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オストドのひとりごと。「産まれたぁ~」 [臨時増刊号]

空飛ぶ食欲魔人ことオストドでございます。

♪パパは、もうすぐ出てくる我が子を夢見ているとき・・・

おじいちゃんは、ブログを書きぃ~ おばあちゃんは・・・♪

なんて歌を歌いたくなる気分でございますが、

本日。午前中。無事に男の子が産まれましたぁ~

産婦人科は本日より、ロックアウトなので、産まれたあかちゃんを

助産師さんが撮影してくれて、スカイプのメッセージで届きました。

予定日より、2週間ほど早いけど・・・プクプクの赤ちゃんです。

これで、今日から「ジイジとバアバ」です。

「ババァじゃないよ!バアバだよ」「ジジイじゃないよ・・ジイジだよ!」と

まあ、今は母子ともゆっくり休んでもらいたいものです。

もう少しで、我が家はもっと賑やかになるみたいですけど・・・

それでは、皆様!またのお越しお待ちしております。

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僕たちに明日はあるのか?VOL8 [ぼくたちのシリーズ完結編]

-遥かなる航路 2-

佐々木クンと別れ、僕は海の上。まあ、厳密に言えば「船上」から、陸を眺めていた。

途中、いくつか港によるらしいこの船を選んだのは、どこかの港に上陸するか?

それとも、深夜に深そうな所で飛び込むか?僕は迷っていた。

もう、僕には「帰る場所」はない。と一方的に決めていた。

大きく手を振る佐々木クンを眺めながら、僕は心の中で謝っていた。

「悪い!・・・」そう口に出しかけたとき、船は汽笛を残して、離岸していた。

「ん?」

小さくしか見えなかったけど、佐々木クンがビンタを喰らっている。

「あれ?」

僕が佐々木クンと「最後と決めていた夕食」を摂っていた頃、紗栄子の店では

ちょっとした騒ぎになっていたと後で聞いた。

僕の筆圧を鉛筆で塗りつぶして、ココを割り出したのだろう。

まあ、乗船名簿には、僕は偽名で住所も出鱈目に書いている。

僕が捕まって、護送された後聞いた話では、最後までしらばっくれて、

僕の肩を持ってくれたらしい。「仲間のためなら、大嘘を吐いて地獄へ行く」が、

悪たれ連の掟だったかららしい。

佐々木クンに渡した封筒には、やはり、「退学届」を入れておいて良かったそうだ。

ここからは、佐々木クンが話してくれた話をしよう。

「痛ぇ~な!暴力ババァ~」と佐々木クンは言ったらしい。

「あんた・・・誰に・・・」

「先公だよな・・・くそったれ!ホラ・・・これが欲しかったんだろ!」

佐々木クンに預けた。僕の「退学届」を、美希の鼻先に突き付けた。

「ついでに・・・俺も辞めるわ!後。宜しく!」

「ちょ・・・ちょっと・・待って!受け取れない」

「受け取れ!くそババア!コレが欲しかったんだろ・・・」

「そうじゃなくて・・・どこに行ったか知らない?」

「さあな・・・」

「船会社に聞いても、そんな人乗ってないって・・・」

「だろうねえ~」

「知らない?本当に・・・」

「ウチの荷物を運んでいる船に手を振っていただけだぞ・・・・」

「どこに行ったか知らない?委員長・・じゃなかった部長」

「どうでもいいじゃん!あんな奴。どこかで好き勝手にやっているか・・・」

「好き勝手?」

「そうじゃなきゃ・・・身元不明の死体でも探せばいいじゃん!」

「ば・・馬鹿!あんた・・仲間でしょ!」

「仲間ねえ~そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。」

「えっ!」

「教える訳ないでしょ!仲間なら・・・」

「そう・・・そうよね。でも、あの子勘違いしているみたいで・・・」

「勘違い?」

「まあね。完全に勘違い。いや、勘違いさせる様に言ったのが悪いんだけどね。」

「ふ~ん。あいつ・・・」

「何か知ってる?早とちりする前に止めなきゃ・・・」

「今の船の行先当たるしかないんじゃない!・・かな・・・」

「何で?」

「そこまでは言えないけどね。じゃあ!」

美希が手を離した瞬間に佐々木クンは、逃げ出したらしい。

まあ、逃げ足だけは僕らは早い。何故なら、大人が考えにくい所へ

逃げ込むことも偶にある。

悪たれ連の面々は、ジャイアンツファン。つまり、ジャイアンツが負けると

機嫌が悪い。機嫌が悪いと、八つ当たりもしたくなるので、野球観戦に行けば、

負けた時もそうだけど、勝った時も、場外延長戦をする場合がある。

まあ、10人くらいなら、佐々木クン一人で潰しているので、僕らは体力温存して

いるけど、まあ、お決まりで警察に追いかけられることもあるけど、

球場から、数百メートル走って横丁に逃げ込み、とあるビルに消える。

このとあるビルは面白い造りになっているし、ここのオーナーは、佐々木クンの家

だから、ビルの隙間へ出る「僕ら専用の非常口」から、数件並んでいる佐々木クンの

家のビルを抜けると、地下鉄へ逃げ込める。

まあ、僕らは佐々木クン以外逃げる必要はないけど、つい警察官を見ると、

逃げる癖がいつの間にか身についている。まあ、叩けばホコリは出なくても、

塵くらいは出るのが、僕らの日常なのだ。

そんな事になっているとは知らない。早とちりの僕は、数日に渡る船の中だった。

「そろそろ・・かな。」

僕は深夜のデッキに出た。

「ちっ・・これで吸い納めか・・・」

ぽつんと呟くと、1本だけになったタバコに火を点けた。

この一服を終えれば、今は真っ黒にしか見えないけど、夜が明ければ綺麗な海底に

僕は横たわっているか?魚のえさにでもなっているだろう。

そんな僕を物陰から見ていたのは、コールサインは、グレイのジュニアだった。

今、最後の一服を投げ捨てると僕は手すりによじ登ろうとした瞬間だった。

「ヘイ!ユー火を貸してくれ・・・」

「はあ?ライターも持ってないのかよ!くそったれ!外人」

「ソリー」

「ほらよ!」ポケットからライターを取り出して渡した瞬間。僕の身体は宙に浮き

そして、甲板に叩きつけられた。

「てめえ~」言い終わるかどうかの瞬間に、僕の繰り出したパンチは、ジュニアのジュニア

目掛けて飛んでいた。

まあ、そうなると、殴り合いになるのは、当たり前。

お互い相当なパンチの応酬線だった。

「これで終わりだ!」「フィニッシュね!」僕とジュニアのパンチは、クロスして

互いに甲板に伸びたのだった。

「ジャップのくせにやるな!」

「うるせーアメ公」

「ドローだ。」

「ドローか・・・まあいいや!タバコくれ!」

「ああ・・・」

僕はタバコを受け取り、ノックダウンするべくパンチを繰り出したけど、

簡単に受け止められてしまっていた。

「ドローだけどな・・俺は空を飛べる。お前はムリだろうけど・・・」

「ざけんな!」

この時、僕は不思議な感覚だった。もう海底に眠るのは先延ばしでも、

いい気がしていた。

「何と呼べばいいんだ。」とジニアが聞いてきたので、「ブチョー」と答えた。

「お前は?」

「グレイと呼んでくれ」

「外人のくせに日本語上手いな。」

「ああ・・マミー。いや、かあさんと言うのか、ジャパニーズだからな」

「なるほどね・・・」

「ブチョー何処へ行くんだ?マイハウスに来ないか?」

「ユーのハウスか・・・」

「パパのだけどな・・・軍のパイロットだし。エアープレーンの・・・」

「飛行機」

「ヒコウキのティチャー・・・」

「教官・・だろ?」

「それ・・やっているから・・・お前も飛べるかもしれない。」

「グレイの操縦じゃなかった・・・フライトは、ソーリーだけどな」

僕の部屋は、2段ベッドで、他の乗客が居なかったので、ジュニアが引っ越してきた。

まあ、一緒にウイスキーを回し飲みしながら、時々、デッキに出てタバコを吸った。

僕はその時知らなかったけど、美希は学校をさぼり。僕の行方を捜していたらしい。

確かに、那覇港に着いた時、それらしい人影を見たけど、僕はジュニアを迎えに来た

車に押し込まれていたのだ。

- 空の向こうに 1 -へ続く。



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オストドのひとりごと。「エイプリルフールじゃないのか?」 [リアルな話]

空飛ぶ食欲魔人ことオストドでございます。

本日もポンポコ腹親父の拙いブログへようこそ!

ご訪問賜っている皆様の諸願成就をご祈願させていただき、

本日もスタートなのでございます。

さて、本日のお話は、「エイプリルフール大作戦?」と言いたくなる

出来事のお話でございます。

それは、昨夜から始まりました。

「もう!出てきていいぞぉ~」オストドは確かにメストド2号のお腹に

話しかけました。

昨日は検診日で、「予定日近くじゃないかな・・・」と言われていたそうで、

「今、脳みそ造っているんだから・・・」メストド2号は確かにそう言ったはず。

元来、お気楽者のオストドは、食後に「ゲーム」これは毎度の光景。

オストドは、オストド2号(娘婿)であり、「子トトロ」が、アメリカから

わざわざ、一回南半球に運び、そして、再び北半球まで運んできた

「グミ」(メラ〇ニン10mg配合)を1個。入浴前に食べ、いつものお薬を飲み

「寝るわ!」とベッドに行ったのが、午前0時過ぎ。

不思議な夢を見ました。

光輝き周りは全てが金色に輝く夢。ぐっすりと眠っていたのでございます。

朝、目覚ましが鳴り響き、起きていくと・・・「あれ?何か違う。」

ボォ~っとしている頭に、少しだけ糖分を当てると・・「やっぱり違う」

娘であるメストド2号の部屋を覗くと、「子トトロ」の幸せそうな寝顔。

気が付くまで何分要したのでしょう。

「あれ?こんな所に何で?」メストド2号のスリッパが玄関にありました。

「あれ?何でドアの鍵が・・・・」

新聞を取り、トイレに立てこもっても・・・・「何かおかしい。」

ベビー&チャイルドシートの箱をふと見ると。「あれぇ~?」

確か、昨日の検診では、「あと2週間くらい・・・」だったはず。

「こいつら!やりやがったな!」と思うのも当たり前でございまして・・・

メストド1号を叩き起こし・・・「娘は?」

「昨夜入院したけど?破水かも・・で、病院」

「はあ?だって・・・あと・・・」

そうなのでございます。

多分、娘であるメストド2号は、多分、「陣痛室」の中・・・

「いいんだ!多少、バカでも。五体満足だったら・・・もういいや!」

「産まれてくればいいけどねえ~」とメストド1号

「縁起でもない・・でも、ちょっと・・・待て!」

「へっ?」

「エイプリルフールじゃないよな?」

「違いますねえ~」

「大規模なエイプリルフール作戦?俺は今、夢の中か?」

「アホ!」

メストド2号の病院は、今日から「ロックアウト」。

ジイもバアもそして・・・もうすぐパパの子トトロも退院まで会えません。

「ところで・・アンタ!今日、アポイントが入っているんでしょ!」

「う・・ん。2件」

「さっさと・・織の中の熊やってないで、会社に行け!役立たず・・・」

「はあ?」

「起こしたからね。それでも、眠っていたんだから・・・」

「んぐっ!」

今日は、優秀な経営コンサルタントと打合せ。そして、金融機関からのご挨拶の日

「織の中の熊みたいにウロウロ」しているわけにも行かず・・・・

「んじゃあ!行ってくる!」

「パジャマで行くってか!」

慌てて着替えて飛び出した。そんなオストドの「長い一日の始まり」でございます。

運転しながら・・・「馬鹿でも腕白でもいいから・・・逞しく育て!」と

願う。もうじき「ジジ馬鹿になる」予定のオストドでございます。

それでは、またのお越しお待ちしております。
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