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「僕たちは社会関係奉仕部」第60話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

オオカミたちの謝肉祭・・・8

ちゅん・ちゅん・ちゅん・・・・

僕は・・・神泉を浴び・・・境内の掃除をしながら・・・・考え込んでいた・・・・・・・

「神主・・・おはようさん!」 背後から・・・・声を掛けてくるのは・・・・関戸のおばちゃん・・
「あっ・・・お早うございます。」
「うん・・・なんか・・やつれているような・・・気がするんじゃが・・・・気のせいかな?」

そりゃ・・・やつれて見えるのも・・・無理はないはず・・・・魔女だったはずの・・・女吸血鬼に3度ずつ・・・計6回も
血液・・じゃなかった・・・精気を吸い取られている・・・・・やつれてみえない・・・訳がない・・・・・

「そうですか?気のせいでしょ・・・・たぶん・・・・」
「まあ・・・若いんだから・・・一晩くらい・・寝ずにがんばっても・・・・早く・・・赤ん坊の顔・・・見せておくれ!」
「はあ・・・また・・・その話ですか?」
「そうじゃ・・・優子ちゃんは・・わしの・・孫みたいなものじゃ・・・それから・・・これ・・・・」

そこに優子&ミサ・・・・という・・女吸血鬼が・・・つやつやした顔色でやってくる・・・・・

「あなたぁ~」
「ああ・・・優子それに・・・ミサ・・・・・丁度・・良かった・・今・・関戸のおばちゃんから・・・頂き物をして・・・」
「いつも・・すいません。・・・お茶でも・・・・」
「そうか・・・じゃあ・・・お茶一杯いただいて・・帰るか・・・」
「ええ・・・こちらへ・・・」

優子が・・関戸のおばちゃんを案内してゆく・・・・

「ミサ・・・・どうしたの?」
「あの・・・佐伯さんから・・・電話・・・」
「そう・・・・じゃあ・・・・・出なきゃならないな・・・・」

僕はミサに箒を渡し・・・・社務所へ駈けていった

「もしもし・・・佐伯・・・・どうだった?」
「ああ・・・準備完了・・・・だ」
「そうか・・・・写真部・・・よくやったな・・じゃあ・・・ゴーだ。」
「了解・・・それから・・・神田の古書店のおやじ・・・・」
「ああ・・・どうした」
「しょぴかれた・・・・バレたらしい・・・」
「そうか・・で・・仲間は?」
「全員無事だけど・・・・佐々木が・・・・」
「佐々木が・・どうした?」
「淋病だったらしい・・・・注射・・・あそこに・・打たれて・・・ヒィヒィ・・」
「でも・・梅ちゃんじゃなくて・・良かったじゃんか・・あいつ・・・・」
「そうだけど・・・・」
「じゃあ・・・・頼んだぞ・・・・明日帰るから・・・お前らにも話があるし・・・」
「ああ・・・じゃあ・・・明日!」
「ああ・・・・明日!」

僕が電話を切るのを待ちかねていたように・・・・ミサが社務所へ入ってきた・・・・
まあ・・・ここは・・・僕の・・と言うより・・・ミサのためにある・・・・
まだ・・・関戸のおばちゃんは・・優子を独占しているらしい・・・・

「ミサ・・・お腹すいた~ぁ・・・・何せ・・重労働のあと・・すぐ労働で・・・お腹ぺこぺこなんだけど・・・・」
「重労働ねえ・・・・・そうかしら?」
「ご飯たべさせてくれないと・・・・デザート食べるぞ・・・・」
「ここに・・なにも・・ないけど・・・」

僕はいきなり・・ミサを抱きしめ・・・・・

「あるじゃん・・・ミサ・・っていう・・極上のデザート・・・・・」
「ばかぁ・・・・今は・・だめ・・・」
「じゃあ・・・ごはん食べさせてくれないと・・・・拾い喰いするぞぉ~」
「す・・すぐ・・用意しますから・・・・・」

鎮守の森に・・・・車のエンジン音と・・・・・バタン・バタンとドアの閉まる音が響き・・・・甲高い・・・笑い声が響いてくる・・・・この森に住む残りの魔女3名のご帰還・・・・・
そうだ・・・・あの10万円の使い道・・・・決めなきゃ・・・・・朝ごはんのあと・・・・決めてもらおう!
部屋に戻り・・・・作業服に着替える・・・・・でも・・・・僕の作業服・・・・赤・・・・なんだよな・・・・・
これじゃ・・・・どこにも・・隠れられない・・・・・・せめて・・・保護色にしてくれれば・・良かったのに・・・・

「あなた~早く来ないと・・・・朝ごはんなくなっても知らないからからぁ~」

「ああ・・・今行くからぁ~・・・俺の分たべちゃだめぇ~」

「僕たちは社会関係奉仕部」第61話へ・・・続く・・・






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