SSブログ

オストド&メストドのお騒がせ珍騒動の旅・・・ホアヒン編 ③ ロストバッゲージの危機!? 1 [タイ・ホアヒンの旅]

ロストバッゲージの危機!?

30,Dec,2008
AM5:45 目覚まし時計に叩き起こされるオストド&メストド1号。

2458805
(オストドたちが・・・泊まったヒルトンプラスのお部屋)

2458806
(窓から見えた・・朝焼けの中の新東京国際空港)

そそくさと身支度を終え、6時半の朝食開始にあわせて荷物を引きずって降りる。
別に・・・バッゲージダウンを頼んでも良かったのだけど、朝食も食べたいし(ホテルの好意だし・・・)7時発のバスにも乗りたい。
そうなれば・・・自分達で引きずって降りれば、時間短縮にもなる。
一階で女性コンシェルジュに荷物を託し、一目散にレストランへ行く。オストドたちがタダなのは、コンチネンタルビュッフェ。アメリカンビュッフェだと別になにがしかお金を払う必要がある。まあ・・・どうせラウンジにも行くわけだし、機内食もある。それにホットミールを味わっている時間も勿体無い。何せ・・・普通の行程ではない旅。カウンターでも、相当時間を要することだろう。
オストドはサラダ・クロワッサン・スモークサーモンに紅茶。多分・・・本日1回目の食事としては・・・メストド1号に完敗の量にとどめておく。
さっさと食事を済ませ、チェックアウトを先にしておく。チェックアウトを終え、レストランにメストド1号を迎えに行くと、丁度食べ終わった頃だった。
予定通り・・7時のバスに乗り込む。久しぶりの2タミからの出発。キャセイパシフィックのビジネスクラスのカウンターへ行く。多分・・日本発券だったら・・エコに乗れるか乗れないかの金額で、ビジネスクラス。これだから・・・コロンボ発券は止められそうにない。
今回は夏休みのコロンボ/バンコク/香港/成田の航空券の復路と新たに購入した全く同一行程のチケット。
CX509からCX703、そしてCX700。所要時間約24時間の旅になるのだ。
オストドの差し出す・・・2枚のE-チケット。カウンターのベテランの女性係員は、しばらく・・・驚きを隠せないでいる。
「あのぉ~これって・・・・」
「ああ・・・いいんです。その予約で・・・」
そりゃ驚くはずだ。オストドの差し出した予約は、成田・香港・バンコク・コロンボ・バンコク行き。
つまり・・・バンコク/コロンボ間を乗っていった飛行機でそのまま折り返ししてしまうという旅。
片道1484マイル。往復2968マイル(積算3710マイル)時間で言えば・・・10時間近くムダにしようとしている
馬鹿カップルが目の前にいるのだ。
「どうして・・・」
「コロンボ発券だから・・・仕方ないんですよ!」
「あっ!本当・・・・」
今回の旅・・・ちょっと嫌な胸騒ぎがする。荷物は1個機内に預けるのだ。
「ちょっとお待ちくださいね。予約くっつけますから・・・」
多分・・・「飛行機オタク」と目に映ったのだろう。そう思われても仕方ないし、実際「飛行機大好き」夫婦なのだから仕方ない。
「まあ・・・地球環境には悪いよな!」
「でも・・・うちらが乗っても乗らなくても・・・飛ぶんだし!」
「そりゃそうだ・・・」
1台のPCでは足りなくなったのか、2台のPCを巧みに操り・・・6枚のボーディングパスと6枚のラウンジインビをコトコトと打ち出す。
「お荷物は1個でよろしいんですよね?ご一緒に確認いただけますか?」
クレームタッグにはちゃんと・・・CX509で香港。CX703でコロンボ。CX700でバンコクとなっている。
「大丈夫です。ありがとう・・・・」
「お気をつけて!行ってらっしゃいませ!」
気をつけるもなにも・・・乗り遅れなければいいわけだし、気をつけて操縦するのはパイロットの役目。
オストドはビジネスクラスのシートでふんぞり返っていればいいわけで・・・
まあ・・・「厄介払いが出来た」と心の中では思っているに違いない。
「そんじゃあ。さっさと・・・出て行きますか?」と手荷物検査を受け、出国審査へ向かう。
出国審査を抜けたら・・・キャセイパシフイック航空のラウンジ客のためだけにあるエレベーターへ乗り込む。
「なかなか・・・いいところに専用ラウンジがあるよね・・・・」それが第一印象。

2458807
(キャセイパシフィックのラウンジ)

ラウンジへ闖入を果たすと早速、オストドはラウンジの軽食コーナーを漁りだす。
本日・・・「2度目の朝食」として・・・サッポロ一番のカップ塩ラーメン(ミニ)とサンドイッチ(記憶にあるのは・・・3個なんだけど・・・・何個食べたかは神のみぞ知る。)それと・・・定番のコーラ&トマトジュース。
メストド1号の視線が痛い。ほんの1時間ほど前に朝食を摂ったばかりだからだ。本当は・・・「お代わりしようかな?」と
思ったけど・・・またもや・・・「無言の圧力」に屈するオストド。
ラウンジを出たら・・まっすぐスモーキングルームへ。
「貴方・・確か禁煙してたのよね?」仰るとおりでございます。ただ・・・禁煙も一度にしたら・・・イライラが募るばかり。
1日60本ほど吸っていた「ヘビースモーカー」だったオストド。節煙から禁煙に持っていくよう方針を改めた。
「トウフのような奴!」と罵られ様が・・・末期の一本にもしかしたらなるかもしれない(キャセイさんのパイロットの腕が悪いとは言ってません。あくまでも「確率の問題」・・・)ので、隠し持ってきていたタバコを取り出す。
「ふう・・・うまっ!」
「確か・・この間は不味いと・・・言ってたわよね?」
スポーツドリンクのせいか?タバコが不味かったので、「禁煙宣言」を高らかにしてしまったのだ。
「と・・・とりあえず・・・節煙と言うことで・・・・」
どう・・・転んでも、「オストドが不利!」な状況。必死に話題を変える。
「あ・・あのさ・・・ロイズ売っていると思うからさ・・・チョコレートをかけたポテトチップ買わない?」
「あるの?」
「この間は・・・1タミだったけど売っていたからさ・・・売っているんじゃない」
オストドは売店で買うものがある。なるべく・・・タバコに火をつけないためには、「大人のおしゃぶり」であるパイ〇を買わねばならない。
幸い搭乗ゲート73番そばの売店で「リラックスパイ〇」と「お口すっきりパイ〇」、それにロイズの逸品を購入。
「ふう~ん!そんなもの禁煙には役立たないって・・・娘が言ってたけど」
「あのね・・・節煙のため・・・節煙・・・・」

30,Dec,2008 AM8:40
CX509便ボーディング開始。勿論ビジネスクラスだから、優先搭乗。20のH・K席に収まる。
ウエルカムドリンクを飲み、朝刊を読む。Aコンなら・・・横をエコノミ-クラスのお客は通らないけど・・
ここはBコンのお席。つまり・・・横をエコノミ-クラスのお客が通る席。
はっきり言って・・・格安ビジネスだから仕方ないけど。あんまり気持ちのいい席ではない。
気の弱い人なら・・・絶対に座るべき席ではないけど・・・オストド&メストド1号は後ろが壁だから気兼ねなく過ごせる場所でもある。
ドアクローズは、AM9:10。プッシュバックは、AM9:15。よたよたと15分もかけて・・・ランウェイ34Lまで移動。
確かに・・・2頭のトドが乗った飛行機は相当重たいのだろう。
AM9:30 オストド&メストド1号が乗ったCX509便香港行きB777-300型機は、ローリングテイクオフ方式により、ランウェイ34Lから軽やかに飛び上がってゆく。まるで・・赤ん坊が這っているようなタキシングに比べ、駿馬のごとく。
「ねえ。荷物大丈夫よね?」
「多分ね。他のエアーライン乗り換えじゃあるまいし・・・大丈夫でしょ・・・」
しかし・・・その23時間あまり後にとんでもない・・・お迎え職員が待っていようとは夢にも思わなかったし、チェックインカウンターの「ベテランスタッフ」も思わなかっただろう。
全ては・・・「旅の神様」のちょっとした悪戯か、香港のカーゴ担当職員の「うっかりミス」のどちらかだろう。
それとも・・・オストド&メストド1号の旅程が、「マニアック」過ぎたのかもしれないけど・・・
その時点では、考えもしなかったことが、起こるのが「旅」というものだろう。

2458808
(ドリンクサービス・・・もちろんCAに嫌がられるのを承知で「キャセイドリーム」。おつまみだけ・・・お先に・・・)

「ねえ・・・まさか!アレ飲むの?」
「うん!お仕事してもらわなきゃね」
通常、カートには積んでいない。キャセイドリーム。某元CAのブログにもあるけど・・・「コノヤロー」と思われるのを承知でリクエスト。だって・・・ドリンクメニューには載っているもの・・・・
この・・・機体はまあまあ・・当たりの機体。電動で背もたれやフットレストが調整できる。勿論・・・一発でZZZモードや離着陸モードもある。
「そろそろ・・富士山が見えるはずなんだけどな・・・」
本来・・窓側の席はオストドにアサインされているのだけど、当然のごとくメストド1号が座っている。
「見えないよ・・・」
「そんな馬鹿な!」
オストドがひっぱりだしたパーソナルディスプレーには、現在の飛行経路によれば・・・見えるはず。
「ねえ・・・下のほう見て!」
「あっ!あった・・・キレイ・・・・」
「じゃあ・・・写真とってよ!」
キャノンEOS40Dに17-55mmのレンズを装着して渡す。
それが・・・この写真。

2458809

「もっと近づいてくれたらいいのにね」
「あのさ・・・昔〇〇航空のパイロットが、サービスで近寄りすぎて落ちたことあるの知らない?」
「ああ・・そういえば・・・」
そういえば・・ここ数年。メストド1号は飛行機に乗る際、ハイヒールを履かない。これも・・・サバイバル術のひとつ。
仮に「飛行機が不時着」をした場合、ハイヒールは脱がなければ脱出シュートは降りられない。
それに、降りたはいいけど・・・飛行機から退避する際にも素足では、危険を伴う恐れがあるのだ。
高度46000ftに達し、待ちに待った・・・本日3回目のごはん。一体・・・何回食べれば気が済むのか、我ながら解らない。この先、「喰えるモノ」がないと飢え死にしかねないので、詰め込めるときに詰め込むのがオストド流。
何せ・・・香港まで5時間もかかると言う。相当、向かい風の速度が速いようだ。

2458810
(メインは・・・まだ。カートで運ばれてくるので、実物を見ながらチョイスできる。)

2458815
(お食事のメニューとお飲み物のメニュー。)

因みに・・・メインは「鯛の西京焼」だったはずだけど・・・完全に煮魚状態だった・・・・まあ・・・喰えればそれでよい。
デザートはチーズにフルーツ。それにアイスクリームにチョコレート。

「あんた!完全に喰いすぎ!」とまたもや・・・メストド1号の無言の圧力と横目で睨まれるけど・・・お構いなし。
だって・・・チョコレートはメストド1号のために貰ったのだから・・・

PM13:45(JPTPM14:45) 香港国際空港着。到着は22番ゲート。この機体は折り返し成田へまた飛んでゆく。
一体・・どっちがベースなんだか解らない運用の仕方。
到着後・・・またもや・・・メストド1号を誘導してスモーキングルームへ行く。
「ぷはぁ~美味い!」
「だ・か・ら・・・貴方禁煙したんでしょ?まったく・・・豆腐なんだから・・・」
ココで言う豆腐とは・・・豆腐のように柔らかい意志の持ち主と言う意味らしい。
「まあ・・・節煙から禁煙に出来ればしたいなぁ~と言うことでいいでしょ?」
「まあ・・・吸いすぎよりは・・・」
その後、トランスファーセキュリティーを通って出発階へ上がる。夏のときに比べたらその混み具合は雲泥の差。
「しかし・・・今回空いているよね?やっぱ・・世界的に不況なんだな・・きっと・・・」
「そうね・・子の間なんか乗り遅れるかと思ったけど・・・」
「うん。あれ・・・最終便だったものね。日本行きの・・・まあ・・・乗り遅れてもそれはそれで面白かったけど・・・」
「そうしたら・・どうした?」
「そうねえ~航空会社にねじ込んで・・・会社に帰れないって国際電話かけてた・・・あはは・・・」
「この後・・・何時だっけ・・乗り継ぎ?」
「確か・・・17時55分にボーディング開始だったかな・・・」
「じゃあ・・・その間散歩でもしましょうか?」
「はい?ラウンジで・・・メシ食わないと・・・」
「今は駄目!一体何食食べる気?」
「そうねえ~ココでも食べるでしょ・・・そうだ飲茶レストランもあるし・・・そこも行く?」
「行く?って香港ドル・・・・」
「持ってきた!この間の余り・・・贅沢は無理だけど・・・そうだな・・・1万円分くらいならある」
「他には?」
「USドルでしょ・・・スリランカルピー。日本円。勿論・・・バーツもあるよ。しかし・・・バーツは足りないから両替しなくちゃ」
「幾らする?」
「4万もあればいいんじゃない。リムジン代が往復で2万円くらいだから・・・・あとは・・・カード決済・・・」
「決めた!香港ではお金使わない!」
「えっ?折角持ってきたのに・・・・」
「じゃあ・・・飲み物だけ・・・食事はなし!どうせラウンジで食べるんでしょ?」
「そうだけど・・・・」
その後・・・延々と空港内を「強制散歩」させられるオストド。何の因果か知らないけど・・・・隅々まで散歩させられた。

ここからメストド記

30,Dec,2008
昨夜は早寝のはずだったのに・・・・
いつもはサッサとお休みになるオストドが珍しく・・・眠くないらしい。
いつまでもTVを付けている。
薬を思い出し・・その薬を飲んでやっと・・・ご就寝!
携帯の目覚ましで叩き起こされるも、お外はまだ真っ暗!
でも・・・折角ホテルのサービスで頂いた(一応・・・ヒルトンのなんちゃってゴールドなので)朝食券を使わないと・・・もったいない。
支度を手早く済ませてお食事に・・・
グレープフルーツジュース・クロワッサン・ペストリー・マフィン・カステラ・バナナとコーヒー。朝から喰い過ぎだ~!
でも・・・これ!オストドではなく・・・私。メストド1号の食したもの。オストドの方が少食だったかも・・・何か魂胆があるのかな?
07:00発のシャトルバスで空港へ。そういえば・・・久々の第2ターミナルからの出発。
CXのチェックインカウンターで手続き開始。eチケットを見たベテラン係員も・・・「???」 当たり前ですよねえ~
NRT/HKG/BKK/CMB/BKKですからね。普段なら・・・コロンボで滞在するんですけど・・・バンコク(BKK)からわざわざコロンボ(CMB)まで行って・・・そのままとんぼ帰りですもの・・・つまり・・・Uタ-ン搭乗。それも・・・国際線。
まあ・・オストドが「コロンボ発券の説明」をして理解していただけましたけど・・・・その時は・・・!!
早速、CXのラウンジへ直行。私はコーヒーのみ。オストドは・・・サンドイッチ・ミニカップ麺その他・・・
まだ・・8:00すぎなのにもう2度目の朝食。一体・・今日はこれから何回食べるつもりなんでしょう?
CX509便は、B777-300。ビジネスクラスのシートは、2-3-2。右側の20HK席。香港まで約5時間の飛行予定です。
09:30 いつもよりちょっと重めの機体は、テイクオフ!
ゆっくりする間もなく、ドリンク&おつまみサービス。そして・・・10:30にはもう・・・ランチタイムの始まりです。
オストドも私もメインはお魚・・・和食をチョイス。鯛の西京焼。でも、付け合せの煮物の汁が染みて・・・煮魚になっておりましたけど・・・
食後の楽しみは何といっても・・・チョコレート。いっそ・・・機内食いらないから・・・チョコレート一箱くれないかしら?
フルーツもチーズも・・・ハー○ンダッツのアイスクリームも断り、プラリネを6個食しましたけど・・・・ね。
タップリ・・・12:05までかかって・・・ランチを堪能しました。
最近は着ないではVTRも見なければ音楽も聴かず・・・食べるか?寝るか?そして・・・時々読書。
今回は引越しのため・・・大量にある本は未だ・・・ダンボールの中。
でも、いつもなら出国前に必ず本屋へ寄るんだったのだけど・・・・

食後は退屈しのぎに機内誌の免税店案内を見るがほしいものはない。物欲は全く無くなった。
ある物は捨てられない私。今年の目標(いや・・・まだ年が明けていないので来年か・・・)は、物を買わないこと。
「物を増やさず、ある物で生活。更にそれらも減らす方向へ買うのも消耗品のみ・・・」 果たして出来るでしょうか?
そうでなくても・・・引越しに伴い大量にモノを購入済みです。
車、引越し費用等は・・・オストドが払って・・・・生活用品や家電等はメストド1号の負担。
1月か2月の請求書が恐ろしい気もあるけれど・・・

13:22(JPT14:22)香港国際空港に着陸。でも・・・飛行機って陸の上を走っているというか・・・這いずり回っているような速度。
夏に来たときはトランスファーのセキュリティーが混んでいたのに・・・今回はあっけない程スムーズ。
次に乗るCX703便は18:20(JPT19:20)香港発。た~っぷり5時間程時間がある。ゆっくりエアーポート内を散策するとしましょう。
あちらこちらの店を覗いて歩くも、今から荷物を増やす気もなく・・・「見てるだけ~」。でも・・・1時間も持たずにラウンジへ向かうことに・・・

オストド&メストドのお騒がせ珍騒動の旅・・・ホアヒン編 ④ ロストバッゲージの危機!? 2へ続く・・・







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0