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「僕たちの・・・正義の戦い」 第74話    [高1の秋・・・・ちょっとエッチな話]

はじめての・・・お越しのかたは・・・こちらからお入りください。
途中から・・・読まれても・・・話がご理解できないと思いますので・・・・

当たるも八卦当たらぬも八卦・・でも当たっちゃったぁ~ 5

優雅なように見える白鳥のごとく。まあ・・・僕の場合はみにくいアヒルの子だけど・・・静かにそして・・優雅に見える
水面上の姿。しかし・・その実態は・・・一生懸命水の中で・・もがき苦しむように・・足を動かす。
エレクトーンも同じだ。譜面でさえ3段に分かれている。右手・左手・左足・・・そして唯一残っている右足でリズムのオン・オフ・・・音の強弱をつけるわけだ。精神分裂症にもなりかねない・・・まあ・・・ドラムもそうかもしれない。
そこに・・・歌を入れるのは至難の業。
それを・・・2ステージもやらされて・・クタクタに疲れている・・・でも・・・こんな高価なもの買ってもらったわけだし・・・
頑張らないと・・・いけない。
店の営業時間が終わり・・・一生懸命・・売り上げを計算する紗江子とそれを少しは手伝いながら・・僕の貰ったチップを計算する美希。
僕は?と言うと・・・食べかけのカツサンドを握り締めながら・・・・ソファーに横たわり眠っている・・・
そこに優しく毛布をかけてくれる紗江子と美希。

「ねえ・・・美希・・・私今日は行くの止めとくわ・・・」
「えっ!」
「だって・・・レン・・疲れて寝ているわけだし・・・」
「いいじゃない・・・一緒に寝れば・・・」
「いいの?」
「いいよ!紗江子・・・」 美希の代わりに僕が答えた。
「えっ!レン寝てたんじゃ・・・」
「あのね・・・お二人の身体から漂ってくる甘いカオリを嗅がされて起きないわけいかないよな・・・やっぱり・・・」

美希が付けているのはレリュード・タ-ン・・・時の流れ・・・僕の好きな甘い香り。紗江子のはちょっと解らないけど・・
やっぱり僕の好きな甘い香り。まるで・・・極楽の花畑にでもいる錯覚を覚える。

「大丈夫なの?レン・・・」
「大丈夫?・・あなた・・・」
「若いからね・・・体力の回復は早いの!・ただ・・・」
「ただ?」 美希と紗江子の二人が同時に聴く・・・
「うん・・・二人共覚悟しておいてね・・・さっきタ~ップリ栄養点けさせてもらったし・・・ほら・・・コレ見て!」

僕はすっかりやる気満々を訴えて隆起し始めている・・・僕の僕自身を指差した。

「まあ!」 また・・美希と紗江子の声が揃う。
「ねえ・・集計まだ終わってないの?」
「お・・終わったけど・・・・美希のほうは?」
「う・・うん終わった!」

二人の視線は僕の食べかけのカツサンドを持った手の一本の指が指差した・・・僕の僕自身のふくらみから目が離せないみたいだ。

「それで・・・どうだったの?」
「うん!毎晩レン’sナイトをやってくれれば・・・1週間でエレクトーン代出ちゃうくらい・・・」
「へえ・・そいつは良かった。で・・・美希・・・チップどうだった?」
「今日は・・・3万円とちょっと・・・・それと・・・プレゼント!」
「プレゼント?」
「そう・・・常連の恵美さんから・・・レミー1本差し入れ・・・」
「やったぁ~じゃあ・・・早速・・・頂く・・・そうだ・・・恵美さんにお礼しなきゃ・・・でも・・いつ来るかな?」
「明日も来るわよ・・レン!明後日もね・・・」 紗江子が微笑みながら言う。
「じゃあ・・・明日、何か買って来よう!」
「そうね・・・じゃあ・・紗江子・・・そろそろ行きましょう」
「私・・着替えないと・・・」
「俺も・・・・あっ!着替え・・・紗江子・・洗っちゃったでしょ・・・」
「大丈夫!ちゃんと・・私持ってきたから・・・」

二人の女性をエスコートしてマンションに戻ると言えば・・格好がいいんだろうけど・・・その実は二人の引き連れられ帰ってゆく僕。

「おい!相棒起きているよな?」 理性の僕が本能の僕に話しかけます。
「もちろん!」 本能の僕はすぐ返事をする。
「と・・言うわけだからさ・・・後任せていいかな?」
「いや・・お前も協力しろよ・・・あっちの神様と一体にならねえと・・・勝てないかも知れないぜ・・」
「解った!」 理性の僕もまた・・・全面協力です。

お夜食はカキ鍋。さっき・・のカツサンドはおやつ。だって・・・マックが朝ごはん・洋食屋さんがお昼ごはんなら・・・
カツサンドはおやつです。
どこかで見ていたのでしょうか?いや・・・見られいているとしか思えないタイミングで僕の電話が鳴り響きました。
僕は慌てて・・・寝室にある電話に飛びつき・・・勿論ドアは閉めています。

「もしもし・・・フーズコーリン?」
「何気取ってんだ・・バカ!部長・・俺・・・青〇」
「何だ・・お前かよ・・・どうした?」
「さっきから・・・何回も掛けたんだからな・・・」
「それで?」
「ああ・・・その・・・お前にお礼言ってなかったから・・・」
「何の?」
「竜神祭・・・」
「ああ・・お前の尊い犠牲に成り立った・・・感動とお笑い・・・」
「茶化すな・・それでよ・・・」
「うん?」
「ありがとう・・じゃあ・・やりすぎに気をつけろよ!」
「ちょ・・ちょっと待て!お前ら・・また合宿中?」
「ああ・・・赤沼んち・・みんないる。」
「解った・・・掻きすぎるなよ・・・使い物にならなくなったら・・・由香ちゃん1号が悲しむぞ!」
「了解・・じゃあ・・・お休み!」
「ああ・・お休み!」

電話を切ってダイニングに戻る僕。ちょうど・・・鍋が煮えたところです。

「電話・・誰だったの?」 美希が聞いてきます・・
「青〇・・・今日も・・合宿らしい・・・」
「合宿?」  紗江子が首を傾げて聴いてきます・・
「そう・・ポルノ上映会らしいけど・・・俺は・・フレッシュなほうがいいけど・・・ね?」

つい・・うっかり口が滑ったようです・・・美希と紗江子の目つきが変わり」ました・・・まるで獲物を狙う雌豹のように・・・
妖しい空気が部屋中に立ち込めてきました。

鎮守の森はもう静寂な世界に包み込まれているはずです。でも・・・ここはまだまだ・・・眠ることを忘れたようです。


「僕たちの・・・正義の戦い」 第75話へ・・・続く・・・
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