オストドのひとりごと。「京都を語る」 [旅行記・旅関係]
古都・・・京都
時代の変貌にも、時の流れを忘れた様な空間に出会える街。
幾度となく通った街である。
そして僅か、半年ながら住むことになった街でもある。
私が初めて訪れたのは、中学の修学旅行であった。今でも思い出されるのは、西陣織のお財布。
その艶やかな色遣いに心を奪われ、購入したものだ。
不思議な事にそれ以来、京都とは縁が結ばれてしまったのだろうか?
添乗員時代もよく、修学旅行の生徒さんを連れて訪れた街。
彼等を見ていると、「自分もああだったな・・」とタイムスリップする自分がそこに居る様な錯覚を覚える。
転職した後もそうだった。転職後、1年ちょっとで“京都営業所長”を命じられ、赴任した。
仕事柄、色々な織物関係のお店に出入りさせていただいた。
そしてますます・・艶やかな西陣の織物に心を奪われた。
阪神大震災に被災し、神戸から京都へ居を移した時、ヨソ者であるはずの、私たち一家に
京都の人々は優しかったのを今でも覚えている。
よく聞かされていたのだが、京都はヨソ者に優しくない街。これはどうやら、嘘である。
京都の文化に自ら溶け込む努力をしない人々が口にする言葉である。
自ら溶け込もうとさえすれば、古き良き都・京都の人間として受け入れられるのである。
仕事に失敗したりした時等、よく“哲学の道”を歩いた。
頭をからっぽにしてひたすら歩く。不思議な事もあるものだが、道を歩き終える頃には、
新しい出会いがそこにはある。
今でも時折、大切な人への進物として、贔屓にさせてもらっている店がある。
昔ながらの製法にこだわり、愛情がたっぷりと込められた。金平糖。
工程を見学させていただき、手間暇がかけられた金平糖を口に含む。
そこには、確かな職人の技があるのだ。
観光で訪れたら是非、立ち寄っていただきたいお店。
緑寿庵 清水。日本でただ一軒の本物の金平糖を作る店。
きっと・・口に入れた瞬間に笑顔になるのは間違いがない。
勿論、京都には様々な美味いものがある。
この記事を書いていたら・・涎が止まらなくなった。
また・・京都へ行こう。そして、あの頃買ってやれなかった“西陣織”の小物を妻に贈るためにも・・・
タグ:京都
京都のことだけをリポートしてくれるブロ友さんがいます。
冬夏以外は京に住んでみたいですねぇ ♪
by 雨漏り書斎主人 (2010-02-09 12:02)
転勤で鈴鹿に来る前は、京都西陣に住んでいました。
最近、京都の観光地は汚くなったような気がします。
上京区以北が私的にはおすすめです。
by 多夢 (2010-02-09 18:32)
本物の金平糖、いいですねぇ。
今度行ったときに寄ってみます。
by nyankome (2010-02-09 19:47)