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「僕たちは社会関係奉仕部」第82話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

ピンクのうさぎ・・・4

「ただいまぁ~手伝ってぇ~・・・・」 ミサが買い物から帰ってくる・・・・・
「お帰りぃ~」 
「ねえ・・・洋子と奈々子は?」
「ああ・・・・奈々子は・・・色っぽい腰つきしてたけど・・・・今化けてる最中・・・・魔女から・・・ナースに・・・」
「クスッ・・・・じゃあ・・・洋子は?」
「成敗したところ・・・正義の・・・ピンクのうさちゃん・・・」
「そう・・・・じゃあ・・・今のあなたは?」
「うん・・・・赤頭巾ちゃんの帰り待ってた・・・・オオカミさん・・・かな?」
「もう・・・冗談でしょ?奈々子は仕事なのは知っているけど・・・洋子は夜勤でしょ・・・・」
「だから・・・成敗しちゃって・・・・ノックアウト・・・・かな」
「じゃあ・・・本当に目の前にいるのは・・・・・・オオカミさん?」
「そう・・・さっさと・・・荷物下ろして・・・・赤頭巾ちゃん食べようとする・・・オオカミさん」
「ねえ・・・ア・・アッチの神様・・降臨中?」
「そう・・・・だから・・・早く・・・ミサ食べたいって・・・・・」
「残念だけどね・・・・ご飯作らないといけないもん・・・・・テレビでも視てたら・・・もうすぐ・・帰ってくるから・・・・」
「ちぇっ・・・・」
「そんなこと・・言っていると・・・・人参の生だけ出すわよ・・・・・うさぎさん・・・それとも・・生肉がいいかしら?」
「わ・・わかった・・・・無条件降伏!・・」

僕・・・オオカミとはいえ・・生肉は食べません・・・と言うより食べられません。それに・・・・人参の生齧りも好きじゃなく・・・・特に・・最近・・・飼育係が・・・一週間・・毎日居ますから・・・・エサ(食事)も自分で・・調達する必要もないわけで・・・・まあ・・・動物園に収容された・・・オオカミです。
それに・・・・修羅場!?・・・もうすぐそこまで来ています・・・テレビなんて悠長に言ってられないのを・・・思い出しました。ヘタをすれば・・・僕・・・横浜港を泳ぐ羽目になりそうな気もしています・・・・まあ・・・お守りくらいでカンベンしてくれれば・・・・でも・・・汚そうな気もします。
多分・・・・いや・・・・神様は・・・・お救いくれません・・よね・・・・まあ・・・なるようにしか・・・・

僕・・・ピンクのうさぎ・・・・ずるずる・・引きずり・・・・物干しに掛けることにしました・・・・
今度・・・・着る機会が・・・あれば・・・トレーナー上下を着込んだほうが良さそうです・・・・

「何しているのかな?」
「見りゃわかるでしょ・・・・・」
「あたしには・・・そうねえ・・・そこに干してある・・・・みんなの下着・・・・見ているような気がするんだけど・・・・・」

まあ・・・無理もありません・・・そこには・・・・カラフルな下着とか全員の洗濯物が干してあり・・・まあ・・・外部からは・・・・見えませんが・・・・

「あのねえ・・・うさぎ・・・干してるの・・・・」
「冗談だってば・・・・でも・・・・そこじゃ・・・・色変色しちゃうから・・・・陰干しのほうがいいんじゃないのかな?」
「そう・・・・じゃあ・・・・物置に干そうかな?」
「・・・ったく・・・・・あたしが干しておくから・・・・・」
「じゃあ・・・・俺・・・・・鶏小屋にいるから・・・・・」
「まさか・・・・鶏・・空腹のあまりに・・・・食べる気じゃないよね?」
「あのね・・・俺・・・チキンアレルギーなの・・・卵とか・・だしは大丈夫だけど・・・・」
「えっ?・・・今日・・・鶏のから揚げ・・・・・」
「そう・・・じゃあ・・・ごはんいらない・・・・」
「うそ・・・・チキンアレルギー知っているもん」
「いえ・・・・何食べさせられるか解りませんから・・・・結構です。」

僕は・・ピンクのウサギを残して・・・鶏小屋へ・・・

「まったく・・・お前らはいいよな・・・・エサ食って・・糞して・・・・卵・・産んでいればいいんだし・・・・」
「コケッー」
「ほら・・・エサやるから・・・並べ・・・順番・・・言う事聞かないと・・・・魔女に食べられるぞ・・・・」
「コケッー」
「ちょっと・・寒くなってきたな・・・そろそろ・・・温かくしてやるからな・・・」

小屋に貯まった・・鶏糞をかき集め・・・スコップで・・・肥料にするべく・・・鶏糞の山に混ぜていると・・・
そこへ・・トコトコやってくる・・・地区長・・・・・

「おお・・・ここにいたか・・・神主!」
「なんです?もう・・今日はお祓いしませんよ・・・ぶつぶつ・・・・」
「いや・・・おかげさんで・・・生まれた・・・バン・バンザイだ!」
「ええ・・知っていますよ・・・・男の子でしょ・・・・でも・・・由香ちゃん粗末にしたら・・・・・」
「わ・・・解っている・・・・それで・・・・お礼・・・持ってきた・・・」
「お礼なんていりませんよ・・・・」 (どうせ・・・碌なもんじゃないんだし・・・・)
「ちょっと・・来てくれ・・・奉納だ奉納・・・・」
「はあ・・・・じゃあ・・・ちょっとだけ・・・・・」

しぶしぶ・・・・地区長のお供をして・・・神殿にいくと・・・そこには・・・奉納の品々が積まれており・・・・

「ち・・地区長・・・なんです・・・あれ?」

「ああ・・・日本酒と昆布と塩とスルメと・・・粟・稗・・まあ・・・五穀・・・・」
「ええ・・・そりゃ・・見れば解りますけど・・・・何ですかあの量・・・・」
「何だ不足か?・・じゃあ・・明日また・・・一荷持ってくる・・・・」
「いえ・・・そうじゃなくて・・・多すぎでしょ・・・・どう考えても・・・」
「神主・・・・あんたにじゃなくて・・・・神様への奉納だから・・・いいだろう・・・」
「ええ・・・じゃあ・・・ありがたく・・・お預かりしますけど・・・」
「そうしてくれ・・・それから・・・・また・・・頼みがあるんだが・・・・」
「まだ・・あるんですか?」
「ああ・・・神主・・・神様に名前決めてもらってくれんか?」
「あの・・・そういうものは・・・・ご自分で決めるべきだと・・・・」
「ああ・・・一杯考えすぎて・・・ほれ・・・・この中から・・・選んでもらってくれ・・・」
「はあ・・・・」
「そうじゃ・・・これ・・・玉串料・・・・」
「じゃあ・・・・お預かりはしますけど・・・・」
「それと・・・宮参りも頼んだからな・・・」
「はあ・・・ミサに・・いえ・・・巫女に伝えますから・・・」

地区長が寄越した・・・重たい・・・・課題・・・・そうだ・・・神様に聞けと言うことは・・・僕が決めなくてもいいことで・・・・・僕・・・その紙を持って・・・・鶏小屋へ・・・・・
「どれにしようかな・・・・神様の言うとおり・・・・・・なんだ・・・優子か・・・」
「コケッー」
「ねえ・・・優子・・お願いだからさ・・・・この中から・・選んでくれるかな?」

僕は優子はカゴに優子を押し込み・・・・その廻りに・・名前を書いた紙を撒き・・・・最初に優子が踏んだ名前にしようと・・思いました。
その結果・・・・優子が踏んだ名前は・・・・孝一くん・・・・
 (ゴメンね・・由香ちゃんの弟・・孝一君・・・・キミの名前・・こうして決まったの・・・許して!)
さて・・・名前も決まり・・・玉串料を見ると・・・ありゃ・・・10万円も入っている・・・まあ・・・神様に聞いたもん・・・僕・・・神様が選んだのが・・・鶏の優子で・・・優子が選んだのが(踏んだ)のが・・・・孝一・・・

でも・・・さすがに・・・良心は痛みますけど・・・まあいいか・・・貰えるときに貰っておかないと・・・ミサにお給料払えませんから・・・・
そんなことを考えていると・・・・・優子(人間で・・・魔女の頭領で・・・一応・・僕の奥さん・・・)が帰ってきました。

「ただいまぁ~何やってるの?・・・・ミサ・・怒らせたって・・・しょげてるけど・・・それから・・・神殿の前にある・・・あの大量の荷物は何なの~?」
「お帰り・・・・あれは・・地区長から・・・神様へのお供え・・・お礼だってさ・・・男の子の・・・」
「そう・・・で・・・ミサがしょげてる理由は?」
「鶏のから揚げ・・だって言うから・・・ごはんいらないって言っただけ・・・うそだって言ってたけど・・・何食べさせられるか解らないから・・・・結構です・・・って・・・・」
「そう・・・・あなたに・・・食べ物の冗談通じないの・・・知っているのに・・・・・」
「でしょ・・・でも・・ちょっと・・言い過ぎた・・・・」
「で・・・・その紙・・・なあに?」
「うん・・・地区長が・・・この中から・・・名前選べって・・・どれがいい?」
「そうねえ・・・・・栄一・・・・耕介・・・・豊一・・・・・あっこれ・・・・孝一」
「やっぱりねえ~・・・・」
「何が?・・・・・」
「ううん・・・俺も・・・これがいいと思ってたの・・・・じゃあ・・・帰ろうか・・・」
「そのまえに・・・お供え片付けるの忘れてるでしょ・・・・今・・・ミサがしてるけど・・・」
「じゃあ・・・片付けるの手伝ってくる・・・・」
「うん・・・ミサ・・許してあげて・・・」
「もう・・許してる・・心配しないで・・・でも・・・ミサが許してくれるかな?」


やっぱり・・・優子と優子(鶏)似たところがあるようです・・・・・でも・・・口が裂けても・・・いえ・・・・
いずれ・・・割らされるような・・・気がするのですが・・・・


「僕たちは社会関係奉仕部」第83話 へ・・続く・・・


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