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「僕たちの・・・正義の戦い」 第48話  [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

九尾の女狐との約束・・・VOL 6

「おい!部長・・・部長・・・・」 佐々木くんが呼んでいます。
「お~い!生きてるか・・この女たらしの・・・スケベ野郎!」 

白〇の馬鹿です。どうも・・・場の空気を読めないのが・・・彼の欠点でもあるんですけど・・・

「神主のお兄ちゃん!・・・目を覚ましてよぉ~」 由香ちゃん2号です。今日もお揃いの洋服なんか着てます。
「こいつ・・・まさか・・・死んじまったかな?」 
「う~ん。微妙なセンだな・・・・」
「擽ってみるか?」
「いや・・・蹴り入れてみたほうが・・・・」

どうやら・・・そろそろ目覚めねば・・・本当にコイツ等・・・人をおもちゃにしかねない。

「う・・・う~ん・・・」
「おっ!気が付いたみたいだ・・・・ったくよぉ~あんまり起きねえから・・・もうちょっとで救急車呼ぶとこだったぜ・・・」

あれは夢だったのだろうか・・・・そう思った瞬間。僕の脳の中に声が響く・・・・

「夢ではない・・・ちゃんと約束果たしてもらうぞ・・・・」

九尾の狐の声が響く。

「な・・なあ・・・今・・・と言うか・・今日何曜日だっけ?それで・・何時だ?」
「あのなぁ~お前が帰ってきたのが・・2時過ぎ・・・それから・・・3時間寝てたの・・・だから・・・5時過ぎ・・・それでだ・・・・今日は火曜日。」
「そ・・そうかぁ~・・・・で・・・何でお前等・・ここにいるんだ?」
「あのなあ・・・今日・・ラインダンスの練習するんだろ・・・それで・・お前が集合かけたのが・・・昨日。でも・・・俺等が聞いたのは・・・今朝。ミミと美希先生からな・・・」
「俺が?覚えてないな・・・・」
「やだねぇ~こいつ・・・ボケ始まったんじゃないか・・・」
「あのなあ・・・お前が佐々木だろ・・それにYと・・S・・・そこに由香ちゃん2号とペアルックが白〇・・・で・・・今お前の頭を箒で殴ろうとしているのはカオリと洋子・・・そしてミミを下敷きにしているのが美希・・先生。で・・・今包丁を持ってお前を刺そうとしているのが・・・ミサ。違うか?」
「えっ!・・・・痛ぇ~」
「やあねえ・・・ちょっと脅かしただけ・・・」 ミサが包丁を後ろに隠す。
「じゃ・・じゃあ・・・聞くけど・・・本当に覚えてないの?」
「ああ・・・誰だそんな話にしたの・・・・」
「こっほん!えっとぉ~一応・・君たちの引率者である・・・あたしだけど・・・何か?」
「み・・・・美希・・・センセが・・・・・」

そういえば・・・ピロートークでラインダンスの話してたっけ・・・・忘れてました・・僕。

「ま・・・折角集まったんだから・・・衣装・・・まあ着ぐるみ着て・・練習するか・・・それと・・・明日さあ・・・佐々木・・あっ!お前も佐々木だった・・・下の佐々木の家の裏にある祠をさ・・・加奈さんとこに運ぶからな・・・手伝えよ!いいな!」
「祠ねえ・・・・重そうだけどな・・・」
「しょうがない・・・それ運んで・・・今回の合宿は打ち上げかな?」
「それは駄目。病院の慰問も入れてあるの・・・・それが最後ね。」
「そ・・それで・・・ラインダンスなんですか?」
「それとも・・・子供たちのおもちゃ・・・どっちがいい?」
「両方・・・嫌です。」 (ば・・馬鹿・・S・・・・)
「じゃあ・・・両方遣ると言うことで・・・それから・・・部長!」
「はい・・・」
「また・・ホールで演奏して欲しいそうよ・・・みんなは・・・場内警備・・・・解ったかしら?」
「はい」 こうなればヤケクソ・・・・僕達が「はい」と叫ぶときは、「もう勝手にして頂戴・・・・」と言う意味なんですけど。

それに・・・僕・・・一体どうやって帰ってきたのか・・・解りません。果たして全て終わったのでしょうか?
確かに家にお札を貼った記憶は少し・・あります。ここは・・・別人格に問い合わせしてみなければ・・・・

「なあ・・相棒!生きてるか・・・・」 僕の理性が呼びかけます。
「なんとかな・・・・ああ・・しんどかった。あっちの神様が助けてくれなきゃ・・・喰われちったまま死んでたわ・・間違いなく・・・・」
「ど・・どういう意味だ?」
「咥え込まれて・・・・3連戦。まあ・・・最後は逆転満塁ホームランだったけどよ・・・ああ・・・しんどかった」
「そっちは・・お前に任してあるからいいとして・・・俺どうやって帰ってきたんだっけ?」
「ああ・・・お前回路閉じちまったからな・・・と言うより緊急シャトアウトしておいたけど・・・どこら辺まで覚えている?」
「ラブホ群のあたりかな・・・」
「ああ・・・そこ抜けてって・・・加奈の家に行って・・・とりあえず・・加奈が襲われたとこのお清めやって・・・特に寝室とリビングな・・・そんでお札を貼っておいた・・・」
「そ・・それで・・・九尾の狐との・・・・」
「ああ・・・鎮守の森じゃ身体が持たないから・・・タップリヒィヒィ・・言わせてから・・・・本当に欲しかったら東京で授ける約束しておいた。・・・・とってもじゃないけど・・・こっちじゃ・・・身体が持ちそうもないない。」
「と・・東京だって・・・ユンケルと赤まむし飲んでいるんだぞ・・・・」
「解っている・・・・加奈が関戸のばあさんの薬運んでくる手はずは整えておいた・・・」
「そりゃ・・ご親切に・・どうも・・・・相棒!」
「どういたしまして・・じゃあ・・・俺・・寝るから・・あと・・・よろしくな!相棒」

どうやら・・・別人格の僕が理性をシャットアウトしたらしい。まあ・・・おかげで生きていられるのかもしれませんが・・・

「おい!部長・・・やっぱお前大丈夫か?」 佐々木くんが心配そうに覗き込みます。
「ああ・・・大丈夫だ!俺って最強かな・・・・」
「なあ・・・やっぱこいつ一回締めておく必要ありそうだな・・・・」
「ちょっと待ったぁ~」

ゆ・・優子です。いつのまに帰ってきていたのか・・・居間で・・・今にも襲われ締められそうなところを救出される僕。

「佐々木くん。うちの人が弱っているところを手出しする気なら・・・あたしが黙っちゃいないわ・・・・」
「あたしも・・・・」
「そうねえ・・後輩が戦うんだから・・あたしも・・・・まあ・・・ミミは傍観者にしときなさい・・・・」
「い・・いえ・・・あ・・あたし・・・・もT女ですから・・・」

盛んに首を横に振り続けるY・S・白〇・・・・

「佐々木ぃ~勝ち目ないって・・・俺等・・女に手は出さない!掟があるし・・・・部長だって・・・・化け物と戦ってきたあとだぜ・・・・そんな弱ってるとこ締めたって・・・・意味ねえどころか・・・男下げるだけ・・・・」
「冗談だよ・・・まったく・・・俺だって本気でやるわけねえだろ・・・・こいつは大事な仲間で・・・一応・・俺達のリーダーだしな・・・それよか・・・宝くじどうなったんだっけ・・・・」
「佐々木ぃ~遠征から帰ってきてからにしようぜ・・・宝くじ売り場に持ち込めばわかるじゃん・・・」
「やっぱ・・部長・・正気だわ・・・」
「当たり前だろ・・・佐々木・・・俺は日本オオカミなんだからな・・狐に負けるわけねえだろ・・・お前らだって・・・日本オオカミだし・・・ここにいるみんな仲間だしな・・・」
「それに・・・信州遠征チームもいるしな。俺等・・なんでもやれそうだな・・・」
「そうだな・・・佐々木にも彼女出来たし・・・・」
「そ・・それより・・・青だろ・・・青〇」
「まあな・・・・青〇のお祝い・・・盛大にやらねえとな・・・」

そこへ優子が割り込んできまして・・・

「あなた・・・・村の皆さんにもご挨拶廻りがあるんですけど・・・」
「うん・・・・そうだった。楊ママが用意してくれているやつ・・・配ってご挨拶しないと・・・それよりさ・・・今度全員で・・・楊ママのところへ行って・・・女性陣と俺は高級中華・・・こいつらは・・・チャーハンとラーメンでも・・・・」
「おいおい・・・ちょっと差ありすぎねえか?」
「冗談だよ・・・・みんなでたらふく喰うか・・・・」
「ご・・ご迷惑よ・・あなた・・・・」
「いいんだよ・・・・出世払いでツケておくからさ・・まあ・・・一生払うこともない・・いや払えないだろうな・・・あのママのことだもん。」
「さてと・・・じゃあ・・・諸君。練習始めるわよ・・・・」
「センセー・・・・タイトルは?」
「オオカミなんて怖くない・・・病気なんかやっつけろ!」
「まあ・・・そんなもんだな・・・・じゃあ・・・やるか・・部長。」
「そうだなぁ~今回はミミに赤頭巾ちゃん役やってもらって・・・そこを襲う・・・オオカミは・・・佐々木で・・・」
「えっ・・・俺等はどいうなるわけ・・・・・おいしいとこないの?」
「じゃあ・・・考えておくけど・・・まあ・・・これからもあるんだし・・・・いいじゃん・・・保育園とかさ・・・」
「うん・・・そうしておくわ・・・・霊安室行きだけは・・ごめんだからな・・・・」
「違いない・・・・」

いつもは・・・静まり返った・・・昔はです・・・今はとっても賑やかな森がより一層・・・賑やかになり・・・・

「じゃあ・・・明日な・・・・8時集合・・・」
「おう!」

すっかり寝てしまった由香ちゃん2号を背中にオンブした白〇くんを取り囲む。まるでナイト役を演じているかのように・・・
切り込み隊長の佐々木くんを先頭にYとSがそれぞれ・・・左右に付き・・・・地区長の家に帰って行きました。
明日は九尾の狐と約束した祠の移転が待っています。もちろん・・・慰問もあるし・・・・結構ハードなスケジュールです。

「僕たちの・・・正義の戦い」 第49話へ・・・続く・・・・



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