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「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第21話    [高1の冬・・・ちょっとえっちな話。]

はじめてお越しの方は・・・コチラ・・・からお読みください。途中から読まれても・・・ご理解いただけないと思います。
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また・・・画面左側のカテゴリーからもお入りいただけます・・・・

高1の秋編は・・・コチラ・・・からお読みください。

高1の冬編は・・・コチラ・・・からお読みください。

こっほん!

ご来場の皆様!いつもお越しいただきありがとうございます。
そして・・・初めてお越しいただいた方は、初めまして・・・
僕です。鎮守の森の小さな神社の神主代行をしていますが、東京の下町にある某私立学園の高等部1年B組に在籍する。高校1年生。16歳です。運命のいたずらなんでしょうか?ここの神社の巫女だった優子と恋に落こっちゃいまして・・まあ・・元来“おっちょこちょいな性格”ですから、そのまま・・気がつけば3回も結婚式を色々な人々の好意により、しちゃいました。“法律なんぞ、クソ喰らえ!”の生き方をしてきましたから、法律がどうのは関係もなく、まあ・・この村の駐在さんだって「建前より本音だろうが・・」と・・・因みにこの駐在さんの奥さんもヤクザも避けて通る“T女”の卒業生を奥さんに貰い、そのせいなのか?本人に欲がないからなのか?それとも村が好きなのか?良く解りませんが(聞いても答えてくれません)この小さな村をグルグルと廻っています。
まあ・・・先日のヤクザ壊滅事件では散々後始末を、T県警の皆様にしていただき、(でも・・全員がT女出身と結婚しているとは・・・恐るべし!T女軍団)感謝・感激・雛あられです。
おかげで・・僕たちも何故か表彰状までいただき、“退学寸前の落ちこぼれ”が今ではすっかり“模範生徒”扱いです。
さて・・今日は・・仲間たちが楽しみにしていた・・「コンパ」の日です。場所は・・・地元のヤクザは勿論、酔っぱらいも避けて通るほどの・・・スナック楓・・・まさか・・・こんな展開になるとは知らなかったんですけど・・・
では・・いよいよ・・開演のお時間の様です。僕たちが最も自由で・・生き生きと輝いていた時代。昭和50年代へ時間を遡りましょう・・・それでは・・ご一緒に・・・タ~イム・・・スリップ~

「サ・サプライズなゲスト・・・・」 1

鎮守の森の小さな神社の集会場。ここは紗江子が贈ってくれたピアノがあるけど・・原則的には村の集会をしたりする場所。そこで僕たちはそれぞれ・・・早朝から各家々の手伝いをして集結した。
別に集結と言っても・・・悪さをするわけではなく、期末試験に向けたお勉強合宿と言う名目なわけで、各自問題集に向かっているけど、気はそぞろ・・・何たって・・・今日は“スナック楓”の開店時間を早めてもらい、T女のみなさんとコンパを開くことになっている。
まあ・・目の前に“にんじん”がぶら下がっているので、気はそっちの方へ行っているけど、僕以外の仲間たちは不平不満も言わず、例え昼食が、おにぎりだけだったけど・・・必死に今日のノルマを各自黙々ろやっているわけだ。僕以外と言うのは・・僕はそのあと・・会場使用料と飲み物や食べ物代を身体で払わなければならない。
“身体で払う”と言ってもアッチの方ではない。ママはアッチの方で返済してくれてもいいわよ!と言っていたけど・・・・僕の本能は危険信号を出していたので、4日間僕はアルバイト料も貰わず、ステージをこなすことになっている。まあ・・普段、学校へ担いでいってもらったりしている仲間へ対して、ほんの少し恩返しができるわけだ。
だが・・彼らがこの間のミサ救出作戦で殴り込みに行った際に仲良くなったT女のみなさんと”発展”出来るかは各自になんとかしてもらうしかないけど・・・
まあ・・・ぼくに出来るのは、会場を用意したのと、ムードを盛り上げるラブサウンズを演奏することぐらいだ。
でも・・こいつらダンスくらい出来るんだろうか?それが心配なんだけど・・・・みんなクリスマスの“メインディッシュ”獲得に向けて頑張れ!と心の中でエールを送る。僕の場合は・・・多分・・・僕が“メインディッシュ”にされるんだろうけど・・・・・

「なあ~まだかな・・時間。」
「大岩ぁ~静かにしてろ!誰のせいで・・・1時間も正座させられていると思っているんだぁ~ボケッ!」
「おい!Yに大岩・・いいかげんにしとけ!これ以上・・正座させられていると・・洒落にもなんねえ~」

何故、僕たちが正座をさせられているのか?それは・・今から1時間と1分。つまり61分ほど前に遡る。

「やったぁ~今日のノルマは終わり!そうですよね・・・美希センセー」
「あら?大岩クン・・・まだ1分あるけど・・・」
「1分くらいいいじゃないですか・・・ケチなんだから・・・・」
「そうね[揺れるハート]ケチは良くないわよね・・・うふふ[揺れるハート]

僕はいやな予感が走った。その嫌な予感が現実になりそうだったので・・・

「馬鹿!大岩~座ってろ!」 

そう・・・言ったんだけど、もう・・・すでに手遅れだった。あと1分我慢すれば、解放されるところだったのだけど・・

「はい。みんなぁ~腕時計外して持っていらっしゃい[揺れるハート] 僕たちは全員腕時計を没収され・・・・更に・・・
「はい。では連帯責任で・・全員1時間追加!更に正座してやること!」
「げっ!」 
「何か言ったかしら?佐々木クン・・・」
「い・・いえ・・・おい!部長!」
「う・・うん・・・あ・・あのぉ~美希・・・センセーちょっとお話が・・・」
「駄目!全員今日の予定パーにしてあげていいのよ[揺れるハート]・・あらぁ?お返事がないわね?」
「はいっ!」

まあ・・・美希の言うことも一理はある。僕以外の連中はどうやって口説けばいいのか?そればかり考えていたので、時間の掛った割りには、ノルマをこなしていなかったのだ。
ウンウン考え込む振りをして・・・“別のこと”を考えていたのだから・・・

「はい!じゃあ・・・課題を提出して頂戴!」

僕らはノートを美希に手渡した。今まで見た事もない早さで採点してゆく美希。
きっと美希は”僕との時間”を作るために、採点の技術を磨いたにちがいない早さでどんどん採点してゆく。

「まあまあ・・・かな。全体的に言えばね。部長はおっちょこちょいのスペルミス。佐々木クンは公式の間違い・・・・その他のひとは・・・もうちょっと頑張ってもらわないと・・・」 「はぁ~」

僕たちは全員・落胆の色を隠せなかった。多分・・これじゃあ~再延長は疑うべくもないと諦めかけたその時。

「まあ・・努力は認めてあげる!いいわ。全員本日の分は終わり!」「やったぁ~ご指導ありがとうございましたぁ~」

僕たちは立とうとした。立とうとしたんだけど・・・足が痺れて動けない。唯一、立ち上がれたのは青○クンだけ・・

「ったく・・面倒かけやがって・・大体、お前ら・・たるんでいるんだよ・・・」
「なあ・・部長!こいつに呪いかけちまえ!」
「そうだな・・・“をうそのんなよじにくとせらたもをいわざわに○おあよねつぎめのびうゆきつもをおのつのここ”」
「げっ!う・・うそだよな・・・部長!」
「いや・・・お前に呪いをかけさせてもらった!」
「解け!いや・・解いてくれ!頼むから!」
「しょうがねえな・・・“ろえたあをいわざわけだとつよちよねつぎめのびうゆきつもをつのここ”」
「これで・・解けたから心配すんな!」
「本当だな?」
「どうだろ?俺・・・中途半端な技しか覚えてねえもん!」

みんなが大笑いしている中、僕は佐々木クンにウインクして見せた。
つまり・・・ちょっとだけ災い・・つまり女難に落ちてもらうことにしたのだ。だって・・・由香ちゃん1号と言う婚約者が居るんだけど、青○クンちょっと張り切り過ぎているから天罰を与えた方がいいんじゃないか?とみんなの意見が纏まっていたし、ただ・・そのタイミングを計っていただけなのだ。
僕は昨夜、ミミの身体を使い、九尾の女狐にコンタクトして・・・相談をしておいたからなのだが、九尾の女狐が任せろと言うので、任せたんだけど・・・大丈夫なんだろうか?
仲間たちは一旦地区長の家に戻り、着替えと入浴をしてくる事になっている。会場の設営は紗江子とミサそれに、非番の奈々子と洋子それにカオリがしてくれている。
まあ・・・オオカミクンたちのそれぞれも健闘を祈りつつも、僕の胸の中にくすぶる不安があった・・・・


「僕たちの・・・鬼クマ退治」 第22話へ・・・続く・・・








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