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「僕たちは社会関係奉仕部」第48話 [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

変身・・・1

僕とミサが・・・両手一杯の荷物を持ち・・駅の改札口を出たのは・・・・夜の9時過ぎ・・・・
T市の駅で乗り換え時に電話したので・・・・奈々子が駅に迎えに来てくれていた・・・・
改札口に立つ・・奈々子だが・・・・僕たちの存在に気がつかないみたい・・・つまり・・・それだけ・・・
僕たちが・・・・変身しているのかもしれない・・・僕たちは笑いを堪えながら・・・・奈々子の横を素通りし・・・・
後ろから・・・・

「奈々子さん・・・只今!」
「えっ・・・・・い・・委員長?・・・そ・・それにミサ?」
「ねえ・・奈々子さん・・・僕たちに気づかないってことは・・・・誰かいい人でも待ってたの?」
「あのねえ・・・・・あんたらが帰るから・・・迎えに来いって電話しといて・・・・あたし・・・・怒った・・・・」

奈々子さんは・・・怒って走っていってしまい・・・・・あとには・・・僕たちだけが・・・ぽつん・・取り残されてしまい・・・

「ねえ・・・どうしよう」
「どうしよう・・・と言ってもねえ・・・ここ・・タクシー台数少ないもんね・・・歩くか?タクシー待つか?もう一度電話して・・・カオリさんか洋子さんに来てもらうか?・・それとも・・・・・二人で・・駆け落ちとか・・・・」
「駆け落ちねえ・・・・あなた・・・本当に高校生?偽ってない?」
「うんにゃ・・・・ミサとなら・・・俺・・・いいけどさ」
「ばかぁ・・駆け落ちじゃないの・・・・年齢!」
「う~ん・・・・おかしいんだよね・・・俺・・・生まれる前の歌とか歌えるし・・・・辻褄の合わないこともあるし・・・・」
「そうねえ・・・あたしのほうが・・・年下に見られても・・おかしくないわよね・・・」
「そ・・そうかもね・・・」
「今・・・・微妙な・・・間があったような・・・」
「な・・ない・・だから・・・・お願いだから・・・・」
「そうねえ・・・・条件次第かな?」
「じょ・・条件・・・・?」
「そう・・・・また・・・・あたしと・・・・デートすること!」
「はい。」
「そのときは・・・・・・」 
「そのときは?」
「ちゃんとした・・・ホテル予約すること!」
「ウィ・・・マドモアゼル!」
「それから・・・・これ・・・してくること!」

ミサは僕に・・・ネクタイを一本・・・別に買っていてくれていた・・・・ピンクのリボンがかかっている・・・ケース入り・・・・

「ありがとう・・・ミサ」
「いいの・・・いつも買ってもらっているから・・・・それに・・・・ネクタイを送る意味知っている?」
「し・・・・知らない・・・・」
「ネクタイって・・どこに締める?」
「それは・・・首・・酔っ払いは・・・頭にもするけど・・・・」
「あのね・・・ネクタイは・・・・首だけ・でしょ・・・普通・・・・・」
「うん・・・・」
「後は・・・・自分で考えて・・・・宿題・・・・」
「あちゃ・・・・俺・・宿題苦手なんだけど・・・・・首・・・・首だ・・・・首だけ・・・・あっ!」
「解った?」
「うん・・・首絞める・・・・」
「ばかぁ・・・・首だけでしょ・・・・・」
「うん・・・・もしかして・・・・くびったけ?」
「し・・知らない・・それより・・・・お礼は?」
「お・・お礼ねえ・・・・」
「そう・・・キスでもいいかな?」
「それは・・・お安い御用で・・・・」

ミサに・・・キスしようとした・・・瞬間・・・・

「あんたら・・・いつまで・・・そこで・・・漫才やってるの・・・早くしないと・・・帰るからねえ・・・・本当に!」

奈々子さん・・待ててくれました・・・良かった・・・駆け落ちするところでした・・・・・
車に乗り込み・・・・懐かしい・・我が家の道を車は走り・・・・もうすぐ・・・・鎮守の森・・・です。

「僕たちは社会関係奉仕部」第49話へ・・・続く・・・




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