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オストド銀行へ行く。-まえがきに代えて- [ちょっとリアルすぎる話]

-まえがきに代えて-

みなさんは「銀行へ行く」と言えば、何を連想されるのか?

銀行とは不思議なところだ。とある行員の証言によれば、コイン(硬貨)はいちいち手作業で

数えない。昔、オストドが電気工事会社に勤めていた頃、現場から発注が上がってくる

ナットやワッシャーやビス類なんかをいちいち数えていれば、きりがないので、

計量はかりを持ち出し、10個何グラムと予め記憶している重さに対して、ちょっとした小学生の

算数計算で割り出した答えの重さで出荷していた様に、重さでいくら?と数えているらしい。

らしいと言うのは、その場をこの目で見たわけではない。ただ、聞いただけの話なのだ。

銀行員は、目の前にあるお金をお金とは思っていない。

それは単なるモノで自分が使えるモノではないからだろう。

だから、床に無造作に投げ出されている(であろう)硬貨の詰まった袋を跨いで歩いてゆく。

これは一度。いや・・・何回かこの目で見ているわけだから間違いはない。

でも、ご安心いただきたいのは、銀行という所は営業時間が終わると、「ゴメイ」をしなければ、

決して帰ることができない場所らしい。

らしいと言うのは、メストド1号が以前、とある都市銀行(メガバンクのひとつ)で働いていたので、

よーく知っているのだ。

ゴメイとは“ご名産”ではなく、ソロバンの世界で言う「御名算」だそうだ。

つまり、計算ででた数字と金庫に眠っている数字があっていますよ!ということだから、

その点だけは安心なのかもしれないが、安心できない点もいくつか存在する。

例えば、とある監督官庁に「恐れながら・・・某〇〇銀行の〇〇支店さんが・・・・」と

昔の言葉で言えば、“御上への訴え”ちょっと前に使っていた言葉で言えば、“チクリ”を

入れれば、“御用”となるのは明白な事実もある。

そうなるとどうなるのだろうか?

ヘタをすれば、銀行業務停止処分など喰らったモノなら、取り付け騒ぎのひとつやふたつ

いや、もっと最悪の事態を想定すれば、この国の金融システムは崩壊・・・なんてことも

起こりえないとは断言できないし、預金封鎖なんて物騒な言葉が出てくる可能性も

誰もできないほどの事を平気でやらかしている“銀行マン”はまだこの世に存在する。

まあ、それを逆手にとり、チクリチクリと銀行の担当者に、「借入金利の交渉」と言うベールで

蓋われた交渉と名を借りた・・・一種の脅迫めいたことをやっている御仁も存在する。

オストドの持論は、「自分が住むためのマイホームは持たない。何故なら、負債だから・・・・」

この言葉の意味を判る人は判るだろうし、判っていても耳を塞ぎ聞こえないフリをする

そんな人も居るし、「夢を壊すな!」とオストドに牙をむいてくる方々もいるのは、これまた

事実なのだから仕方がない。

オストドは、自分のためには、マイホームを持たない。所謂「賃貸派」ではあるが、所有する不動産

資産はそれなりになっている。驚くべきことは、オストドみたいに「どこの馬の骨だか分からない奴」に

不動産担保で、「本当に返しきれるのかな?」と考えるくらいの皆さんの大切なお金をポン!と貸す。

それだって、今所有している不動産を担保に差し出すわけではなく、これから購入しようとしている

不動産を担保にするわけだから、オストドの腹はあまり傷まない。

あまり・・・と言うのは、購入時費用のうち、一部のお金しかオストドの懐から出て行っているわけでは

ない。

オストドが買っている物件の多くは、「不動産収入で安泰な暮らしを夢に見て、挫折した」そんな人から、

ハゲタカのごとく買わせていただいている。

ハゲタカと言うのは、オストドも商売(別にこれでオストドの生活は成り立ってはいない・・が・・・)なので、

希望販売価格をよく吟味する。吟味と言うのは、現在のアパート・マンション経営に満室なんて言葉は

あくまでもその場限りであって、保障されたものではない。

従って、収益率だの空室率だの管理維持費だの固定資産税だのとか様々な観点から、計算し、

その物件が持つ可能性に点数を付ける。

銀行さんだって、バカの集まりではないので、積算価格を重視してくる傾向が強いし、事業計画書を

彼らが喜ぶ数字を叩きださねばならない。

そのためには、幾度も計算をやり直し、シュミレーションを重ねてゆく。

「あんたはオンとオフの区別がないいだから・・・」とメストド1号の口癖になっているくらい言われる。

「オフ?オフするときはしているじゃんか・・・」と言いかけるが、便利な世の中は時に不便になるくらい

地球の裏側に潜もうが、海の上を漂流していようが、リゾートのプールサイドでのんびりくつろぎ、

キンキンに冷えた飲み物を飲み、読書をしている風に見せかけてとか・・・

古代の地下神殿や、十字軍の兵士がンムる墓の上を歩いて教会の装飾を鑑賞していようが、

はたまた、神宮(伊勢神宮)で参拝するため、移動していようが関係なく、携帯は鳴り響き、

PCにはどんどんメールがやってくる。

一応、防波堤?として、「いつからいつまでオフ!」と宣言しようが、それを確認するために

わざわざ携帯に電話をかけてくる銀行マンすら存在する。

そうなれば・・・「オンとオフの使い分けしているよ!」とは、断言できない。

まあ、税理士先生に言わせれば、社長業は24時間365日オン状態!なんだそうだから、

それは仕方がないとして、オストドにはハゲタカのごとく価格交渉を行った物件の購入のために、

借り入れたお金の元金と金利という支払利息を払わねばならないことになる。

銀行さんに呼び出されるのは、平日だけではない。

今では、「住宅ローン相談会」なるものをやられているお蔭?で、休日であるはずの土曜日にさえ、

銀行担当者からお呼び出しの電話がくることもある。

そのお呼び出しこそ、こちらは「金利交渉」あちらは「モロモロのお願い」のバトルが繰り返される

話し合いと言う名の馬鹿仕合なのだ。

そんな、オストドが見てきたうちの・・・個人や団体・金融機関さんに迷惑?がかからない点を

これから書いていこうかと思う。

「ま・さ・か・・・うそでしょう?」と泣きを見るまえに、散々泣いている人を見てきたからこそ

書ける真実(ちょっとリアルすぎる)の数々なのだから・・・・・

第一話。住宅ローンの落とし穴に墜ちる人々に続く・・・・・


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