいたします。」
「ミサです。宜しくお願いいたします。」

僕・・・思わず・・・噴出すのを堪えながら・・・だって・・普段からは想像出来ませんもん・・・・

「あと・・・二人いるんだけど・・・・今日は来れなくてね・・・・また連れて来るけど・・・」
「そう・・・・お嬢さん方・・・ここの経営者の妻で・・・・楊美齢と申します・・・・いつもQ太郎いえこの子がお世話になっているみたいで・・・・・」
「ねえ・・・ママ・・・お腹すいたんだけど・・挨拶はいいから・・・・・早く!」
「ええ・・・今用意させてるから・・・・それより・・Q太郎・・・」
「うん?」
「あなた・・・・嫌だろうけど・・・お部屋が・・あそこしか取れないんだけど・・いいかしら?」
「べ・・別に・・・・気にしてないし・・・・」

そう・・・部屋・・・・僕が育ての母親と最後に食事を二人だけで・・した・・・部屋です。
気にしてない・・は・・・・嘘・・です。

「そう・・・それから・・・・後で・・・渡すもの・・あるから・・・・」
「それより・・・・ご・は・ん!」
「はいはい・・・・じゃあ・・・・お隣のお部屋へどうぞ・・・・・お嬢様方・・・・」

僕の育ての母親の友人でもあり・・・産みの母親の先輩にも当たる・・・・楊ママ・・・・僕は横浜のママと呼んでいました。
案内された・・・部屋・・・・そこは・・・・僕が育ての母と・・最後の食事をした時そのままで・・・・まるで・・・時間と漂う空気までが・・・・あのときのまま・・・・・時間に置き忘れられた空間みたいです。
僕が・・・・腹減った~と喚くので・・・すぐ・・・厨房から・・・・フカヒレスープ・・・干し鮑・・・・等次々運ばれ・・・・でも・・僕が食べたいのは・・・・・・

「ママ・・・あれ・・久しぶりに食べたい・・・・」
「そうねえ・・・・じゃあ・・・私が・・・5年いや6年ぶりに・・・・作るとしようか・・・・・」

ママの持論は美味しい料理は人を幸せにする・・・・・でも・・・ママが最後に作った・・・僕用の特製チャーハンは・・・・・僕に母親と食べる・・最後の食事・・・・つまり・・・・ママは厨房には立たなくなっており・・・・
ママが作ってくれたチャーハンは・・・僕だけのもの・・・・・普通・・お店では出ない・・・・
女性陣は・・・・・大変満足に・・・・そりゃそうでしょ・・・・大食いシスターズの3人でも・・・・こんなに食べるとは・・・・・僕専用のチャーハンも・・・・大半が彼女たちの胃袋に消え・・・

「そう言えば・・・・楊さん・・・・・Q太郎って・・どうして・・・Q太郎なんですか?」
「そう・・あたしも聞きたい」
「うん・・あたしも・・・・」
「Q太郎・・・いいわよね?」
「ええ・・・いいですよ・・・・どうせ・・・・無理やり・・・聞き出されますから・・・・」

ママは語り出した・・・・僕がQ太郎と言われる理由を・・・・・
僕はこの店で・・・・退屈のあまり・・・大声で・・・・オバケのQ太郎のテーマソングを歌ったこと・・・
それを聞いたママのご主人が・・・・僕をQ太郎と呼び・・・・いつの間にか・・・Q太郎になったことを・・・

大爆笑で・・時は過ぎ・・・・そろそろ・・・カオリと洋子は帰る時間・・・・

「じゃあ・・・ママご馳走様・・・・」
「うん・・これ・・・・預かりモノだから・・・・」
「預かりもの?」
「そう・・・あなたの・・・・本当の・・・・」
「ああ・・・今・・確か・・歯医者の・・・・別にいらないけど・・・・そんなもん」
「黙って受け取ってあげなさい・・・いいわね。それより・・・今は何してるの?」
「うん・・高校生と兼業で・・・神主代理・・・」
「今・・・・神主代理って言った?」
「そうだよ・・・この女性陣・・・MIKO’s・・・つまり・・・・巫女だもん」
「巫女さんだったの・・どおりで・・・・」
「じゃあ・・・ママ・・ご馳走さま・・・幾ら?」
「いいわよ・・・あたしの奢りだから・・・」
「でも・・・・」
「いいの・・・・横浜のママに甘えなさい・・・・たまには・・・・」
「ありがとう・・・・」
「そうそう・・・お土産が・・・・ちょっと待ってて・・・・」

僕たちは・・・・ママの奢りで・・・大量に高級料理を食し・・・・・大量の中華貸菓子他の土産物を背負わされ・・・・車まで・・・戻りました。
カオリと洋子は・・・・このまま・・・帰ります。・・・・明日は彼女ら・・朝からお仕事です。

「じゃあ・・・気をつけてね。・・それから・・・色々ありがとう・・・」
「じゃあ・・・姉さん方・・・・すみません・・・・」「いいってこと・・じゃあね・・・明日!」
「ええ・・・」

カオリと洋子と・・・大量のお土産・・・・様々の荷物・・あれ・・なんか・・忘れているような・・・・

「あっ・・・・景山の顔料落とし・・・・・積んだままだった~」

「まあ・・・いいか・・あのままでも・・・ねえ・・ミサ」
「うん・・・それより・・・・腕組んでいい?」
「もちろんでも・・・それより・・・」

僕はミサの肩を抱きしめながら・・・・・僕たち・・・・夜の山下公園を歩いています・・・・。
もうすぐ・・・氷川丸・・・そして・・・マリンタワーが・・・輝いて見える・・はずです。

「僕たちは社会関係奉仕部」第46話へ続く・・・・・・

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