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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第14話      [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

「作戦会議のための・・・合宿だよな!」 4

月明かりの中、鎮守の森にある社殿の後ろ・・・畑や鶏小屋の更に奥。優子の両親の眠るお墓がある。
僕たちの宿敵だった学年主任。優子のお兄さん。つまり、優子は僕の奥さんなんだから、そのお兄さんは、僕にとっても兄さんになった。そてからじは、僕たちを退学させよう(特に僕をだが・・)としていたはずだったんだけど、
僕たちの味方になった。ま義理でも弟が高校中退じゃ格好がつかないから、せめて高校くらいは卒業しろ!と僕に口酸っぱく言うのだ。この兄さんは優子とは異父兄妹になるらしい。なんでも、お腹に子供を宿していた優子のお母さんが、川へ飛び込もうとした時に助けたのが縁で、優子のお父さんは兄さんのお父さんになったらしい。
らしい・・と言うのは、あんまり詳しく聞いてはいけないような・・・雰囲気だったから聞かなかっただけだけど。
兄さんは大学で国文学を学び、それから神学部の専攻科に入り直したらしく、本来ならここの神主になれる資格は充分持っているんだけど、兄さんは“神社は優子”にと僕たちの学園。つまり・・チンピラ養成学校で教鞭を取っているのだ。
僕と優子が結ばれたのも、別に怒らなかった。逆に・・・「大変なのにとっ捕まちまったなぁ~」と同情されるけど、
僕の入水自殺未遂の話、優子のお父さんに助けられた話を聞いた兄さんは、これも「運命だな」と僕に言ったのだ。まあ・・・村の人たちも本来ならここを管轄している優子の叔父さんより、僕のほうがいいと言うことなので、
ここで僕は・・神主代行として・・・見習いをしている。いずれ、このままいけば・・僕は正式な職階をとり、正式な神主になることになるのだろう。

ちょっとばかり長く続いたキスの後、僕は優子を抱きしめながら母屋に戻る。途中で、優子に合宿の話をするのを忘れていたのを思い出した僕。

「あっ!忘れてたぁ~あのね優子!」
「なあに[揺れるハート]?」
「明日から合宿するからね。来週の水曜日まで・・・全員来るから・・本当は鶏小屋に泊めようかなと思ったんだけど・・・地区長の家に泊まることになっているから・・・やつらはね・・・」
「何の合宿なの[揺れるハート]?」
「期末試験に向けた合宿。それに・・・・」
「そう来ると思ったわ[揺れるハート]!あなたたちが試験勉強のために合宿するわけないもの[揺れるハート]
「そうなんだけどね・・・あのさぁ~体育科に嫌な野郎がいてね・・・」
「先生でしょ?」
「まあ・・ね。でもクマ公でいいんだ。あいつ。美希まで・・馬鹿にしたから・・・」
「えっ!美希先輩まで?」
「うん。今日2回も絡んできた。2回目は駅のホームで一緒のところを絡まれたから・・・階段落ちさせたけど・・・」
「何それ?階段落ちって・・・」
「言葉通りだけど・・酔っぱらって絡んできて、殴りかかってきたから・・よけて・・・ついでに、背中を押したら階段から落ちた。」
「で?どうなったの・・その・・クマ公!」
「ほら・・優子もクマ公って言った。まあ・・いいや。後は知らない。」
「その他にも理由はありそうね。」
「うん。ちょっとね。恨みは一杯募っているから、駆逐しないと気が済まない。ただ・・・」
「ただ?」
「うん。クマ公うちの学校の理事長の甥っこなんだよな・・・」
「そう!じゃあ・・前みたいに行かないわね。」
「うん。それと・・もうひとつ。こっちも重要なんだけど、もうすぐ・・・クリスマスじゃない?」
「まあね[揺れるハート]・・ちょっと気が早い気もするけど・・・」
「あいつら・・このままだとロンリーになっちまうからさ・・・この間手伝ってくれたT女のみなさんを呼んで、パーティーをしたいなあ~と思うんだよね。」
「要は・・・パートナー探しか・・・いいわ。お手伝いする。あなたのために[揺れるハート]・・・」
「ありがとう!じゃあ・・帰る前に・・・お礼をこめて・・・」
「あん[揺れるハート]

僕は優子を強く抱きしめ、最初は軽めに・・そしてハードなキスを交わしながら、優子のセーターの裾から手を入れ・・・優子のおっぱいを揉みだす僕の手には困ったものだけど・・・別人格なんだから仕方がない。

「あん[揺れるハート]ここじゃ駄ぁ~目。誰かが来ちゃうわ[揺れるハート]
「来るかな?」
「うん。ミサかミミが・・来そうな気がする。」
「本当に?」
「うん。」

やっぱり・・優子は巫女なのかもしれない。僕が優子の身体を放してすぐに・・・向こうから懐中電灯の灯りがチラチラ見え出しながら・・・・

「お二人さ~ん。ごはんですよぉ~無くなっちゃっても知りませんよぉ[揺れるハート]~」

ミサがミミと一緒にやって来たのだ。まあ・・この鎮守の森一体は結界が張ってあるから不届きな奴は入って来ない。いや・・これない。普段はこの森の木々たちが優子たち魔女を守っている。
それだけ・・・この森の結界は凄い。多分、優子のお父さんが天国からパワーを注いでいるに違いない。
だから、この森に棲めるのは、野性の生き物と魔女。そして僕。それに・・僕たちが飼っている魚や鶏くらいしかここへは立ち入ることすら許されない。聖域。そして・・この鎮守の森に沸く「神泉」は僕のエネルギーになっている。

「ね?現れたでしょう?」
「うん。賭けなくてよかった。」
「そういえば・・昨日、おばちゃんがいらっしゃって・・・」
「おばちゃん?ああ・・関戸のおば・・痛ぇ~」
「もう[揺れるハート]あいかわらずねえ~またお薬置いて行ったわ[揺れるハート]
「そうだ!優子何か欲しいものある?」
「うん。赤ちゃん・・・」
「優子もか・・・・」
「えっ?」
「いやぁ~・・俺もだけどさ・・・コウノトリいつ来るんだろう?」
「さあ~いつ来てくれるのかな?まあ・・頑張ってもらわないと・・ね[揺れるハート]
「う・・うん。が・・頑張らせていただきますけど・・・保証は出来ないからね・・・・」
「ばかぁ[揺れるハート]

僕と優子は手をつなぎ懐中電灯の灯りが待つところへ出来るだけ急いで・・でもゆっくり歩いて行く・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第15話へ・・・続く



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