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「僕たちは社会関係奉仕部」第59話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

オオカミたちの謝肉祭・・・7

「ねえ・・・優子・・・ちょっといいかな?」
「うん・・いいけど・・・・・」
「ミサ・・・後片付け頼んでいいかな?」
「ええ・・・やっておきます・・・・」
「ちょっと・・散歩しない?」
「うん・・・」

僕は・・・覚悟を決めた。すべて・・・優柔不断な僕が悪い・・・・
ミサを優子の前で呼び捨てにするのも初めてだし・・・・優子も何か感じ取っているようだ。
僕は・・優子に隠し事はしたくなかった・・・・隠しておくのも優しさなら・・・・・全てを打ち明け・・・・優子の心を開放するのも優しさである・・・・・
ミサはお願いだから・・やめて・・・という目で見ているが・・・・・僕は告げねばならないときが来たと感じた。
心に隠し事がある以上・・・・僕には神に仕える資格はない・・・・

「ねえ・・・優子・・・俺・・東京での居場所決まったから・・・・」
「そう・・・兄さんのところじゃないわね・・・」
「うん。・・・楊ママ・・・ああ・・横浜のママからも・・うちから通えと言われたけど・・・ちょっと遠いし・・・兄さんのところだと迷惑もかけるしね・・・・」
「そう・・ね・・・・お父様のところでもなさそうだし・・・・」
「うん・・・・公園のほうが・・ましだしね・・・」
「じゃあ・・・昔みたいに・・・・スナックとかのママのところ?」
「いや・・・違う」
「仲間のところ・・でもないし・・・じゃあ・・・どこなの?」
「うん・・・佐山先生のお宅・・・・」
「そう・・・どこなの・・そこ・・・」
「学校まで・・・30分くらいかな・・・・兄さんところより近いし・・・お風呂も毎日入れるし・・・」
「そう・・・・」
「うん・・・優子さえ・・・許してくれれば・・・だけど・・・・木曜日にはここに帰ってくる・・・」
「なんだ・・・それ・・・先に言ってよ・・・」
「はあ?」
「あのね・・・あなたから・・・もう・・戻らないって・・・・言われるかと・・・・赤ちゃん欲しいって言ったから・・・」
「いや・・・俺も・・・早く欲しい・・・優子似の女の子・・・・そして・・・嫁さんにはやらない」
「男の子は?」
「そうだな・・・・社会の迷惑だな・・・俺似だったら・・・・優子の心臓・・持たない・・・・心配しすぎで・・・」
「ひ・・ひどい・・・あなた・・そんな・・・・」
「うん・・・でも・・・・ちゃんと結婚できるまで・・・・最短で・・・2年・・・最長で4年・・・かかるけど・・・・」
「えっ?」
「だって・・・俺の年齢がそうだし・・・でも・・・・子供できたら・・・俺がんばるよ・・・・」
「えっ・・・」
「うん・・・多分・・・俺・・性格変わんないだろうけど・・・・俺・・・自分が幸せになる自信はある・・・・ねえ・・・これ・・・プロポーズになる?」
「は・・はい」
「その時が来たら・・・俺と正式に結婚してください。」
「はい。」
「だから・・・心配しないで・・・必ず帰ってくる・・・週末には・・・それに・・・美希先生も・・・君のこと承知している・・だから・・・・心配しないで・・・・あの蛇以下の・・・・景山も完全に退治しなきゃいけないし・・・・学校のためにも・・・仲間のためにも・・・・そして・・・・自分のためにも・・・・」
「うん・・・」
「挨拶したいらしいのだけど・・・優子嫌だったら・・断る・・・・」
「ううん・・・あなたがお世話になるんだから・・・・こちらがご挨拶しないと・・・あたし・・・妻だもん」
「うん・・・それから・・・・ミサなんだけど・・・・何かあるの?前・・結婚するとかしないとか・・・・言ってたのに・・・・俺とデートって・・おかしくない?」
「うん・・・ミサ・・・あなたの子供欲しいって・・・・」
「それ・・・・まずいよ・・絶対・・・」
「うん・・・でもね・・・ミサ・・・それで・・・結婚から逃れられるかもしれない・・・・」
「えっ?・・・・」

ミサは病院勤めの際・・・・景山並みの卑劣な男に見初められたらしい・・・・ミサの父親は小さな会社を経営しているのだが・・・・その男の関連する・・・金融会社から・・・借金をしているらしい・・・その借金の担保がミサなのだ・・・・
ミサは・・両親を守るため・・・連帯保証人になっている・・・・

「でもねえ・・・その額・・・・1000万円の借り入れだったんだけど・・・・もう返しているの・・ミサ・・・・」
「でも・・・また・・・親が借りちゃって・・・・」
「いくら?」
「よく・・わからない・・・・」
「それって・・・・ヤクザ系?」
「男は・・・・・国会議員のバカ息子・・・・なんだけど・・・・」
「じゃあ・・・なんとかなるかもしんない・・・・ミサに内緒で・・・動いてみる・・・・」
「大丈夫なの?」
「当たり前でしょ・・・目には目・・・・歯には歯・・・・・・・ヤクザにはヤクザ・・・・・国会議員には対立候補・・・バカ親には・・・俺ら・・・優子の大事な仲間だもん・・・・俺と仲間たちで・・・守ってみせる!」
「ありがとう・・・だから・・・こんな・・浮気もんでも・・・惚れちゃったのかな・・・・あたしも仲間たちも・・・」
「まあ・・・じっくり作戦練るし・・・準備もいるし・・・・まあ・・・失敗は許されないから・・・まあ・・・そうなれば・・・こっちの命もないからね・・・・・まあ・・・・俺の悪知恵の・・・・見せ所・・・・」

優子と僕は・・・神殿の前で誓いました・・・・僕と優子は誓いのキスを交わし・・・手をつないで・・・家に戻り・・・・

「ねえ・・・お風呂入らなきゃ・・・・ねえ・・・ミサも一緒に入らない・・・」
「ええ・・・」
「じゃあ・・・あなたも一緒・・・・いいでしょ・・ミサ・・・二人で・・・化けの皮・・・剥いてみましょう・・・ね」
「はい!」
「ええっ~」

鎮守の森に僕の悲鳴にならない声は響き渡ったのでしょうか・・・・

「僕たちは社会関係奉仕部」第60話へ・・・続く・・・・・
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